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停電の夜に

3.6 3.6 (レビュー13件)
カテゴリー: 小説、物語
定価: 620 円
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2015年03月の課題図書

毎夜1時間の停電の夜に、ロウソクの灯りのもとで隠し事を打ち明けあう若夫婦―「停電の夜に」。観光で訪れたインドで、なぜか夫への内緒事をタクシー運転手に打ち明ける妻―「病気の通訳」。夫婦、家族など親しい関係の中に存在する亀裂を、みずみずしい感性と端麗な文章で表す9編。ピュリツァー賞など著名な文学賞を総なめにした、インド系新人作家の鮮烈なデビュー短編集。

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    「停電の夜に」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 5.0

      タイの古本屋さんで特価20バーツで購入。ジュンパ・ラヒリをはじめて知る。ラヒリの両親はインディアン・アメリカン。小説の内容はやはりインドに関係している。インドの本屋さんで英語版が買えるが、わたしには読みこなせない。が、ラヒリはおどろいたことに、長いことイタリア語を勉強していて、最近ついにイタリアに住むことにしたらしい。最新作(エッセイ)はイタリア語で書かれていて、その英語版(翻訳)を読んでみた。きっとラヒリのイタリア語が難しくないためだろう。読める~。

      2016/05/13 by

      停電の夜に」のレビュー

    • 評価: 4.0

      ずっと気になっていたのですが、ようやく読むことができました。
      このレビューを書こうとして初めて知ったのですが、読書ログでも課題図書になっていたことがあるんですね。皆様のレビューを拝見するのは、このレビューを書き終えてからにしますが…

      日本語版では「停電の夜に」が表題作ですが、奥付の原題を見ると、O・ヘンリー賞を受賞した「病気の通訳」の名前で刊行されたようですね。日本で「停電の夜に」をタイトルにしたのは、映画化の関係でしょうか。

      どんなものかな、と思いながら読み始めたら初っ端の「停電の夜に」でラストの衝撃にやられたので、やっぱりこれが一番好きです。きっと忘れない。「三度目で最後の大陸」もなかなか味わい深いですが、「停電の夜に」の衝撃がすごすぎて…。ええ、嫌いじゃないです。

      偏見入ってますが、やっぱり女性作家って、ちょっとえげつないとこありますよね。それがいいんですけれど。

      そういえば「停電の夜に」って、原題は「A Temporary Matter」というんですね。作品の冒頭「臨時の措置、と通知には書いてあった。」に対応しているのでしょう。「停電の夜に」というタイトルにすることで、作品のイメージがだいぶマイルドになっています。それだけに、ラストのスパイスがよく効いているのかな。ほかの作品の原題も確認してみましたが、大きく変えているのは「停電の夜に」だけですね。臨時の措置、だと短編集のタイトルとしてはちょっとお堅いからでしょうかね。

      訳者あとがきには結婚をテーマにした話が多いとありますが、どちらかというと結婚というよりも、男と女が主題なのかな、と思いました。他の作品も読んでみたいです。



      以下、「停電の夜に」のソフトなネタバレ入ります。

      衝動で相手を傷つけて、やってしまった後で後悔してももう遅かったりして、大事にしたいのにうまくいかなくて、可愛さ余って憎さ百倍、とっても大事にしていたからこそ針が振り切れると反動でひどいことをしてしまったり。うまくいきそうで、でもちょっとしたことで足元は壊されて、これまで築いてきた二人の関係が瓦礫と化したとき、その前で泣くしかないことって、あるのではないでしょうか。愛って、理屈じゃないですからね。頭に血が上って、言ってはいけないことをわざわざ口にして、決定打を放って取り返しのつかない事態にしてしまったあの空気にやられました。その前に蝋燭を灯して崩れかけた城を修復しようとしているように見えていただけに、その一撃がクリティカルヒットでしたね。これが男女の愚かさと悲しさでしょう。作者の視点がすごい。
      >> 続きを読む

      2016/02/07 by

      停電の夜に」のレビュー

    • 「A Temporary Matter」
      このタイトルでエンディングになるほど。と思いますね。
      〉やっぱり女性作家って、ちょっとえげつないとこありますよね。
      あります。あります。えげつないって表現あってますね。
      >> 続きを読む

      2016/02/08 by 月うさぎ

    • > 月うさぎさん
      女性作家、えげつないですよね…!
      原題は作品に合っていましたね。

      2016/02/11 by ワルツ

    • 評価: 4.0

      遅れましたが3月の課題図書だったので読んでみました。

      たしかにストーリーとしてどうこうというものではないのですが、日常を一部切り取ったかのような描写や全体の雰囲気が私の好みでした。

      短編集ですが、特に最後は希望を感じるストーリーで温かい気持ちで本を閉じることができました。

      著者さんの写真がとても美人で、こんなに美しくてこんな物語を生み出すなんて、女性としても憧れます。 >> 続きを読む

      2015/04/18 by

      停電の夜に」のレビュー

    • 評価: 3.0

      うーん。

      どの作品も期待しすぎたせいか
      「・・・?」(ここが着地点か)という印象が強かった気がします。
      ただ、妙なリアルさと乾いた感じが読み終えた後に
      残りました。

      一番好きなのは『三度目で最後の大陸』ですかね。
      >> 続きを読む

      2015/03/31 by

      停電の夜に」のレビュー

    • >「・・・?」(ここが着地点か)
      私も幕切れの仕方にそう感じました。

      2015/04/01 by 月うさぎ

    • 評価: 3.0

      辞書でinterpreter of maladiesを調べたら、「病気の通訳」の他に「悪癖の(史跡などの)ガイド」とも訳せました。ジュンパ ヒラリは、この2つの意味をかけて物語にしたのではないかと思いました。
       ただ、カパーシーの妄想が悪癖かどうかは、疑問ですが。

      2015/03/26 by

      停電の夜に」のレビュー

    •  インド系アメリカ人であるジュンパ・ラヒリが置かれた立場を表すと同時に、作品中にしばしば登場する移民たちの立場も象徴しているのかもしれないですね……。 >> 続きを読む

      2015/03/26 by ゆうぁ

    • 確かに。
      特に「ピルザダさんが食事に来たころ」なんかは、ジュンパ ラヒリの置かれた立場を表している様な気がします。
       子供の頃の体験を物語にしたのでは?と思いました。
      >> 続きを読む

      2015/03/27 by koga

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