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劇場

3.4 3.4 (レビュー8件)
著者: 又吉 直樹
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    「劇場」 の読書レビュー (最新順)

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    すべてのレビューとコメントを開く
    • 評価: 3.0

      健気で優しい沙希に、永田が罪悪感を感じながらも、イライラして当たったり、嫉妬心から怒ったり、冷たくしたり、なんて自分勝手でひどいやつだろうと思いました。永田にとって沙希は、大好きな女性、自分の味方、心の支えなのに、甘ったれた態度がひどすぎます。失って初めて彼女の大切さ、素晴らしさに気づくという…。

      せつないけど、さわやかな気持ちでいっぱいになるお話でした。

      2020/01/28 by

      劇場」のレビュー

    • 評価: 4.0

      又吉さんの作品を読むのは「火花」に続いて二作目になります
      本屋さんで気になったので買って読みました
      売れた作品の次の作品はあまり期待しないで読むほうが得をする、と思いながら読んだのですが個人的には「火花」よりも好きな作品になりました

      最初の一文から、最後の一文まで又吉さんらしい文学的な文体というか、少し遠回りな表現が多く、入りにくいと感じることもありましたが最終的にはとても面白かったです
      まず、P39に主人公の永くんの
      「表現に携わる者は一人残らず自己顕示欲と自意識の塊やねん。」
      という言葉があるのですが、結構共感できる部分があって私は少し気に入りました
      永くんって饒舌になっているとき、イラッとくる発言をすることもあるんですけど時折すごく本質をついているような事を言うときがあって魅力的に感じます

      それからこれは内容的に読まないと分からない部分もあると思うのですがP55の
      「『なんかいい話だね』
      『どこが?』
      『全員やさしい』
       そうとらえた沙希だけが優しいのだと思った。」
      という会話があるのですが私はここがすごく純粋で素敵だなぁと感じました
      自分が持っていない素敵な感性を持っていることが何気ない会話や動作で感じられる瞬間ってすごく嬉しくないですか? 優しさというか、純粋で綺麗という言葉のほうがしっくりくるかもしれません

      また、P56にある
      「『夕焼けでさ、太陽が大きすぎて怖いときあるよね』と沙希が言った。
      『あった。犬、めっちゃ吠えてた』
      『あるよね、よかった。嬉しい』といって沙希は笑った。」
      という会話もすごく素敵だなぁと思いました
      沙希ちゃんって本当に純粋で、綺麗で、可愛いですよね
      優しいというよりは『優しすぎる』というほうが彼女には似合う気がします

      他のレビューにもあるようにラストが前作「火花」と少し似ているような気もしましたが、今回は恋愛小説なのでこういう終わり方のほうがしっくりくると思いました
      又吉さんの作品の終わり方って「読み終わると気付けば明け方」みたいな雰囲気があるというか、朝焼けが似合う小説だと勝手に感じています
      私だけかもしれませんが、なんだかそんな気がします

      本の帯に「かけがえのない誰かを想う、不器用なふたりの恋。」と書いてありましたが本当に不器用だなと思いました
      もう少し器用なものを想像していたのですが、思ったより永くんが不器用だったのと沙希ちゃんが優しすぎました
      ふたりとも変わってる人だけど、だからこそ波長が合った時間が一瞬だとしても、あったのかもしれません
      永くんみたいな人とは私は付き合いたくないですが、沙希ちゃんにはぜひ素敵な方と出会って幸せになってほしいと願うばかりです
      >> 続きを読む

      2019/12/21 by

      劇場」のレビュー

    • レビュー拝見させて頂きました。
      ホントに素直で純粋な若さ溢れる感想だなぁと思いました。

      こういう風に捉えて読書出来ていた時期もあったなぁーとちょっと懐かしくもなりました。10代の素直で真摯な言葉で紡がれているレビュー…いやあ、オッサンの心にズビズバと刺さりましたよ(笑)

      あまり又吉さんのような芸人をしながら本を書かれている方の作品って良いイメージがないのですが、レビュー拝見させていただいてそう思っていた自分が恥ずかしくなりました。そういう偏見がいろいろと損をする原因だよなぁ…とも改めて思いました。

      うん!今回も読めて良かったです!
      素敵なレビューありがとうございました😊
      >> 続きを読む

      2019/12/21 by 澄美空

    • 澄美空さん いつもコメントありがとうございます!
      確かに美空さんの言われる通り、芸人さんの書かれた小説って期待しすぎてしまうからかあまり高評価がないのも現実だと思います笑
      好みが分かれるのは当たり前なので批判もあっていいのですが、意外と面白いものもたくさん埋もれているという現実もあるのかもしれません😊色々発見できたら嬉しいですね
      こちらこそいつも読んでいただきありがとうございます🌷
      >> 続きを読む

      2019/12/21 by ゆきの

    • 評価: 3.0

      なんちゅうキモイタい、不協和音男を創り上げたんやって感じ。途中、自分の不甲斐ない姿と重なってシンドくなった。置き去りにされた感じの文章表現もあったが、着地は巧く概ね満足いく作品でした。

      2019/03/03 by

      劇場」のレビュー

    • 評価: 3.0

      又吉作品は芥川賞受賞作「火花」その他のエッセイも何冊か読んでるが、本書はなかなかページがはかどらず、描かれた物語が物凄く悲痛に思った。

      「火花」と似た終わりかた(少なくとも僕をそう感じた)になり、又吉氏の作品を生み出す苦しみと、本書の物語の悲痛を改めて感じた次第です。

      2019/03/02 by

      劇場」のレビュー

    • 本を書こうと思ったとき、一生に一冊の本だけを書くつもりなら、誰でもよい作品は書ける。
      という言葉を聞いたことがあります。
      「ああ、作家になりたいな」と思うことはよくあるでしょう。
      でも、この言葉を戒めにしないといけないな、と思います。
      熟練したプロの作家なら職業的に作品を生み出すことは可能でしょう。
      でも本当の作家というのは、小説を書くために小説を書くのではないのです。
      自分の中から生まれ出る物語や強い思いを表現し伝えたいから小説にする。
      又吉さんはどうなんでしょうね。
      文章ではない、と思ったから芸人になったんじゃないのかしらね?
      >> 続きを読む

      2019/03/02 by 月うさぎ

    • 僕も未だに創作には魅力を感じてますし、何かを書きたいという衝動は燻ってはいますが残っております。

      小説に関して又吉さんはまだ守備範囲内でしか描いてないのかなって思います。

      その意味でも又吉さんにはいろんな作風の短編を書いてほしいです。
      >> 続きを読む

      2019/03/03 by アーチャー

    • 評価: 3.0

      芥川賞受賞後の次作

      やはり文体がおもしろい。
      正統派に「芥川賞作家」らしい文体w

      私小説(芸能的な意味で)書きの域は脱しないけれどおもしろく読んだんでOKです。
      このテンションで600ページくらいの本を書いたら脱帽します。

      今後も注目して読みたい作家さんです!
      >> 続きを読む

      2018/07/07 by

      劇場」のレビュー

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