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偽りの楽園(上) (新潮文庫)

3.2 3.2 (レビュー3件)
著者: トム・ロブ スミス
定価: 680 円
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    「偽りの楽園(上) (新潮文庫)」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 4.0

      チャイルド44は面白かったヾ(≧∇≦)ので今回も期待。

      あらすじ通りの内容
      ある日、ロンドンで恋人(♂)と暮らしているダニエルの元に
      スウェーデンに移住している父から電話が…
      『お母さんは病気だ。それも恐ろしい妄想を…。精神病院に入院している』と、
      ダニエルは翌日スウェーデンに行くため空港に向かったが
      父から『母はもう退院』してしまったと連絡があり、
      その直後、母から
      『父の言った事は全部嘘で私はおかしくない!!これからロンドンに飛行機で行く』と連絡が来る。
      母と会い真相を聞こうとするが『ここでは言えない』と言われ
      一応恋人と住んでる自宅に連れて行くが
      ダニエルはダニエルで自分がゲイである事を両親に告げてないのでやましい気持ちがあった。


      母に説明を求めると
      『自分は悪党に嵌められた』
      『父クリスも悪党に操られてる』
      順序だてて話たいから
      『私の話を最後まで聞いてちょうだい』と
      ショルダーバッグの中からコレが証拠品だと品物を出して説明を始める

      母が語るなぜスウェーデンで生活しようと思ったのか?
      自分たち夫婦にはお金が全然なく
      それを誰にも悟られたくなかったため
      母親の故郷でもあるスウェーデンで新しい人生を始めるつもりだった…。
      だが実際はスウェーデンの片田舎の地は閉鎖的でよそ者の自分たちは無視されていた
      母は地元の地域のボス・ホーカンによく思われてなく
      母もホーカンのことをよく思ってなかった
      それだけならまだしも
      母の知らない間にホーカンは父クリスと仲良くなっていて…
      次第に広がる夫婦の溝
      ホーカンの退避小屋にある秘密の扉
      そして地域から浮いてるホーカンの黒人の養女ミア

      母が父クリスだけに話していた1963年の夏に経験した出来事
      (親友フレイヤの死)

      涙島の秘密

      ホーカンの養女ミアの失踪

      話の合間に父親からくる電話

      正直、ダニエルは親のことを何も知らない自分にショックを受けつつ
      何を信じていいか分からない状態




      一体、スウェーデンの片田舎で何があったのか?Σ(゚Д゚;≡;゚д゚)

      『だから何があったの?』
      『それは後になってから話すわ!』

      >> 続きを読む

      2018/11/24 by

      偽りの楽園(上) (新潮文庫)」のレビュー

    • 評価: 4.0

      あなたは何をもって他者を「知っている」と言えるだろうか?
      最も近しい親子関係でさえ両親の姿を本当に知っていると言える人はいないのだ
      いや、それだけで済まない。
      自分の子どもの時の記憶ですらそれが後年植え付けられた偽りの情報でないと断言できないはずだから。
      何を信じるべきか。何をもって判断するべきか。
      最終的にはそれは自分一人で決断することなのだ。
      本書は、そういう興味深いテーマを描いてみせた、珍しいミステリーである。

      この小説の大部分は「母」の独白で成り立っている。
      上巻では主人公ダニエルは一方的な聞き役である。
      読者はダニエルと共に路頭に迷ったような不安に陥るだろう。
      どこに向かっているのか、まるで確信がもてないままに。
      目の前の愛する母を信じきれない恐怖を抱えながら。

      それは「犯罪」が起っていようといまいと、誰にでも訪れ得る「恐怖」ではないだろうか?
      自分の親しく知っている愛する人が全くの見知らぬ顔を見せた時のそれは。

      『ぼくは親密さを理解と混同して、その理解の深さは一緒に過ごす時間によって計れると勝手に決め込んでいたのだった。』


      【上巻のストーリー】
      ダニエルは、母の祖国スウェーデンの農場に余生を過ごすために移住した両親が、仲良く幸せに過ごしているものと信じていた。
      ある日1本の電話がすべてを変えた。
      「おまえの母さんのことだ……具合がよくない」「今は入院してる。精神病院に」

      そして母からも電話があった。
      「あの男があなたに言ったことは全部嘘よ。わたしの頭はおかしくなんかなってない。
      ……わたしに今必要なのは警察よ。」


      父は母を犯罪の妄想に取り憑かれた精神病患者だといい、
      母は父を犯罪者側に加担する敵だという。

      ロンドン空港に降り立ち、ダニエルの前に現れた母は、別人のようにやつれていた。

      「話さなければならないことが山ほどあるのよ。」

      傍目にも過敏で異常な言動をする母を目の前にし、同様を隠せないダニエル。
      それでもその「告発」を聴くうちに母を全面的に否定できない真実味を感じ、
      両親の間でダニエルの心は振れ動く。

      母の告発する「犯罪」とは、いったい何なのか?
      一見平和で自然に溢れる農村地帯の村に巣食う悪習や偏見が、本当に邪悪な犯罪を覆い隠しているのだろうか?
      真実はどこに…?


      この先、どういう展開及び結論を導けるのかが興味深いですね。
      このように、謎をはっきりさせない展開のまま、ムードだけで煽られると
      私の想像は果てしなく遠くまで行ってしまうので、
      実際のストーリーがそれよりも刺激的なことがめったになくて、
      勝手に尻つぼみ~って思ってしまうことがよくあるのです。
      それが今のところ心配です。
      このままいくとホーカンって地元の有力者が悪人の要ってことに終わりそう。
      な~んだ、田舎の犯罪ね。
      組織的な巨悪や政治がらみの大事件かと思ったのに~。って。

      田口俊樹氏の翻訳も勢いがあってとてもいいです。
      お母さんの切迫したちょっと尋常でない雰囲気がとてもよく伝わってきます。

        ――下巻のレビューに続く――

      著者トム・ロブ・スミス(Tom Rob Smith)は、スウェーデン人の母とイギリス人の父との間に生まれ、ロンドンで育った英国人。この小説の主人公の設定と同じですね。
      原題: THE FARM
      >> 続きを読む

      2015/12/17 by

      偽りの楽園(上) (新潮文庫)」のレビュー

    • ステキって褒められちゃいましたー♪
      褒められると伸びるmakotoさんw

      2015/12/19 by makoto

    • makotoさん
      どんどん伸びて天まで届いちゃってください(#^.^#)

      2015/12/19 by 月うさぎ

    • 評価: 3.0

      はじめて読む作家さん。
      「チャイルド44」を読みたくて本屋さんに行ったら置いていなくて、こちらを発見。
      「チャイルド44」が映画化され(大好きヴァンサンも出演しているのです)、話題になっているようなので、本作にも自然と期待がかかる。

      ダニエルのもとに、スウェーデンで幸せに暮らしているはずの父親から電話が入る。
      「お母さんさんは病気だ。精神病院からいなくなった」。
      いなくなった母親からも電話が入る。
      「お父さんが言ったことは全部嘘よ。私はおかしくなんてなってない。警察に行かないと」。

      こうはじまり、ダニエルのもとに来た母親の告白がはじまるのだが、それがまた長い。グダグダグダグダ話がつづく。
      こういうひといる。
      何から何まで話さないといけないと思うひと。
      聞いているこちらは、結局何を話したいのかさっぱりわからないので、いい加減疲れてくる。
      このグダグダ告白が一冊つづく。

      下巻、頼むよ。

      >> 続きを読む

      2015/10/07 by

      偽りの楽園(上) (新潮文庫)」のレビュー

    • 「チャイルド44」面白かったです。そのうち出会えるといいですね。映画化されたんですか、わたしもヴァンサン好きです。個性的な演技派ですね。
      事件にそって、ロシアの田舎をあちこち連れ回されたという事がぼんやり残っています。
      トム・ロブ・スミスはこれを読んだだけですが、そのうちにと思っていました。そういう作風だったんですね。ずっと後回しでもいいかなと思えてきました。
      >> 続きを読む

      2015/10/07 by 空耳よ

    • 空耳よさん
      コメントありがとうございます。

      読みましたか。そうですか、面白いですか。期待します。
      「チャイルド44」も読んだかたの感想では、あれ?という感じらしいので、好みもあるかもしれませんが、こちらのほうがやや劣るのかもしれませんね。
      ヴァンサン、いいですよね。セクシーです。
      >> 続きを読む

      2015/10/08 by jhm


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