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友情だねって感動してよ

4.0 4.0 (レビュー2件)
著者: 小嶋 陽太郎
定価: 1,728 円
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    「友情だねって感動してよ」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 4.0

      内容紹介----------------------------------------------------------
      全能感と劣等感、倦怠と焦燥。それでも、誰かと分かり合いたくてもがいていた、
      この物語は、あの頃の僕たちへの賛歌だ。

      日和見主義の「僕」、ガールフレンドの吉川、人形の〈はるちゃん〉と会話する湯浅。彼らの一筋縄ではいかない関係を描いた表題作をはじめ、三人の男女が紡ぐ崩壊と再生の軌跡。「青春」という言葉では収まりきらない、いま、そこに確かに存在する若者たちの情動と煌めきが詰まった、生傷だらけの全6篇。
      ------------------------------------------------------------------

      『放課後ひとり同盟』に続いて、またも短編集。
      物語自体は個々に独立しているが、神楽坂にある神社と公園という舞台設定をい共有している構成も前作と同じ。
      しかし、本作の方が私の好きな小嶋陽太郎の鬱屈した感じが出ていたように思う。


      「甲殻類の言語」☆☆☆
      似た者同士の性根の腐った幼馴染だことで。
      でも、彼女たちの言語と同様に、彼女たちにしか分かり合えない世界があるんだろうな。
      京一も実は腹黒かったりするんだろうか。

      「ディストラクション・ガ-ル」☆☆☆
      誰かの言葉あるいは存在によって自分の自我が確立されるという感覚はわかる。
      しかし、爽やかに終わったように思えるのは表面上のことだけだ。
      松岡は「僕」によって救われたものの、西野はまた一人に戻ってしまうのではないだろうか?

      「或るミコバイトの話」☆☆☆
      三角関係に何が起こるのかと思っていたが、めくちゃんはどうなるのだろう。

      「象の像」☆☆☆☆
      鬱屈どころか精神的に危ないところにある様子は『放課後ひとり同盟』に収録されていた「ストーリーテラー」に似ている。
      彼女に振られたショック、から意外にも早く立ち直ってしまって、これでは彼女に注いだ愛情に失礼だと感じて、ショックを受けている「ポーズ」をとり続ける。
      でも夢にまで彼女が現れたりして、ポーズのはずが現実になってしまったのか?、彼女に注いだ愛情の正体は何だったのか?、というところに話が及んでいく。
      初めての恋愛あるいは若いころの恋愛というのは相手との距離感が上手く掴めずに、愛が暴走してしまったり逆にあっさり終わってしまうことがよくある。
      結局のところ人付き合いだから、経験を重ねてちょうどいい付き合い方を覚えていくものなんだろう。
      自分の身に沁みて痛い。

      「恋をしたのだと思います」☆☆☆
      美作さんとの出来事は、常に受け身だったところから抜け出せる一歩になったはず。
      金子は自己中心的な男だから自業自得ともいえるが、何の予兆もなく(なかったように見える)彼女に振られたらショックだろうな。
      そこに気づかないのが罪ではあるのだが、女の人って突然爆発することあるよなあ。

      「友情だねって感動してよ」☆☆☆☆☆
      倉田が進学した高校には、毎日女の子の人形を持ち歩く湯浅という男子生徒がいて、まあ当然のようにそれをからかうやつが出てくる。
      しかし、吉川という女子が湯浅をかばい、倉田はそれを見て自分の未熟に気づく。
      湯浅はただのおかしなやつではなくて、奇妙な行動をとるだけの理由を抱えていて、倉田は彼と交流しながらその問題に向き合っていく。

      自分に正面から向き合う湯浅も、自分の間違いを正直に認めて人を思いやれる倉田も、しっかりとした芯を持っている吉川もみんなかっこいい。
      どれも現実では難しいことで、やはりその理想を目指したい。
      長編でも面白かったんじゃないかと思う。
      >> 続きを読む

      2019/01/25 by

      友情だねって感動してよ」のレビュー

    • 評価: 4.0

      浅野にいおさんの表紙に惹かれて、ジャケ買いもありかな?
      神楽坂を舞台にした短編集。
      ここ数年、女性を連れて行くと間違いなく気に入ってもらえる神楽坂。
      古い町並みの中に、リーズナブルなランチとオシャレ雑貨の店が並びます。

      カフェのある神社と象の像がある公園が舞台が主な舞台ですが
      赤城神社、あかぎ児童遊園と実在する場所のようです。
      神楽坂は何度が散策していますが、あちらの方まで行ってなかったので知りませんでした。
      次は足を延ばしてみよう。

      一番最後のタイトルの作品が一番よかったかな。
      短編なので、その先が知りたいよ!というところで終わってしまって、ちょっと物足りない感じの作品が多かったですが
      神楽坂好きな人には、町の雰囲気を感じながら楽しめると思いました。
      >> 続きを読む

      2019/01/21 by

      友情だねって感動してよ」のレビュー


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