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フェルマ-の最終定理 ピュタゴラスに始まり、ワイルズが証明するまで

ピュタゴラスに始まり、ワイルズが証明するまで
4.2 4.2 (レビュー3件)
カテゴリー: 数論(整数論)
定価: 2,415 円

3以上の自然数nに対してXn+Yn=Znを満たすような自然数X、Y、Zはない。「私はこの命題の真に驚くべき証明をもっているが、余白が狭すぎるのでここに記すことはできない」。17世紀にフェルマーが残した超難問を、数学者ワイルズが1995年に完全証明した。ピュタゴラスに始まる数論、解決のカギとなった「谷山=志村予想」など、数学をめぐる「歴史ドラマ」を、分かりやすく感動的に描いた傑作。

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    「フェルマ-の最終定理 ピュタゴラスに始まり、ワイルズが証明するまで」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 5.0

      Xの二乗+Yの二乗=Zの二乗。
      これはピタゴラスの定理ですよね。
      じゃあ、各項を三乗以上にしたら成り立つ場合があるか?

      素人数学者であるフェルマーは「べき乗が2以上の整数では成立しないよん!」とだけ書いて死去しちゃいました。
      これがフェルマーの最終定理という奴ですが、証明式などどこにも残されてないんですね。

      その後、名だたる数学者がこの証明に挑んできましたが、ことごとく敗れ去りました。
      この最終定理が証明されたのは1993年なんですね~。
      随分長いことかかりました。
      その数学の軌跡を描いたのが本作品です。

      あ、難しい数学なんて分からなくても十分楽しめますよ。
      でもね、もう一つ謎があるんです。
      1993年にワイルズという数学者が成し遂げた証明には、フェルマーが生きていた時代には絶対に使うことができなかった数学テクニックが使用されているんです。
      じゃあ、フェルマーが使うことができた方法では証明できないのか?
      いや!できるはずだとして今なおその証明に取り組んでいる人たちもいるそうです。
      知的興奮満載の良書。
      >> 続きを読む

      2019/03/16 by

      フェルマ-の最終定理 ピュタゴラスに始まり、ワイルズが証明するまで」のレビュー

    • そこに夢があるからじゃないですか。むしろアマチュアの数学者の方がもっと熱心に今でもやっているようですよ。
      >> 続きを読む

      2019/03/16 by ef177

    • なるほど。ロマンですね。

      価値の基準のようなものが違うみたいですね。

      世界観にこだわるか、楽しみ方に重きを置くかみたいな感じで。
      >> 続きを読む

      2019/03/16 by 月岩水

    • 評価: 3.0

      数学は専門ではないですが、難しげな証明や定理も詳しく説明されているので内容がよく理解できました。
      数学者という人種が少し身近に感じられるようになりました。
      訳者の方のあとがきにも書かれていましたが、女性数学者や日本人数学者の活躍がたくさん触れられていて興味深かったです。
      フェルマーの最終定理以外にも、歴史上の数学のいろいろなエピソードが読めます。数学や世界史の知識が豊富な人ならもっと楽しめたかな、と思います。
      読み終わると少し頭が良くなったような錯覚を感じられます。笑

      2015/04/22 by

      フェルマ-の最終定理 ピュタゴラスに始まり、ワイルズが証明するまで」のレビュー

    • 理系として大学で数学の最低限のことは学びましたが、群論で嫌になりました(笑)

      >難しげな証明や定理も詳しく説明されている

      でもまだ数学を学びたいという気持ちがあるので、分かりやすいなら読んでみたいです。

      >歴史上の数学のいろいろなエピソードが読めます。

      エピソードがあると息抜きになって最後まで読めるかもしれませんね。
      >> 続きを読む

      2015/04/23 by ウコッケイ

    • 評価: 4.0

      副題にもあるように、この本は数学界を舞台にした「歴史ドラマ」「ドキュメンタリー」。数学の内容を理解しなくてもいいので、気楽に(数学の内容に関わる箇所は読み飛ばす)読めました。読み始めるとあっという間。

      数学とは・・・、数学界とは・・・、数学の歴史は・・・、数学者という人たち・・・。

      学問と人間の話。

      「好奇心とチャレンジ精神」なんですね。
      パズルが解けたら嬉しい、楽しい。難しければ難しいほどチャレンジしがいがある。喜び、満足感、達成感、と優越感。

      夢を追いかける。イチローもそうだし、オリンピックを目指すアスリートもそう。

      そこには、 数学界における名声や賞金も+αされる。^^;

      「数学の完全性」つまり「真理」を求める(手に入れたいという)一種の”宗教”のような感覚さえある。

      興味関心は人それぞれ。
      それが権力や戦争などに悪用されさえしなければ、人や自然を害さなければ、個人の自由。すぐに社会の役に立たなくても、超難題に取り組むことは、粘り強くじっくり物事を考え抜く能力を養うことになるだろうし、幅広い視野で物事に当たることも身についてくるだろうし、何より問題に取り組んでいることが楽しければ、それは十分意味のあることだと思います。

      ・・・ま、ワタシは「岩澤理論」も「ガロア表現」も「楕円方程式」も「モジュラー形式」も、興味ないけどね。^^;

      数学の、”必ず答えがある、矛盾してはいけない、完璧をめざす”というところには惹かれる。けど、執着しすぎて不幸な人生に終わる人がいるというのは、数学者も結局”人間だなあ”って思いました。(夢をもつことは”楽しみ”でなくちゃね)
      あと、コンピュータができて、数学にロマンがなくなったというのはそう思います。コンピュータのあり方も考えた方がいいと思いました。

      証明はできたけどその証明が本当に正しいかどうかをチェックするのも”人間”、となると本当に100%完璧だと言うことができるのか?(コンピュータも100%完璧じゃないし)結局、賢い人がチェックしたのを「信じて」、きっとその証明は正しいと「信じる」ことしかできないんだろうと思いました。つまり、この世に完璧はないてことね。(でもだから、追求し続けられるのね)

      印象に残ったトピック
      「私は嘘つきだ」←これは証明できない。(断定してるからね。「私は嘘をつくこともある」なら分かるけどね)
      決闘の話・・・人を撃たなきゃいいんだ。決闘なんて止めたらええねん。
      あと、「帰納法」「演繹法」「背理法」の意味が分かった^^;


      ニコニコ動画にBBCの番組がアップされてました。→http://www.nicovideo.jp/watch/sm3705411
      >> 続きを読む

      2015/04/20 by

      フェルマ-の最終定理 ピュタゴラスに始まり、ワイルズが証明するまで」のレビュー

    • 私も数学に限らず完璧を求めなくてもいいのに何故そこにこだわるのかがよく分からないと思いました。

      趣味でやってる私としては、愉しめる式があるんだから、それで楽しめる範囲を楽しめばいいんじゃないかと。

      数学が完全じゃないというのも、「私は嘘つきだ」という、自己言及というある特定の分野でのみ数学の証明が成立しないということで、その矛盾が哲学やら論理学やら他の学問にも影響を及ぼし矛盾をきたしてくるので問題になってるみたいです。

      ・・・だからって、自己言及の分野以外の他のことで充分愉しめるんだから、そんなに気にしなくてもって私は思っちゃいます。

      学者さんの感覚だと、数学が完璧なことが美しくて素晴らしいのに、それが崩れることが我慢できないという考えみたいですね。それとも、それは数学の真理に宗教的な価値を見出してる方だけの考えなんでしょうか。

      ・・・趣味でやってる私の立場からだと、結局なんやら分からない話ということで済んでしまいます。
      >> 続きを読む

      2019/03/16 by 月岩水

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      • 評価: 5.0

        2015年3月課題図書。

        数学ノンフィクション。
        数学も苦手な上、ノンフィクションも普段読まない。しかもこの分厚さ…けっこうなボリュームだなぁと読み始めたが、うーん、面白い!

        17世紀にフェルマーが残したフェルマーの最終定理。

        xのn乗 + yのn乗 = zのn乗
        nが3以上の自然数 (x, y, z) の組が存在しない

        「私はこの命題の真に驚くべき証明をもっているが、余白が狭すぎるのでここに記すことはできない」

        紀元前古代ギリシアの哲学者であり、数学者でもあったピュタゴラスの話から始まり、17世紀にフェルマーがフェルマーの最終定理を残してからというもの、数学者たちが様々な方法で証明を試み、3世紀もの時を費やし、つい数年前、ついに証明されたという壮大でドラマチックな物語。

        数学の神秘性、数字の持つ不思議、自然界をも支配している数学。
        数学が苦手な私が数学の面白さに魅せられたのだから、理系の人にはもちろん、文系の人にもぜひおすすめしたい。

        たとえば、17年地中で過ごすジュウシチネンゼミや13年地中で過ごすジュウサンネンゼミは蝉の天敵である寄生虫とライフサイクルが極力重ならないように素数のライフサイクルになっているという説があるらしい。また、川の直線距離と実際の長さの比はほぼ3.14...つまりπであるらしい。数学って学問だけの話じゃないんだと、面白くて、不思議で、ちょっと鳥肌…。

        もちろん自然界の話だけでなく、多くの数学者たちが登場し、それぞれの人生や人間模様も面白い。

        時々数学の話で付いていけない話もあったけど(特にケプラーの球体充填問題…)それも気にならないくらい面白かったのでちょっと背伸びの☆5です。
        >> 続きを読む

        2015/04/12 by

        フェルマーの最終定理」のレビュー

      •  すごくおもしくて一気に読んでしまったという印象が残っています。数学的なことはさっぱり分からないのですが、それでどうしておもしろいのかなあ。
         
        「おもしろい」って不思議ですね。
        >> 続きを読む

        2015/04/13 by 弁護士K

      • 素頓卿さん
        そうなんです!色々な時代の色々な国の人が登場するのですが、日本人も登場します。私はフェルマーの最終定理は聞いたことがあるくらいで予備知識ゼロだったので日本人の登場は驚きでした!

        arinkoさん
        タイトルだけで読まないのは損かも…と思える面白さだったので、気が向いたらぜひぜひ読んでみてください♪ なんせ私でも読めたので。笑

        弁護士Kさん
        そうなんですよねぇ。そう思うと自分で苦手意識持って好き嫌いフィルターかけちゃうのって勿体無い気がします。思いもよらないようなジャンルも読んでみると面白いって思ったりしますもんね。この本はまさにそうでした。
        >> 続きを読む

        2015/04/13 by chao


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