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犬とハモニカ

3.8 3.8 (レビュー3件)
カテゴリー: 小説、物語
定価: 1,470 円

空港の国際線到着ロビーを舞台に、渦のように生まれるドラマを、軽やかにすくい取り、「人生の意味を感得させる」、「偶然のぬくもりが、ながく心に残った」などと激賞された、川端賞受賞作。恋の始まりと終わり、その思いがけなさを鮮やかに描く「寝室」など、美しい文章で、なつかしく色濃い時間を切り取る魅惑の6篇。

いいね! Tukiwami momomeiai

    「犬とハモニカ」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 5.0


      江國香織の第38回川端康成文学賞受賞作「犬とハモニカ」を読み終えました。

      ひとは孤独だ。恋愛にセックス、食べることに旅すること、スポーツに芸術に音楽、その他にもたくさん、もともとは生きてゆくために必要だった営みを、人類は何万年もかけて洗練させてきた。

      それらに夢中になることで、孤独をまぎらし、人生は素晴らしいと思い、私たちは生きている。

      けれども、満たされた瞬間を狙いすまし、孤独は滑り込んでくる。
      その瞬間を、手つきが見えないほど繊細に、そして、ためらいなく大胆にとらえるのが、作家・江國香織の短篇小説だと思っています。

      主人公たちは、くっきりとした輪郭に、肌のぬくもりと息づかいを感じさせ、彼や彼女のつぶやきは、読んでいる私からこぼれ落ちたもののようだ。

      不倫相手から別れを告げられたばかりの男性も、ひとりの男に溺れ、性の交わりを繰り返す女性も、公園の芝生の上で、一見むつまじくピクニックをする新婚夫婦も、それぞれ声にならない孤独を抱えている。

      男との情事にどこか倦んだ主人公が、晩夏の夕暮れ、ひとり買い物に出る。
      路上にたたずむ女の子とすれ違う瞬間、女の子にかつての自分を見い出し、世界の中で自分が変わらず一人だと悟る。

      胸のつまるほど美しいこの光景を見ているのは、主人公なのか、私なのか?
      小説を読むことの不思議、悦びとはこのことだと素直に思う。

      小説とは、孤独をまぎらす気晴らしではない。
      孤独を味わい、愛おしむものとして、江國香織の短篇小説はあるのだと思う。

      >> 続きを読む

      2019/01/19 by

      犬とハモニカ」のレビュー

    • 評価: 3.0

      世の中には いろんな男と女の恋愛がある・・。
      人それぞれ、日常に起きている事は違うし恋愛もまた違う。
      どうしたら、しあわせになるか迷い考えながら生きていく事が
      恋愛の意味なのかもしれません。
      この本は、そんな日常の恋愛の物語なのだと思います

      2014/07/06 by

      犬とハモニカ」のレビュー

    • 恋愛小説は最近あまり読んでいないので、読んでみたいです!

      2014/07/06 by coji

    • >どうしたら、しあわせになるか迷い考えながら生きていく事が恋愛の意味なのかもしれません。
      たしかに、幸福と愛はつながっていると思います!
      >> 続きを読む

      2014/07/06 by マカロニ

    • 評価: 3.0

      6つの短編集。
      寝る前に一篇ずつ読みたいような感じ。

      江國香織の本はけっこう好きなんだけど、他の作品と比べると残念ながらイマイチ。
      印象に残らないというか。
      良くも悪くもさらっとしている。

      期待しすぎかな?
      江國さんらしさがちょっと薄いのかな?

      美しいけど最後にちょっと怖いような感覚が残る。
      >> 続きを読む

      2012/12/26 by

      犬とハモニカ」のレビュー

    • 寝る前に江國香織の短編集を読んでいる女性…
      なんだかオシャレです!

      2012/12/26 by ただひこ

    • まだ2冊?くらいしか読んでいませんが、江國香織の作品は起承転結が有るようなものではなく、空気感を楽しむようなもののような印象が有ります。

      もしかしたら短編向きなのかも知れないなぁと思いました。
      >> 続きを読む

      2012/12/26 by ice


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