こんにちはゲストさん(ログインはこちら) | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト →会員登録(無料)

震災歌集

4.0 4.0 (レビュー1件)
カテゴリー: 詩歌
定価: 1,155 円

大震災からの12日間。短歌による記憶と記録。

いいね!

    「震災歌集」 の読書レビュー (最新順)

    最新のレビュー順 | 人気のレビュー順
    すべてのレビューとコメントを開く
    • 評価: 4.0

      三一一の直後に、作者が読み続けた短歌が収録された歌集。

      あれから二年近く経ち、早くもともすれば風化しつつあるあの時の思いや記憶を、あらためて思い出すためにも、貴重な一冊かもしれない。

      いくつか、とても心に響く歌があった。

      「被曝しつつ 放水をせし 自衛官 その名はしらず 記憶にとどめよ」

      「原子炉に 放水にゆく 消防士 その妻の言葉「あなたを信じてゐます」」

      「原子炉の 放射能浴び 放水の 消防士らに 掌合はする老婆」

      あの時に最前線でがんばってくださった消防士や自衛隊や東電の方々は、本当にあらためてその姿を思い出しても胸打たれる。

      また、

      「国ちゆうに 嘆きの声は みつといへど 政争をやめぬ 牛頭馬頭(ごずめず)のやから」

      という歌は、本当にそのとおりだったとあの頃の馬鹿馬鹿しい政争を思い出した。
      牛頭馬頭は、地獄の獄卒のことである。

      「石原の 石くれのごとき 心もて 「津波は天罰」 などといふらし」
      「「真意ではなかつた」などといふなかれ 真意にもとづかぬ 言葉などなし」
      「言葉とは 心より萌ゆる 木の葉にて 人の心を 正しく伝ふ」

      の三首も、あの時、同じことに私も同じことを強く感じたので、あらためてその時のことを思い出した。

      「「日本は変はる」「変へねばならぬ」という若者の声 轟然と起これ」

      「アメリカに九・一一 日本に三・一一 瞑して想へ」

      「復旧とは けなげな言葉 さはあれど 喪ひしもの つひに帰らず」

      本当に、そのとおりと思う。

      多くの人に、あらためて読んで欲しい歌集だと思う。
      >> 続きを読む

      2013/02/11 by

      震災歌集」のレビュー

    • 短歌を読んで、初めて泣けました・・・

      2013/02/12 by makoto

    • <makotoさん

      コメントありがとうございます^^
      良い短歌は本当に心に響きますよね^^ >> 続きを読む

      2013/02/12 by atsushi


    最近この本を本棚に追加した会員

    この本に関連したオススメの本

    取得中です。しばらくお待ちください。

    シンサイカシュウ
    しんさいかしゅう

    震災歌集 | 読書ログ

    会員登録(無料)

    今月の課題図書
    読書ログってこんなサービス
    映画ログはこちら
    読書ログさんの本棚

    レビューのある本

    最近チェックした本