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いつか陽のあたる場所で

4.5 4.5 (レビュー1件)
カテゴリー: 小説、物語
定価: 1,575 円

ご近所の噂話にビクリとし、警官の姿を見てはドキリとする。ワケあって下町は谷中で新生活を始めた芭子と綾香。二人に降りかかる霧はいつの日か晴れるのだろうか。熱烈な支持を集めた新シリーズ、単行本でいよいよ登場。

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    「いつか陽のあたる場所で」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 4.0

      芭子さん、過去に犯した罪に縛られて後悔しながら生きるのは、ほんとうに償ったことにならないんじゃないかな。後悔ではなく、反省をし、そこからどう生きるのがよいのかを学び、心を清く自分でコントロールしながら、前を向いて明るく懸命に生きること。自分はこんな人間なんだとか、またくり返すかもとか決めつけないで。人間は変わるんだから、変われるんだよ。自分は自分で思うようになるよ。

      その点で、綾香はありのままを受け入れて前を向いている。大きな罪を犯したという事実は消えないけれど、それは過去のこと。過去に戻ってやり直すことなんてできない。変えられるのはこれから。(綾香さん、失敗もするけどね・・・)
      刑期を終え、子どもと別れ一人になっても、そのことをきちんと受け入れ、次に進む。
      明るい綾香といっしょにいることで、自分の過去に縛られ、後悔し、自分を責め、自分の殻に閉じこもりがちの芭子も、少しずつ変わっていく。

      話は、綾香やお巡りさん(この新米警察官、高木のシリーズがあるみたいなので、そっちのほうが気になる。読んでみたい・・・)のおかげで、明るくあたたかい雰囲気ですすんでいく。

      罪の大きさは人それぞれだけど(綾香は殺人、芭子は昏睡強盗・・・お金を盗んだ)、刑務所に入った入らないの違いはあるけれど、この世に生まれてまったく、一つも罪を犯したことのない人などないはず。
      (よ~~~く、思い出してみよう。うそをついた、悪口を言った、“生き物”を殺した、だまって人のものを使った、こわした etc・・・一つくらいあるよね)
      大事なのは、誰でも罪(まちがい)は犯すものなので、いかに自分をコントロールしていくかということ。
      過去ではなく、これから。
      反省をしたら、そういうことをしないようにすればいい。そのためには、前を向くこと。心を明るく生きること。

      人の過去ではなく、今、どんな人間なのか、どんな人間をめざしているのかが大切なのだと思う。

      だから、芭子さんも元気を出して、明るい人生をつくっていってほしいと思いました。
      (お巡りさんと、うまくいくといいなあ。)
      綾香さんは、そのままでいいよ。 「うはははは」って笑って生きてってね。
      失敗したってお互い様よ。

      そうそう、NHKでドラマ化されてるらしいね。見てないけど。
      綾香が飯島直子、芭子が上戸彩。なかなかいいキャスティングじゃないでしょうか。
      >> 続きを読む

      2013/03/12 by

      いつか陽のあたる場所で」のレビュー

    • 裁かれることはないですけど、大切な人を傷付けてしまったことなら誰でもあると思います。

      その方への謝罪はもちろん、それ以外の方にも同じことを繰り返さないようにするのが贖罪なんじゃないかと思いますね。

      きっと回り回って、傷付けてしまった方にも返ると思います♪
      >> 続きを読む

      2013/03/12 by makoto

    • > 過去ではなく、これから。
      反省をしたら、そういうことをしないようにすればいい。そのためには、前を向くこと。心を明るく生きること。

      おっしゃる通りだと思います。

      そして、「悪いこと」だけではなく「良いこと」も過去ではなくこれからだと思います。

      過去に栄光が有ったとしても、それは過去。
      未来の栄光に向かって努力したいですね。
      >> 続きを読む

      2013/03/13 by ice

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      著者: 乃南アサ

      • 評価: 4.0

        自分が人をどれだけ許容できるのか試される本です。
        罪を赦し人を許すこと、それがどういうことなのか、普段考えもしないで日々を送っていますが、
        あなたのそばに、彼女たちがいたら、あなたはどう感じ、どう付き合いますか?

        東京の下町として大人気の谷根千(谷中・根津・千駄木)を舞台に
        ひっそりと、寂しげに、でもちょっと滑稽に、彼女たちは生きていきます。
        だって人は生きていかなくてはならないものだから。

        私は結構受け入れOKだと思います。
        その人その人、みんな違うと思う。
        一律に過去で人を括ってしまうことはできないし、したくない。
        主人公に対して批判的な意見があるのが、正直信じられなかったくらいです。

        (ネタバレなしで感想を書くのが難しい作品だな~)

        この作者は人の書いたことのない分野で小説を書きたいと考えているのかもしれない。
        ちょっと面白い人だと思う。
        >> 続きを読む

        2012/02/21 by

        いつか陽のあたる場所で」のレビュー

      • 妹が乃南アサのファンみたいです。
        話のネタに、ひとつ読んでみようかなぁっと。

        2012/07/25 by ice

      • iceさん 私も乃南アサは妹から借りて読んでいるんです。(^^)
        最初に読んだのが「凍える牙」でした。随分昔です。

        読んでみておすすめのものがあったら教えてくださいね。
        >> 続きを読む

        2012/07/25 by 月うさぎ


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