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地球星人

3.8 3.8 (レビュー6件)
著者: 村田 沙耶香
定価: 1,728 円
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    「地球星人」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 5.0

      村田さんの作品は頭がおかしくなりそうになる…でもそこが好き!

      2020/07/10 by

      地球星人」のレビュー

    • 評価: 4.0

      イヤな感じがつきまとう嫌悪感の集大成。
      ラストまで展開はエモーショナル。

      素晴らしい読み物であった。

      満足(。•̀ω-)b

      (amazon)
      衝撃のラストにあなたの常識が破壊される!?
      『コンビニ人間』をはるかに超えた、驚愕の芥川賞受賞第一作
      なにがあってもいきのびること。
      恋人と誓った魔法少女は、世界 = 人間工場と対峙する。
      地球では「恋愛」がどんなに素晴らしいか、若い女はセックスをしてその末に人間を生産することがどんなに素敵なことか、力をこめて宣伝している。地球星人が繁殖するためにこの仕組みを作りあげたのだろう。私はどうやって生き延びればいいのだろう――。
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      2020/01/06 by

      地球星人」のレビュー

    • 評価: 3.0

      物語は暴走する。
      ポハピピンポボピア星人として、彼らはどこへいくのだろう?
      「なにがあってもいきのびること」
      それは全生物への至上命令。
      個体としては生きられる限り生きること、そして種としては繁殖すること。
      人生の生きる意味は?なんていう哲学は正直ひまつぶしだ。
      この2つの原則よりも優先する存在の意義など生物には与えられていないのだから。

      けれど人間だけは「存在」に悩む。「自我」を持ってしまったがために。
      そして他者を発見した時から「社会」に組み込まれていく。
      人は「社会」から逃れて生きていくことはできない。
      でも今、現実に「社会」に適合できない人々があふれているではないか?
      この現実は個々人の問題なのか?実は「社会」の方が歪んでいるのではないか?
      というお話です。

      お盆の度、長野の秋級という集落にある父の実家に親族が集まっていた子ども時代の思い出。懐かしい昭和の光景です。
      主人公の奈月は魔法少女でいとこで恋人の宙宇は宇宙人
      一見児童小説のように始まった物語は、徐々に社会派小説としてのSFの視点とホラー要素がプラスされ、思わぬ方向に転がっていきます。
      奈月に与えられている児童虐待や性的虐待の事実が明かされて、ジェンダー問題や社会的規範の中で息苦しい思いを強いられている人々をあぶりだしていくのです。

      奈月は、社会とは人間を生産する「工場」であり、女性の子宮も男性の精巣も社会の道具である。恋愛も家族も効率の良い「生殖」と「人間の製造」のための「洗脳」の産物と考えています。

      本作を「衝撃的」という言葉で語っているレビューは数多いですが、SF小説の中ではこういう設定はむしろ古典に属する発想です。
      人間を脱ぎ捨てるということは地球人をやめるという事。
      SFの中で人類と異なる倫理、常識、次元、姿の宇宙人が大量に作成されたのは、人間から過去のデータベースを消去する試みでした。

      「地球星人」は、これを奈月の悲しい妄想である事を示し、あくまでも現実の日本から離れません。
      読者は空想の世界で遊ぶことは許されず。異常なのは奈月の方。
      ところが徐々に地球人も狂った姿を見せ始め、常識や価値が揺さぶられてくるのです。

      法律や倫理や宗教や社会制度は、誰かが利便のために作りだしたもののはず。なのに、規範に縛られ身動きができなくなり、そこから外れた人は、攻撃排除される。

      「すり抜け・ドットコム」に集う人たちは、どうやって生き延びればよいのか?
      仮装を捨て本音で語りだせば、実は自分もこのタイプだという人は、すごく多いのではないでしょうか?

      人間を「生産性」の物差しで測る現代の価値観。
      そもそもおかしくないですか?
      生はひとりひとりが全うすればいいのです。
      死ぬまで生きよう。それでいいのです。
      なのに、人間だけがそれでは満足できない。なぜでしょう?
      「欲」があるからです。

      女性である作者は産む性である自分にも悩んでいるようです。
      二律背反的な自分の女性性について。
      社会的に与えられる性と動物として肉体に与えられている性と切り離すことがどうしてもできない自我の問題。

      この小説は不完全ですし、できのよい作品ではありません。
      でもきっと読んだあなたを揺さぶるとこでしょう。
      なんと「ポハピピンポボピア星人」は伝染するのです!!

      作家の実験としてはとても面白いです。
      色々な小説の影がよぎり、登場人物(特に夫の智臣)が作者の手を離れて突っ走り始めている様がまた異様。

      読んでいてドン引きする「地球星人」も多いでしょう。
      あ、ほら。私にも「宇宙人の目」が伝染しています!
      >> 続きを読む

      2019/08/28 by

      地球星人」のレビュー

    • はい。仕事が忙しく、まだ読めていません・・・(ㅇㅂㅇ)

      変則勤務なのでプライベートな時間に睡眠時間を確保しなければならず本を読めていないんです。

      それはいいとして・・・。

      はぁー(感嘆)。萩尾望都さん凄いですね。私の好きな作家さんの森博嗣さんも萩尾望都さんが好きみたいで、様々なジャンルを越境する能力をお持ちの人は共感するところがあるんですねぇ。

      萩尾さんは「異質な者」に関わる素晴らしい質の作品を生み出されているとのこと。

      そうゆうモノガタリは『異質って括りをつくって納得してるけど、それでいいの?人としての態度として、もっと自分が知らず、相手が知っていることを見つけて共有しなくていいの?』と問いかけられそうで愉しそうですね。

      ・・・前のコメントでも書いたように、自分の人格がそこまで(それこそ宇宙規模の尺度でモノガタリの印象を持てるほど)大きいのかは疑問ですが・・・(・          ∀          ・)。箱の外を望遠鏡で見るつもりで(宙に輝く星を、自分なりの土台の思考としてのフィルターを通したいつもの感覚が、いつの間にか見ているうちに変わってしまっているのを愉しんでいる感覚を大切にしながら)最後まで読みきってみたいと思います。

      ・・・いつになるかは検討がつきませんが( ̄▽ ̄)

      この度も私の世迷い言に付き合っていただき、ありがとうございました_(._.)_ 
      >> 続きを読む

      2019/08/30 by 月岩水

    • 月岩水さん
      時間が取れないのは読書にとっては厳しいですよね。
      世迷いごとだなんて、そんな!岩月水さんのお書きになっている言葉を新鮮な気持ちで私なりに読み解かせていただいています。
      自分のカラは抜け出せませんが、いつの間にか殻がちょっとずつ大きく、変化していってくれていると願い、信じつつ、お互い読書にいそしみましょうね!
      >> 続きを読む

      2019/08/30 by 月うさぎ

    • 評価: 4.0

      図書館で借りて、36ページ、1節目の終わりまで読みました。

      地で中二病をしているという感じの小学五年生の少女の主人公が、中二病だからこそ建ち上がる設定で、「家族」から受けるストレスをすごく自然に受け流しているさまを感じることで愉しめた。

      主人公の恋人の由宇君も宇宙人を自称しているので中二病のようだが、この設定が物語の演出としてどの様な味(効果)を出すのか、最後まで読んだ後の印象がどんな風に残るか愉しみ。

      そして主人公の地から作者の地も想像出来るようで愉しい。作者の文体をよむ愉しみとはこういうことなのだろうか?

      (?由宇の「由」にウ冠を付けて逆順に読むだけで宇宙になることに今、気づきました。!・・・もしかしたら、この子は本当に宇宙人なのかも。うーん・・・これが作者のミスリードだったらヤだな。)

      読む前のレビューではAmazonレビューの影響を受けて、哲学的な視座が無い。と言っていましたが、途中までですが、読んだ後には哲学を文体では意識させないように書いていて、それに成功している(作者本人がそれを意識しているかは分かりません)。と思えました。
      >> 続きを読む

      2019/04/11 by

      地球星人」のレビュー

    • 評価: 4.0

      ①Amazon内容紹介文

      衝撃のラストにあなたの常識が破壊される!?
      『コンビニ人間』をはるかに超えた、驚愕の芥川賞受賞第一作
      なにがあってもいきのびること。
      恋人と誓った魔法少女は、世界 = 人間工場と対峙する。
      地球では「恋愛」がどんなに素晴らしいか、若い女はセックスをしてその末に人間を生産することがどんなに素敵なことか、力をこめて宣伝している。地球星人が繁殖するためにこの仕組みを作りあげたのだろう。私はどうやって生き延びればいいのだろう――。


      ②Amazonレビュー(3名。その後に私の推測レビューを書いています。)

      「途中までは三島由紀夫「美しい星」のグロい版かと思いながら読みました。
       そしてあのラスト。もっとも「工場」側の視点からはまだ「エチオピアの飢餓児童」の写真などを例に採れば説明できる段階にとどまっています。字面通りに受け止めるかどうかは、読者の判断にゆだねられているのでしょう。
       小説としては大した出来だと思いますが、秋の夜長をこんな物語で過ごしたいとは思っていませんでした。
       お萩を食べたつもりが、巨大な正露丸を噛んでしまった気分です。」

      「さすが村田紗耶香さんだと感じる作品でした。

      他の小説以上に作者からのメッセージ性が強く人間とは何者なのかという疑問を読者にぶつけられているように感じた。また物語としても面白く一度読み終わった後内容を確認するためにすぐもう一度読み直してしまいました。

      衝撃的な作品を読みたい人には本当におすすめです。」

      「読み進むうちに(特に最後は)小説家「倉橋由美子」を思い出し、とても懐かしくそして嬉しく思いました。
      この世界の常識というシステムを幽体離脱的な視点で眺め、体感という肉体を持っているが故のこの世界特有の感覚に注視し、言語という共通の記号を使って唯一無二の表現を実験しているような印象を受け、すごく好きです!
      もう少し哲学的な視点を表現すればもっと共感を生むであろうと思いました。
      が、この作品が好きなことには変りはありません。」

      とのこと。


      ③私の推測レビューです。

      哲学的な視座が無く、読後に苦みばしり、美しい感覚も残らないところが違う、でもカート・ヴォネガットさんの世界観に似たところがある物語というところでしょうか。
      >> 続きを読む

      2019/01/11 by

      地球星人」のレビュー

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