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何者

3.9 3.9 (レビュー22件)
カテゴリー: 小説、物語
定価: 1,575 円
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第148回 直木三十五賞
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    「何者」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 5.0

      朝井リョウさんの作品は、
      考えさせられるものが多いので、興味を持ち、
      読んでみました。
      私は就活というものをする年齢にはまだ遠いのですが、
      人の闇の部分が現れる、この作品に心をえぐられました。

      2019/05/05 by

      何者」のレビュー

    • 評価: 5.0

      キツイ読後感でした。就活の世代の話ですが、内定が取れないという事は、何だか「駄目」という烙印を押された気がして、自己肯定感がどんどん失われいていくのは、痛いくらいわかります。
      観察者、傍観者として、他人事のように誰かの悪い所を、自分の物差しでジャッジして、自分の正当性を確かめたいだけで、結局不安なのでしょう。そんな事にかまけて、自分から逃げているだけなのではないでしょうか。それを突き付けられた気がします。就職したらしたで、やりたい事だけやれる訳ではない。こんなはずではなかった、と転職ジプシーになってしまう人も少なからずいるように思います。
      後半の主人公と里香の言い合いは、読んでいてかなりキツかった。里香の言い分は正しいのかもしれないけれど、目くそ鼻くそという感じ。
      人の事上からあれこれ言ったり、人のSNSをチェックしたり、架空の世界で毒を吐いたり。現実逃避しているだけで、現実には誰の助けもしていないし、現実社会で誰かの役に立ったり、自分の成長の為の努力をしていないから、何も変わらない。いつか、何者かになれる夢ばかり見て、時が止まっている。程度の差はあっても、多かれ少なかれ、そういう部分は私にも他の人にもあるのではないかと。格好悪い自分を、まず認める勇気をもった主人公に、苦しいけど、頑張ろう、私も頑張ろう、と思いました。現実を見て、ある部分は妥協もし、行動する事でちょとずつ現実を変えて行こう。頭の中で考えていても、行動しなければ妄想の中でちっぽけな自分を守っているだけなのだなと。行動して、必死に物事を対処する中で、恥もかくかもしれないけど、そうする事でしか心の筋肉をつける事はできないのだなと痛感しました。
      >> 続きを読む

      2017/07/16 by

      何者」のレビュー

    • 評価: 4.0

      当方就職氷河期世代なのでなんだか記憶蘇った。
      自分の場合はこんなに仲良い人(?)いなかったし、ツイッターもなかったけど。

      「就職活動でつらい事は落とされる事と価値が無い自分をあたかもすごいものに見せようとしなければいけない事」ってのにとても共感する。
      そもそも自分は自分がどんな人物かを相手に伝える努力を最初はしていなかった。
      人事側からしてみれば人を採用することは数百万円の買い物をすることなので、求職者側も自分が会社に対して利益をもたらす存在であることをプレゼンテーションしなくてはならない。

      また、確かに面接が苦手な人っていると思う。自分もそうかも。
      ピーマンが嫌いな人や野球が苦手な人がいるように。
      社会人になって必要な能力って「面接が得意」という能力とは全く関係ない職種も多い。
      なので、企業の人事がよっぽど見る目が無いと企業が欲しい人材と求職者の適性が合わなくてミスマッチになる事は多発すると思う。

      >> 続きを読む

      2017/02/15 by

      何者」のレビュー

    • 本当にプロの面接官は「面接得意な人」を採用するとは限らない気がします。
      しかし所詮人間のやることですからミスマッチだらけなんですよね。
      本人の努力と実力がストレートに評価されるのは大学受験でお終いだ。という教えがありました。
      受験がそうなのかどうかはおいておいて、人間性とか実力なんてだれも評価しようとしていないのが一般社会なんだと思った方が正解かも。
      むしろ運とか人間関係なんですよね。
      自己実現したかったら会社にはいっちゃダメ。入るとしても会社は踏台です。
      >> 続きを読む

      2017/02/15 by 月うさぎ

    • ->月うさぎさん

      コメントありがとうございます。
      おっしゃる通りだと思います。既存の会社で自己実現は難しいですよね。
      >> 続きを読む

      2017/02/16 by W_W

    • 評価: 4.0

      感想です。

















       学生たちが就職活動を通じて自分が何者かということを認識し、内定をもらっていくというサクセスストーリーだと思っていましたが、読んでみると自分の他人には見せることができない嫉妬や妬みをSNSなどで言い、自分の価値を守ろうとする学生の心情がメインの小説だと思いました。
       就職活動が上手く進まずに自分に価値には有るのかと悩む学生たち、表面では明るく問題ないように振る舞っていますが、影では友人に嫉妬したり、自分は彼らとは違うという根拠のない優越感に浸ることにより安心感を得ようとします。時には自分を価値あるものだと確認したいがためにSNSを使用し他人を非難します。このようにして自分は自分ではないSNS上の何者かになり、自分の価値を確認しているのです。
       作者の方がお若いので現代の若者の気持ちがしっかりと書かれていると感じます。小説の中で言われている言葉の中には私の心にグサリと刺さるものも数多くありました。スマホ1つで世界の裏側の人と連絡することができる現在、私たちは73億分の1という非常なちっぽけな存在です。その中で自分のことが価値あるものだと実感できるようなものを求めているのかもしれません。
       
      >> 続きを読む

      2016/11/02 by

      何者」のレビュー

    • 読書ログでよくレビューされていて話題になっているので気になっている小説です。学生時代はとっくの昔なので就活事情も私の頃とは全く違いそうですが、、明るく振舞っていても人と比べてしまったり・・・というのはいつの時代もある若者だからこその葛藤や悩みなのかもですね。 >> 続きを読む

      2016/11/02 by chao

    • もしかしたら、葛藤や悩むということはエネルギッシュな若者だからできるのかもしれませんね。自分の可能性を信じているからこそ、あいつより劣っているはずがない、もっと上手くできたはずだと思えるのですから。 >> 続きを読む

      2016/11/02 by taka0316

    • 評価: 4.0

      他人から指摘されないと分からない部分もあり、
      分かってても自分を変えられないこともあります。
      でもこういう付き合いがあってこそ変えられるのだろうと思う。
      自分が言った、頭の中にいるうちはいつだって・・、お前はそこから出られないんだよ。
      SNSから垣間見れる人の本音。SNSがあったことで自分に向けた言葉だったて気付いたというところがこの世代の趣向が出てておもしろかった。
      舞台が就職活動という点もしっくりきて好きです。

      2016/10/28 by

      何者」のレビュー

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