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自負と偏見 (新潮文庫)

5.0 5.0 (レビュー3件)
著者: ジェイン オースティン
定価: 961 円
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    「自負と偏見 (新潮文庫)」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 5.0

       モームが著作『世界の十代小説』の中で、優れた文学作品として評価していた一冊。『世界の十代小説』のうち、既に読んでいたのは意外にも少なくドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』のみだったので、これで2作目となった。
       内容自体は、多くの批評家が言及しているようによくある、恋愛小説に過ぎない。しかしながら、冒頭の一文”It is a truth universally acknowledged, that a single man in possession of a good fortune, must be in want of a wife.”(「独りもので、金があるといえば、あとはきっと細君をほしがっているにちがいない、というのが、世間一般のいわば公認真理といってもよい。」)のような、人類普遍の、それこそ真理ないし心理を描けている点については素晴らしいの一言に尽きる。タイトルの「Pride and Prejudice」もまた、現代の我々も感じるであろう心情であり、この心情に対する絶対の正解は未だ、誰もわかっていない。しかしながら、本作の中での、ラストに男女がお互いの気持ちを理解し受け入れるというのは、一つの正解の形と言えるだろう。この作品は原著でも読んだし、新潮文庫の最新の訳でも読んだが、どうも訳者によって様々な雰囲気の出方があるみたいなので、いづれまた別の訳者による『傲慢と偏見』を読んでみたいとも思った。 >> 続きを読む

      2018/01/22 by

      自負と偏見 (新潮文庫)」のレビュー

    • 評価: 5.0

      とても好きな作品です。
      ありきたりなシンデレラストーリーの中に細やかなエリザベスの心境がハラハラさせられながらもワクワクさせてくれ、次のページをめくるのがとても楽しかったです。

      ジェインオースティンの作品にはさまざまなタイプの女性が現れますが、随所に女性としての教養の重要さが際立ちます。さらにヒロインが登場人物の特徴を言い当てるところでは、平等な視点で見てはいるけれど、とても鋭く、人の弱点をとらえて離さないように感じます。
      他人と自分に厳しく、けれどその思いが外に漏れ出すことはあまりない。
      そんなヒロインの思いをみていると、ああこういう人いるな、とずっと昔のお話なのにとても親近感がわきます。 >> 続きを読む

      2017/04/17 by

      自負と偏見 (新潮文庫)」のレビュー

    • >ずっと昔のお話なのにとても親近感がわきます。

      本当にそうですよね!私は別バージョンで読みましたが全く同じ感想でした!ちょっと極端ですが、でもこういう人いるいる~となります♪

      しかしイラストが!私も想像上のダーシー氏と違うので変な感じです!

      月うさぎさん>
      けやきーさんもこのバージョンでレビュー書かれていますよ~♪
      >> 続きを読む

      2017/04/17 by chao

    • あ、ほんとだ。失礼しました。けやきーさん。
      この翻訳はかなりこなれていて面白そうなんですよね。
      でもセリフを言っている人の解釈に決定的な間違いがあるという指摘があって…。
      そうなのかなあ。
      >> 続きを読む

      2017/04/17 by 月うさぎ

    • 評価: 5.0

      僕がこの本を読んで最初に思ったのが、どことなく「花より男子」と似てるなぁということである。名家でお金持ち、さらに高い教養を備えた自尊心の強いダーシー。自分の家よりも身分も収入も資産もずっと上のダーシーに対して、傲慢さが気に入らないとつれない態度をとるエリザベスとそんなエリザベスにひかれてゆくダーシー。この二人からつくしと道明寺を連想したのだ。この二人の恋愛(結婚)の障害は身分や資産の差よりも、タイトルの通り「自負と偏見(高慢と偏見)」であり、エリザベスとダーシーがそれらを克服して結ばれるというストーリーだ。

      二人の恋愛模様も見どころではあるのだが、僕が感動したのはオースティンの人物描写の鋭さと精緻さである。大層立派な言葉遣いで中身のない事ばかり言うコリンズは今でいう「意識高い系」だ。自慢話が大好きで神経過敏、礼を失した言動で自らの品位を落としているのだが、それに気づかず下品な発言を続けるミス・ベネット。ミス・ベネットはダーシーに自分の住む田舎を馬鹿にされたと勘違いして、ダーシーに食ってかかり露骨な嫌味を浴びせるシーンには非常にリアリティがあり、こんなおばちゃんいるよなぁとしみじみと思った。エリザベスの妹メアリーは姉妹の中では不器量で、それを補うために教養を身につけ習い事にも励んだ。容姿にコンプレックスがある故に、自分の身につけた能力を所構わずひけらかさずにはいられない性質というのは、いやな生々しさがある。

      200年以上前のイギリス小説に「現代日本にもこんな人いるよなぁ」と思わされるのは、人間の本質を的確に描いているからだろう。エリザベスやミスター・ベネットのようにそんな俗物たちを観察する楽しみもあるが、読者も無傷ではいられない。彼らの虚栄心を見ることで、自分の中にある虚栄心も見えてしまうからだ。僕は「自負と偏見」を本棚に戻すと自分の恥ずかしい過去を思い出し、布団を被って足をバタバタさせ悶え続けたのであった。
      >> 続きを読む

      2016/05/08 by

      自負と偏見 (新潮文庫)」のレビュー

    • >僕がこの本を読んで最初に思ったのが、どことなく「花より男子」と似てるなぁということである。
      なんと。面白いご感想です。道明寺は財産家の男でプライドめちゃくちゃ高いですね。でもマゾだけど。

      私の「花男」の解釈はですね~、男子は恋をすると個性がめざめるけれど、女子は平凡な女になっていくって姿が描かれている気がします。

      〉俗物たちを観察する楽しみもあるが、読者も無傷ではいられない。
      ここがまさに読書の醍醐味なんですがね。私もマゾってこと?
      ( ̄w ̄)
      >> 続きを読む

      2017/04/17 by 月うさぎ

    • 月うさぎさん
      >道明寺は財産家の男でプライドめちゃくちゃ高いですね。でもマゾだけど
      しかも筋金入りのシスコンです。ドSな姉が大好きで、それが性癖になるって業が深い……。

      >男子は恋をすると個性がめざめるけれど、女子は平凡な女になっていく
      つくしの放っていた光が道明寺に吸い取られていった感はありますね。後半のつくし、パワフルさは残ってるんだけど男気が減ったというかね……。

      >ここがまさに読書の醍醐味なんですがね。私もマゾってこと?
      痛みが伴っても物語に引きずり込まれたり、感情が強く揺さぶられる感覚はいいものですね。
      痛みこそ我が喜び!となったらマゾかもしれませんが(笑)




      >> 続きを読む

      2017/04/22 by けやきー


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