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ヴォイド・シェイパ = The Void Shaper

3.8 3.8 (レビュー1件)
著者:
カテゴリー: 小説、物語
定価: 740 円
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    「ヴォイド・シェイパ = The Void Shaper」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 4.0

      森博嗣さんの作品です。この「ヴォイド・シェイパ」から始まるシリーズは「ブラッド・スクーパ 」、「スカル・ブレーカ」と三巻まで刊行されており、全五巻まで刊行されるようです。森博嗣さんと言えば映画化やコミック化もされた「スカイ・クロラ」シリーズが有名ですが、それに匹敵するシリーズになるか気になるところです。

      剣の達人:カシュウに育てられたゼンはカシュウの死をきっかけに山を降りる。山での生活しか知らないゼンは初めて世間を知り、人を知り、剣を振るいながら生き方を学んで行く—。

      本作を一言でどんな話かといってしまえば、ゼンの旅の物語です。ゼンは旅をしながら、時に剣を振るい、時に出会った人と会話し、剣について、強さについて、生き方について様々なことを学んでいきます。強いとは何か、生きるとは何か、剣とは何か。生まれてから師であるカシュウが死ぬまで山を降りたことのないゼンは世間知らずであるとどうじに、とても純粋でもあります。その純粋な思考のままにゼンは生きるということ、強いということの本質を掴んでいきます。

      森博嗣さんの作品に共通して言えることですが、この方の作品を読んでいると非常に淡白に感じるときがあります。誇張した表現がいっさいなく、淡々と物語が進んで行くような印象を受けるのですが、その表現がこの作品ではとても生きています。朴訥として多くを語らないゼンの生き様の描き方とよくあっているのですね。

      心を囚われないこと。一つのことに拘らないこと。
      剣の道を追い求めるところで、行き着くこれらの考えやその描き方を読んでいると、「バガボンド」を思い出します。言わずと知れた剣豪:宮本武蔵の生き様を描いた名作ですが、この中にも似た表現が出てきます。剣の道を進む者同士の共通項と言えるかと思います。


      しかしこの作品で描かれているゼンの考え方の道筋は凄いですね。この著者はよく剣豪の思考をこのように辿ることができるものだ、と思います。剣、強さ、生きるということ。各章の最初には新渡戸稲造の「武士道」の文章が書かれていますが、きっと著者も「武士道」について考えつくしているのだろうな、と感じます。

      自分が殺した人、自分が救えなかった人、自分の人生とは無関係に死んだ人。
      一作目だけでも数々の出会いと別れを繰り返しながらゼンは少しだけ成長して前に進んでいきます。森博嗣さんの作品はもっと読みにくい印象があったのですが、本作は想像していたよりもだいぶ読みやすかったです。次の作品も読もうかと思います。
      >> 続きを読む

      2013/09/04 by

      ヴォイド・シェイパ = The Void Shaper」のレビュー

    • >剣の達人:カシュウ

      もし映画化するなら「仮面ライダーアギト」で主演を務めた、賀集利樹さんがお似合いですねー

      #名字的にw
      >> 続きを読む

      2013/09/04 by makoto

    • 皆さん、遅くなりましたがコメントありがとうございました。

      >chaoさん
       これもシリーズ物ですが、まだ完結しておらず途中なので、今から読み始めてもいいかと思いますよ。

      >iceさん
       ファンタジー、というよりは時代劇に近いかもしれないです。
       剣の道を追い求めるゼンの武者修行の旅、と言った感じです。

      森博嗣さんというと分厚くて重いイメージがあったのですが、思っていたよりはすんなりと読めました♪
      >> 続きを読む

      2013/09/08 by taka2


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