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ハイ・フィデリティ (新潮文庫)

4.0 4.0 (レビュー1件)
著者: ニック ホーンビィ
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    「ハイ・フィデリティ (新潮文庫)」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 4.0

      洋楽ファン、ポップ・ミュージックのマニアには堪らないラブストーリー。
      発表当時イギリスだけで100万部を突破したらしいが、残念ながら文庫は現在絶版の模様。
      映画化もされていて、冒頭のシーンで13thフロア・エレベーターズのYou're Gonna Miss Meがかかった時にはニヤっとした覚えがある。

      随所にイギリス的なユーモアと音楽ネタを配しながら、中年男のダメさが加減が炸裂する。
      愛だの恋だのは一通り経験して、もはや純情でも情熱的でもない。未だに子供じみたことを考えもするが、人生に大きな夢や希望があるわけではない。浮気したくせに、恋人に振られれば凹むし執着もする。過去についてごちゃごちゃ考える……
      なんともはや。でも、等身大な感じはする。この等身大の情けなさが話に魅力を生んでいる。浮気はどうかと思うが。

      音楽マニアの生態を見事に描いているのも見どころの一つだ。
      この手の事柄にある程度通じた人なら、「あ~(笑)」と思うようなあるあるが沢山出てくる。
      今読み返すと、オリジナルの編集テープ作成のような、すっかり廃れてしまった文化が出てくるのも面白く感じる。
      また、不幸せだからポップ・ミュージックが好きなのか、それともポップ・ミュージックが好きだから不幸せなのか、という命題は心にきた。
      音楽ファンでも、それ以外のジャンルのファンでも、似たことを考えたことがある好事家は結構いるのではなかろうか。

      洋楽、レコードマニア、ダメな中年男、失恋話、ハッピーエンド、これらのキーワードのうち3つ以上に惹かれる向きで、ラブストーリーを読みたい方にはお勧めしたい一冊。
      洋楽なんて聴かないという人も、訳者による註釈が付いているので(多分)大丈夫。むしろ新しい世界が見つかるかも。
      映画版も、設定の変更など不満はあったものの、悪くはなかったように記憶している。
      バリー役を演じたジャック・ブラックのハマりっぷりは異常だった。

      あと、ディックには幸せになって欲しいと思う。何となく。
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      2018/01/12 by

      ハイ・フィデリティ (新潮文庫)」のレビュー


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