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盲目的な恋と友情

3.5 3.5 (レビュー8件)
著者: 辻村 深月
定価: 1,620 円
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    「盲目的な恋と友情」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 4.0

      なんだよ少女漫画かよっ (*`Д´)ノ!て読んでるうちにハマる

      いつもながら本のタイトルがとてもいい。
      そのセンスは「ハルキ ムラカミ」を超えてるかもね(;´Д`)
      内容は辻村さんらしい。
      2部構成の「恋」と「友情」の手法もいいよね。
      「恋」だけ読んで「どんだけ少女漫画なんだよ」って思って「友情」を読んでいくとハマる...。
      盲目的ってのは「恋」と相場がきまっているが、女性には「友情」も盲目的でもあるのでしょうか。
      はたまたコレは「レズビアン」なのかもしれません。
      オチがカッチリしてるあたりコレもまた映画の原作向きですかねw
      手法によっては映画化したらおもしろくなりそうです。
      あとは留利絵の「容姿にコンプレックスのある」役がちゃんとハマればOK牧場w

      (amazon解説)
      これが、私の、復讐。私を見下したすべての男と、そして女への――。一人の美しい大学生の女と、その恋人の指揮者の男。そして彼女の親友の女。彼らは親密になるほどに、肥大した自意識に縛られ、嫉妬に狂わされていく。そう、女の美醜は女が決めるから――。恋に堕ちる愚かさと、恋から拒絶される屈辱感を、息苦しいまでに突きつける。醜さゆえ、美しさゆえの劣等感をあぶり出した、鬼気迫る書下し長編。
      >> 続きを読む

      2018/08/31 by

      盲目的な恋と友情」のレビュー

    • 評価: 3.0

      章が「恋」と「友情」に分かれてて、主観が入れ替わる。
      同じ出来事を別人の目から2回なぞる感じになっている。

      こうまで性格が違う二人の心情を丁寧に描写できる著者すごいなと思うと同時に、大枠のストーリーや仕掛けが、2回なぞることで読者に伝わってくるように構成されてるのが流石。

      2017/03/07 by

      盲目的な恋と友情」のレビュー

    • 同じ出来事をなぞるような話だと、話の大枠は掴めているので途中で飽きちゃったりするのですが、テーマが違うと違った感覚で読めそうで面白そうです! >> 続きを読む

      2017/03/08 by pan

    • 評価: 4.0


      恋人
      友情
      恋心
      恋愛
      友達
      親友
      距離

      恋と友情
      恋は盲目。そして友情もまた盲目的になるのだと言うことを客観的に感じれたストーリで、夜寝る前に読み始めたら、先が気になってしまい、読了してしまいました。
      恋も友情も自分自身の環境に置き換えて考えてしまうほどでした。
      人と人の距離感は難しい。
      >> 続きを読む

      2016/03/08 by

      盲目的な恋と友情」のレビュー

    • 評価: 評価なし

      前半は、大学アマチュアオケ部に所属する女子大生・蘭花の視点で描かれた、指揮者・茂実星近と彼女との、激しくも狂おしい恋愛を描いた『恋』、後半は、蘭花と同じオケ部に所属する留利絵が語り手となり、やがて蘭花にとって最良の「親友」となる留利絵の心の内を描いた『友情』、これら2章で構成された物語です。

      読み始めた当初は、タイトルの「盲目的な恋と友情」の修飾語は、初めての恋愛に溺れた末に破滅へと向かうの主人公・蘭花の姿にかかる言葉であり、すなわち『盲目的な恋』と、『友情』の物語だと思っていたのですが、2章目の「友情」を読んで気がつきました。これは『盲目的な恋』と、『盲目的な友情』の話なのでした。

      「ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。」や「太陽の坐る場所」などの作品にも似た、美醜を始めとする様々なコンプレックスに絡め取られ、手の施しようがないほどこじれまくっている女性たちが、思いに思い詰めて悲劇を生むという、鬼気迫るストーリーに圧倒されました。あらすじだけを要約してしまうと、ありがちで陳腐な内容なのですが、それを息もつかせぬ勢いで最後まで一気に読ませてしまう勢い溢れる筆致は、本当に凄いと思います。

      理性では説明がつかない高揚感や多幸感、果てのない疑心暗鬼、自制心との闘いなど、恋愛中のあらゆる感情をつぶさに描く一方で、コンプレックスがねじくれた人間の愚かさや救いのなさ、痛々しさを、残酷なまでにえぐりだしていく描写に、息を詰めてしまうほどの緊張感を感じながら読みました。こういう人を、私は知っています。これまでの人生の色々な場面で一緒にいたあの人や、この人。そして、自分自身の中にも。蘭花や留利絵や、蘭花の恋人の星近を、自意識が過ぎる余りの愚かさを持った「誰か」を、私は確かに知っているのです。本当は隠しておきたいその後ろ暗さや恥ずかしさを、辻村さんはいとも簡単に曝け出します。

      辻村さんは、主に集団で居合わせる時に、こういった人が起こす、緊張感が走る微妙な空気や、気まずい一瞬をも、あまさず、ぼかすことなく、描き切ります。その容赦のなさは、こちらが泣きそうになるほどで、読んでいる間、指先が凍りそうな思いを何度も味わいました。いたたまれなくなるのが嫌なあまり、こういう場面に出くわさないよう回避する私のようなタイプとは違い、この人はきっとその成り行きを注意深く見守り、その時に感じた思いをしっかと心の奥に刻み込んでいたのではないか、と思わせる冷徹さがあります。だから、辻村深月さんの作品を読んでいるといつも、事なかれ主義に日和っている私の奥深い部分に手を突っ込まれているようで、非常に落ち着かない気分になるのです。

      2人の視点から描かれた1つの物語は、『友情』のラストでクライマックスを迎えます。『恋』の終盤で示唆されたある秘密が『友情』でも明かされ、『盲目的な恋』と『盲目的な友情』に決着がつくと思いきや、最後の最後に用意されていた思わぬ展開に、ぞくっとなりました。このラストは予想だにせず、暫し驚愕したのち、いや、これこそが辻村さんの真髄だ、と深く納得したのでした。
      >> 続きを読む

      2016/02/18 by

      盲目的な恋と友情」のレビュー

    • 評価: 3.0

      毎回辻村深月さんの作品を読むたびに思う。良い意味で抜け出せなくなる(世界や世界観、物語に)、縛られる(辻村さんの作品以外読めなくなる)、甘美な世界に惹き付けられる(甘くて苦い妖艶さに)。

      この作品も多分に漏れず甘美な世界に縛られ最後まで抜け出せなくなった。


      只、今まで読んできた辻村さんの作品に比べるとやはりと言うか何か物足りない、もう一発どデカい山を底なしの深い谷をその絶妙さを足して欲しかった。

      この作品はひとりの女性(主人公蘭花)とその周りの人々の出来事を前編を「恋」と言う題で蘭花が語り手になり後編を「友情」と題して蘭花の友人の瑠璃絵が語り手となって描かれていく。

      確かに前編の「恋」では妖艶な甘美な描写が沢山あり尚且つ辻村さんらしい女性のドロドロとした内面描写も健在ですっと冒頭の一行から物語にグッと惹き込まれた。只、前編の締めの描写というか落ちの付け方が悪い意味で「えっ?これで終わり・・?」と思って仕舞い「ま、まあ、後編もあるし今の終わり方はきっと後編の為の伏線、若しくは敢えてそうしたんだよ、面白くするために。きっと・・。」と期待半分不安半分で後編へ。


      後編の「友情」では早速女性同士のドロドロとしたカーストや内面描写の良い意味での醜悪さが冒頭から全面に出されていて辻村さんファンからしたら嬉しい限り・・・の筈だったのだが・・・ここでももうひと押し、もうひとつインパクトを付けて欲しかった。後編ラストでのこの作品の(物語の)大事な局面、重大事の描写も正直「・・・うーん、まあ、落とし所はそうなるよな・・・。でも、。。。」と思ってしまいいつもの辻村さんの作品を読んだ後の心地良い読後感が得られなかった。


      読み易くはあった。でも、それだけ・・・とまでは行かないが余りこう印象的な箇所や描写がなかったなあと。


      初めてだな、こういう感覚になるの。ちょっとがっかり半分新鮮さ半分。


      只、ひとつ言えるのは確かにこの作品に出てくる(それも重要人物達)人物たちは皆盲目的だなと思ったしそれをタイトルに持ってくる辻村さんのセンスには改めて感服致しました!



      ナニワトモアレ、今一番好きな作家さんは辻村深月さん!


      これだけは当分揺るがないと思う。
      >> 続きを読む

      2015/11/08 by

      盲目的な恋と友情」のレビュー

    • ☆3レビュー、ついにきましたね!
      こんなレビューも楽しみにしていました♪
      「少し、腐敗」の男に振り回された女たちシリーズと思っています。
      くじらの若尾と芹葉大の男(名前忘れました)、そして星近。
      男は同じようなタイプですが、女の末路がそれぞれ違うのがおもしろいですよね。

      息苦しくなるような物語でしたね(^_^;)
      >> 続きを読む

      2015/11/09 by あすか

    • あすかさん
      そうですね。とうとう来ちゃいましたねr(^_^;))
      そうなんですね(笑)。期待?に応えられて嬉しいです(笑)
      「少し、腐敗」・・・成る程。言い得て妙ですね!
      確かに、そうですね。それにしても星近の堕ちっぷりは凄まじかったですね。ジェットコースターみたいに堕ちて行きましたね。自分もああならないようにしっかりしなきゃ(`・ω・´)ゞ
      確かに、此方もそうですね。

      はい。確かに。でもそこが辻村さんらしくて自分は息苦しい半分あの世界観、雰囲気に酔ってましたね(^^♪。
      >> 続きを読む

      2015/11/09 by 澄美空

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