こんにちはゲストさん(ログインはこちら) | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト →会員登録(無料)

夜に生きる

3.0 3.0 (レビュー2件)
カテゴリー: 小説、物語
定価: 1,890 円
いいね!

    「夜に生きる」 の読書レビュー (最新順)

    最新のレビュー順 | 人気のレビュー順
    すべてのレビューとコメントを開く
    • 評価: 3.0

      「運命の日」から時は経ち、コグリン家の末弟ジョーが主役となる第2弾。

      警察一家の中でもはみ出し者のジョー。
      すでに1作目でその兆候はあったが、冒頭からギャングへの道を突き進んでいく。

      1作目とは趣を変え、主要な人物が次々と殺されてい行く波乱の展開。

      刑務所に入ってからの成り上がりを見せつけるジョーの強かさ。
      だが血で血を洗うギャングの世界でハッピーエンドなどあり得ないとばかりに、終盤悲劇が襲い掛かる。

      次はいよいよ3部作の最後。
      誰が主役になるのかを含め、どういう結末なのだろうか。
      >> 続きを読む

      2020/03/07 by

      夜に生きる」のレビュー

    • 評価: 5.0

      三部作か、といわれる第一作の「運命の日」に続く二作目ということだが、続きが出るのかどうかはまだわからないようだ。

      どちらにしても「運命の日」の家族、兄弟の話から、時代は少し移って、今度は三男のジョー(ジョセフ)が主人公になっている。

      父がボストン市警の警視正という家庭で育ったが、13歳のとき、悪がき三人でニューススタンドに火をつけ、小金を稼いだ。それを皮切りにジョーの生活は夜に向かって滑り出す。出あった街のボスの情婦に一目で恋をする。
      20歳、銀行を狙って警察に追われるが、恋人に気をとられていたこともあり、仲間が裏切ったかもしれない状況でミスをしてしまう。
      父親の機転で警官殺しは免れたが、5年の実刑で刑務所に入る。

      刑務所にはメキシコ湾岸を牛耳る大物マソ(ペスカトーレ)がいた。が刑務所の中でもファミリー同士の小競り合いはあった。マソが出所し、外からの攻撃を仕掛け、マソの下で、ジョーは刑務所内で密造酒の腕を持つ一派と話をつけた。
      出所したジョーはタンパから葉巻の街イーボーに落ち着いた。
      灼熱の街イーボーに着くと幼馴染のディオンが生きて待っていた、彼はウラのつながりにも街の裏道にも馴染んでいた、そこでラムの密造を始める。ラムの材料が横流しで手に入らなくなった。それを対立するボスのゲーリー・スミスを追放することで解決する。


      引用ーーー「どちらかを選べ、その汽車に乗るか」
      「われわれが汽車の下敷きにするかだ」

      車に戻りながら、ディオンが言った。「本気なのか」
      「ああ」ジョーはまた苛立っていた。理由はわからない。ときどき闇に取り憑かれる。突然こういう暗い気分に押し包まれるのは刑務所に入ってからだと言えるといいが、じつのところ、記憶が始まる昔から闇は下りて来ていた、ときになんの理由も、予兆もなく。だが今回は、スミスが子どもの話をしたのがきっかけだったように思うーーー


      ジョーは船を使ってメキシコ湾沿岸の密造酒を牛耳るようになる。
      最初の女エマの死は信じられないままだったが、彼はキューバの活動家の妻と住み息子が出来る。
      キューバと妻のためにアメリカの海軍戦艦を襲い大量の銃を盗る。

      ジョーは無法者と名乗っていたが次第にギャングと呼ばれるようになる。

      多くの死を見る度に、そのことが心から離れない。成功はしたが彼はどこかに、同時代に生きた「ギャッツビー」的悲哀をにじませている。
      満たされることが無いままに選んだ夜の生き方。縄張り争い、地位の奪いあいの日々。それが輝いて見えたとき以来、犯罪に憧れスリルを求め、漬かり、流されてもがいて来た生き方である。


      ギャング小説も、ノワールという分野も読めばその世界の人の生き様に入り込んでしまう。この小説の類型を見つけるのは簡単かもしれない、育ちの良さや、父親の影から完全に抜け出ることが出来ない若者の話は多い。貧しい移民や人種の混交の街で、法の枠外に生きることがたやすかった若いころ、優れた頭脳は犯罪にも向いていた。だが成長してさらに深みの底に溜まっている汚泥を見れば、やがて将来は心の枷になってくる。当然、彼が生きる境界線は法律だと心の底では気づいている。

      ルヘインは非情な場面に叙情を絡ませた表現をする。人の弱さを見せる。主人公の苦しみは読む人にもだぶるところがある。

      最後の牧歌的記述が少し長かったようだが、それまでの一気に進んできた後の緊張がゆるんだ一時、ほっとする面もある。
      >> 続きを読む

      2015/03/25 by

      夜に生きる」のレビュー

    • 最近心つかまれるレビューが多くて非常に困ります。お金も読む時間も着いていきませんが心の本棚に貯めておいていつか追いついて読みたいです。
      まずはミスティックリバーから行きます!
      >> 続きを読む

      2015/03/25 by ありんこ

    • arinkoさん

      面白そうで読みたい本があり過ぎですね。
      同じくです。
      こちらの本棚、うちのリアル本棚、図書館のカートに入れると、一杯ですと言われたり💦
      こんなに集めて、時間もないのにと、自分でもあきれています。
      ミスティックリバー、どんな感想かなぁ、ドキドキです(^^)
      >> 続きを読む

      2015/03/25 by 空耳よ


    この本に関連したオススメの本

    取得中です。しばらくお待ちください。

    ヨルニイキル
    よるにいきる

    夜に生きる | 読書ログ

    会員登録(無料)

    今月の課題図書
    読書ログってこんなサービス
    映画ログはこちら
    読書ログさんの本棚

    レビューのある本

    最近チェックした本