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マザー・グースの唄―イギリスの伝承童謡 (中公新書 (275))

イギリスの伝承童謡
5.0 5.0 (レビュー1件)
著者: 平野 敬一
カテゴリー:
定価: 777 円
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    「マザー・グースの唄―イギリスの伝承童謡 (中公新書 (275))」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 5.0

      「だァれが殺した、コック・ロビンを?」。伝承童謡「マザーグース」が英語圏(主にイギリス)の文化において果たした役割を考察した本である。マザーグースはイギリスにおいては三歳児でも知ってるくらいに根強いものらしく、英語圏では小説や新聞記事、映画に引用され日常英語の一部として機能を果たしている。
       
      日本はあまり引用の慣習がないと言われているが、それはイギリスにおけるマザーグースのような知的共有財産(共通言語)がない事が原因なのかもしれない。ネットではアニメや漫画のセリフが引用されることがあり、それが面白かったりするのだが‥‥
       
      ・多くがギャグ的な、笑いを感化させる引用なので表現の幅が狭いこと
      ・アニメや漫画には流行り廃りがあるので共通言語としての賞味期限がマザーグースとは比較にならないほど短いこと
      ・「三歳児でも知ってる」ほどの共有力はないこと
      ・映画、新聞記事、日常会話で引用される事はあまりない
      以上の事から共通言語としての機能はそれほど高くないと思われるので、ちょっと寂しい感じがする。

      「ローゼンメイデン」や「かがみの国のアリス」でマザーグースが引用されていたので、マザーグースについて知りたいという軽い気持ちで本書を手にとったのだが、マザーグースの魅力ばかりでなく言語の機能についても興味をそそられた。
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      2016/04/21 by

      マザー・グースの唄―イギリスの伝承童謡 (中公新書 (275))」のレビュー

    • 赤毛のアン!そうでしたね。でも読んだのが子どもの頃だったからわからないでスルーしていました。松岡さんの新訳が出た時読もうと思ってそのままだったわ。
      また課題図書が〜^_^;

      『そして誰も』は童謡をモチーフにした見たて殺人の代表作ですね。
      でもwikipediaでも間違えていますが、これはマザーグースではありません。
      アメリカの数え歌です。だからクリスティは「ニガー」が差別用語だとは知らなかったのです。英国内に黒人奴隷はいませんでしたからね。差別的意識はなかったのでした。一応彼女の名誉の為に申しあげておきます。
      >> 続きを読む

      2016/04/23 by 月うさぎ

    • 僕も多くは訳者ノートによって、そうだったのか!と感心していました。でも、そういった知識に乏しくとも赤毛のアンは、美しい自然描写とアンの豊かな想像力を楽しむことができました。

      なるほど元歌「Ten Little Indians」がアメリカの作者によるものなんですね。しかし、イギリスの作者によって「Ten Little Niggers」に翻案され、それがイギリスで伝承されてきたようなので、ナサリーライムの範疇には入るのですかね。

      1960年代にはこの歌が入ってることが一因となって、出版を見合わせたマザーグース童謡集があったり、オーピー夫妻が「パッフィン版・童謡集」においてニガーの方を外し、今まで冷遇していたインディアンのほうを採録するなどの事があったようです。著者はそのことについて、学問の世界でも浮世の風を免れないことを嘆いていて、これも本書の見どころだったりします。
      >> 続きを読む

      2016/04/23 by けやきー


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