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平凡

4.0 4.0 (レビュー5件)
著者: 角田 光代
定価: 1,512 円
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    「平凡」 の読書レビュー (最新順)

    最新のレビュー順 | 人気のレビュー順
    すべてのレビューとコメントを開く
    • 評価: 4.0

      「あの時こうしていたら、、」
      そんな“もしもの人生”を
      想像してしまった6人の短編集。

      スリルもクライマックスも何もない “平凡”。

      タイトルどおり、平凡な日常が描かれているのに
      本を閉じても、色んな種類の余韻から
      いまだに抜けられないでいる。

      特に『月が笑う』は、しばらく答えを探してた。

      “平凡” な結婚生活を送っていたはずの男性が、
      突然、身勝手な理由で妻に離婚をつきつけられる。

      この話の最大のテーマが “許す” ということだ。

      子供のころ、“許す” か “許さない” の選択を迫られた
      思い出を振り返り、自分自身の答えに行き着く。

      その男性の決着の付け方が清々しく、
      「許すという事は、忘れるという事」
      他の小説での台詞だが、頭から離れなかった。

      “運がいい” だけとは思わないくらいの努力はしてるし、
      “運が悪い” だけとは思えないくらいの反省もしてる。

      どこかで生きてる誰かも、きっとそうなのかも。

      なんとなく懸命に過ごすのが “平凡” なら
      それでいいのだと思う。
      >> 続きを読む

      2019/01/28 by

      平凡」のレビュー

    • 評価: 3.0

      別の道があったかも...。
      ここではないどこかへ、みたいな逃避、後ろ向き、ネガティブシンキング満載。
      これを楽しむのはどうかと思うけど(;´Д`)
      わりと女性むけなので、そういう生き物なのかと思いつつ、おもしろかったです。

      「母性というのは、抱きしめたいとか、頬ずりしたいとか、噛み付きたいとか、そういう気分ではなくて、この、泣きたいような気分を言うのではないかと聡子は思うことがある。そのほかのことにはかわいいからという理由があるが、泣きたいという気分の理由だけはわからないからだ。母性は、聡子には未だわからない分野のものである。」

      ここ、気に入った。はっ、とした。

      (amazon解説)
      つい想像してしまう。もしかしたら、私の人生、ぜんぜん違ったんじゃないかって―― 。もし、あの人と別れていなければ。結婚していなければ。子どもが出来ていなければ。仕事を辞めていなければ。仕事を辞めていれば……。もしかしたら私の「もう一つの人生」があったのかな。どこに行ったって絶対、選ばなかった方のことを想像してしまう。あなたもきっと思い当たるはず、6人の「もしかしたら」を描く作品集。
      >> 続きを読む

      2018/08/31 by

      平凡」のレビュー

    • 評価: 5.0

      「短編」ってなんとなくさびしくて後回しになるのだが、期待以上の角田光代ワールド。どれもこれも、そうそうそう、そうなのよね、を代弁していただいた感たっぷり。

      あの時、もしも、あそこで、ああしていたら、あちらを選んでいたら、こちらを選んでいなかったら、の、わが人生に
      おける過去の分岐点の数々を思い返させる一冊。

      誰もが振り返る過去、選ばなかった「仮定」の現在、それが、ありがちな軽いドラマではなく、どっしりと。

      >> 続きを読む

      2015/01/21 by

      平凡」のレビュー

    • 「平凡」「明星」と言うアイドル雑誌を思い浮かべましたが、マッチ?タバコ?なんでしょうね... >> 続きを読む

      2015/01/21 by ice

    • iceさん。ありましたねー。せいこちゃんカット、真似したものですww

      2015/02/13 by umizaras

    • 評価: 5.0

      もしかして あの時こうしていたら・・
      今の人生は違っていたのではないだろうか・・と
      誰もが 思った事があるのだろうと思う。
      誰にも、もしあの時・・もしあの日・・とか
      いろんな分かれ道が存在して、今を生きているのだと思う。
      そして 今の自分に疑問を持った時・・
      過去を振り返り 道を誤ったのかと
      考えてしまうのだろうと思う・・。
      この本は、そんな人々の物語です・・。
      私は、たとえ違った道を選択しても
      自分が間違いを認めて反省しないうちは
      同じ結果にたどり着くと思っています。
      選択を 誤ったのではなく考え方に
      間違いがあったのだと思うから・・。
      過去を悔やまず、これからを精一杯生きることが
      大事なのだと思います。 
      >> 続きを読む

      2014/07/01 by

      平凡」のレビュー

    • 「平凡」と言えば「明星」ですねぇ...

      2014/07/01 by ice

    • > 誰にも、もしあの時・・もしあの日・・とか

      「あの日あの時あの場所で君に会えなかったら」

      東京ラブストーリーの歌が蘇ってきました。
      >> 続きを読む

      2014/07/02 by suppaiman

    • 評価: 5.0

      もしかしたら…今とは違う人生があったのかもしれない…。
      6編の短篇集。
      私達夫婦と友人の4人で来たギリシャ旅行。友人2人は恋人同士であるけど、それぞれ別の家庭がある…「もうひとつ」
      多少のすれ違いはあっても、こんなもんだと思ってたのに、妻が突然「別れてください」と言ってきた…「月が笑う」
      日常をちょっと強調してブログをしている主婦…「こともなし」
      かつての恋人が開いた店を男は訪ねて…「「いつかの一歩」
      有名人になった友人が遊びに来るという。でも彼女には目的があって… 「平凡」
      離婚してから飼い始めた猫が逃げた。見かけたと連絡をもらい…「どこかべつのところで」

      ◆誰でも「あの時違う選択をしていれば…違う行動をしていれば…」と思うことはあると思います。
      何をもって平凡と言うかは判らないけど、でも多分平凡と言える私だって、いくつかのあの時があります。
      考えても仕方ないとかわかっていても、それでも考えてしまう時がある…それは、多分後悔というものなんでしょうね。
      そんな心情を描き出すのがやはり上手い!
      個人的にはラストの「どこかべつのところで」が一番心に残りました。
      >> 続きを読む

      2014/06/20 by

      平凡」のレビュー

    • > 考えても仕方ないとかわかっていても、それでも考えてしまう時がある…それは、多分後悔というものなんでしょうね。

      後悔でも有り、感傷でも有りそうですね。
      >> 続きを読む

      2014/06/22 by ice

    • iceさん>
      感傷…そうですね。そういう言い方もありました。
      「かんしょう」というとつい「鑑賞」という言葉に変換してしまうので、ちょっと出てこなかったな(笑) >> 続きを読む

      2014/06/22 by むつぞー


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