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ブラディ・ローズ

4.0 4.0 (レビュー1件)
著者:
カテゴリー: 小説、物語
定価: 680 円

美しい薔薇園を持つ屋敷の主人のもとに嫁いだ花梨。彼の二番目の妻は謎の墜落死を遂げたばかりだったが、主の妹・晶はじめ屋敷の一同は新しい花嫁を歓迎する。やがて、花梨のもとに悪意をむきだしにした脅迫状が届くようになり―。差出人はいったい何者なのか?傑作サスペンス長篇。

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    • 評価: 4.0


      後妻に入ったヒロインが、美しかった前妻と事あるごとに比較され、神経を苛まれるというモチーフは、ヒッチコックの映画「レベッカ」でよく知られている。

      日本のミステリでは、泡坂妻夫がすでに「花嫁のさけび」でそのモチーフに挑戦していたが、今邑彩もデビュー2作目となる「ブラディ・ローズ」で、同様のモチーフに挑戦している。

      相澤花梨は、美しい薔薇園を持つ屋敷の当主・苑田俊春のもとに後妻に入る。
      屋敷の住人たちはみな、俊春の最初の妻であったという小雪のことをいまだに賞賛している。

      二番目の妻であった良枝は、それで神経を苛まれ、屋敷の窓から身を投げた。
      そして、俊春の三番目の妻となった花梨も、やがて良枝と同じ運命を辿り始める。

      良枝の手記に書かれていたとおり、花梨のもとにもまた脅迫の手紙が届いたのだ-------。

      三番目の妻というアレンジの仕方が実にうまく、反復が法則性を生み出している。
      サスペンス色の強い序盤の展開が、やがて本格ミステリ調に転じてゆくのも、法則性に縛られた空間がそこにあったればこそ。

      「レベッカ」のモチーフをよく知っている者ほど騙される、この作品の仕掛けは実に見事だと思う。

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      2019/05/13 by

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