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ミーナの行進

4.2 4.2 (レビュー4件)
カテゴリー: 小説、物語
定価: 720 円

美しくて、かよわくて、本を愛したミーナ。あなたとの思い出は、損なわれることがない―ミュンヘンオリンピックの年に芦屋の洋館で育まれた、ふたりの少女と、家族の物語。あたたかなイラストとともに小川洋子が贈る、新たなる傑作長編小説。第四二回谷崎潤一郎賞受賞作。

いいね! hinataboko KEMURINO

    「ミーナの行進」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 4.0

      個人的には『赤毛のアン』『本屋さんのダイアナ』に通じる清々しい読後感を味わった!


      健気で前向きな少女たちの成長していく姿をあたたかく見守る周囲の大人たちが子ども目線で描かれていて、ときどきコミカル、ときどきミステリアスで魅力的だった。

      加えて、70年代という時代背景がめちゃおもしろかった。大阪万博、プラッシー(小説中はフラッシー)、こっくりさん、ミュンヘンへの道、ジャコビ流星雨などなど昭和を象徴するエポックな記憶が次々に蘇ったてワクワク!

      SNSに頼る最近の少女たちも、きっと答えが見えない何かを察知しているんだろうな。
      >> 続きを読む

      2019/12/01 by

      ミーナの行進」のレビュー

    • 評価: 4.0


      今回読了したのは、小川洋子の谷崎潤一郎賞受賞作の「ミーナ」の行進。

      この小説は、古き良き時代の少女小説の伝統に忠実な、あり得ないほどの心に残るファンタジーで、そういうものとしてはよく出来た小説だと思いますが、正直、少し長すぎるかなという印象を持ちましたね。

      言ってみれば、完全に児童文学ファンタジーで、作者の小川洋子は、文章がこなれていて、構成の仕方やエピソードの入れ方も実に巧い人だから、それでなんとなく読まされてしまうんですね。

      山陽新幹線の開通、川端康成の自殺、ミュンヘンオリンピック、アラブ・ゲリラの過激派による、オリンピック選手村のイスラエル宿舎立て籠もり事件といった世相を織り込みながら、しかし、読み心地は、まるでお伽噺のような家族小説。

      時折、暗い影がささないわけではないのですが、この小説の全体を覆っているのは、確かな幸福感なんですね。

      しかし、小川洋子の小説の最大の美点のひとつである"昏い予感"や、"きれいな悪意"がまるで存在しないんですね。
      そこが、少し不満が残るところで、その悪意も何もない、どこにも引っ掛からないという点が、この小説の弱点のような気がするんですね。

      そして、細部の設定が物語に奉仕するために、不自然さをまとっている点も気になるところですが、「博士の愛した数式」で小川洋子の小説と出会った人には、ぴったりの作品かも知れませんね。

      >> 続きを読む

      2018/07/07 by

      ミーナの行進」のレビュー

    • 評価: 5.0

      小川洋子さんの話の中で知ってる限りはハッピーエンドに近いんじゃないだろか。
      私は何故か読む前から、「ミーナは死ぬな」と思っていた。
      だって、小川洋子さんなのだから。
      喘息だかの発作を起こす度にそう思ったが

      成人になってる。
      もう、これだけでハッピーエンド!
      不思議テイストもある、辛いこともある
      でも、主人公もミーナも生きて交流がある!
      もう、これハッピーエンドだよね。
      >> 続きを読む

      2016/07/25 by

      ミーナの行進」のレビュー

    • 評価: 4.0

      やっぱり小川洋子さんの小説は独特だと感じた。表現の例え方など目の付け所がおもしろく、また、それぞれの人物はちゃんとその人の信念や思いが描かれていて、誰一人無駄な人はいないと感じさせる。全体的にやわらかく繊細な表現で書かれておりやさしい物語ではあるが、ただそれだけではなく、人間らしい、誰もが抱えるような苦しさから深い闇までしっかり描かれていると感じた。

      でも終わり方がどうももどかしい。朋子とミーナはずっと仲の良い友達でいるかと思ったら、30年間に数えるほどしか会っていないとは…。現実味があるといえばあるが、この2人だけでも最後まで仲良く幸せでいてほしかったなぁ。 >> 続きを読む

      2014/06/11 by

      ミーナの行進」のレビュー

    • 登場人物全てが脇役っぽくないということでしょうか?面白そうです
      苦しみや闇がやさしい物語の中でどう描かれいるか気になります。 >> 続きを読む

      2014/06/12 by may13

    • >誰一人無駄な人はいないと感じさせる。

      とても素晴らしい作品ですね。やはり良い作品は登場人物が一人一人しっかりと芯を持っていることだと思います。 >> 続きを読む

      2014/06/12 by sangatu

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      中央公論新社 (2006/03)

      著者: 小川洋子

      • 評価: 4.0

        家庭の事情で一年間ミーナとその家族と過ごすことになった朋子の回想。

        ゆったりとした綺麗で穏やかな世界観。
        繊細で透明感あってこの人の書く文章が好き。

        この話はある意味淡々としすぎているかもしれないけど、大切なものが物語り全体に散りばめられているようなそんな感じがする。
        「読む」というより浸りたい作品。 >> 続きを読む

        2012/11/12 by

        ミーナの行進」のレビュー

      • だんだん、小川洋子作品がまた読みたくなって来てます。
        浸る感じって上手い表現だと思います♪ >> 続きを読む

        2012/11/12 by ice

      • ミーナも朋子も過去の知人がいるので冷静に読めないこと確定w

        2012/11/12 by makoto


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