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アンドロイドは電気羊の夢を見るか?

4.1 4.1 (レビュー26件)
著者: フィリップ・K・ディック
カテゴリー: 小説、物語
定価: 777 円
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2014年11月の課題図書

第三次大戦後、放射能灰に汚された地球では生きた動物を持っているかどうかが地位の象徴になっていた。人工の電気羊しか飼えないリックは、かくて火星から逃亡した〈奴隷〉アンドロイド八人の首にかかった賞金を狙って、決死の狩りを始めた! 現代SFの旗手が斬新な着想と華麗な筆致で描く悪夢の未来世界!

いいね! pasuta KEMURINO

    「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 5.0

      本作ではアンドロイド(今流行りで言えば人工知能)と人間の最大の違いは「感情移入」が出来るか否か、というスタンスである。
      しかし、人間もアンドロイド的な一面もあれば、アンドロイドも人間的な一面もある事を示唆している。
      アンドロイド達はtheyなのかitなのか。
      この「記憶」と「自我」は己自身のものか、洗脳されたプログラムなのか。
      ラストでは人口ヒキガエルに「感情移入」をする主人公。
      目まぐるしく人工知能のロボット工学が発展している21世紀初頭の現在。今一度、「人間」と「アンドロイド」の在り方を向き合う時かも知れない。 >> 続きを読む

      2018/01/23 by

      アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」のレビュー

    • 評価: 4.0

      普段SF作品を読まないので、はじめは独特の世界観に馴染めずにいたが、中盤くらいからぐいぐい引き込まれていった。

      レイチェル、ガーランド、ミス・ラフト、レッシュ、次々と現れる魅力的な人物、あるいは「それ」と呼ばれるもの。

      彼らと比べると、主人公リック・デッカードは、これといって特徴のない男だ。人並みの虚栄心と、あまりうまくいっているとは言えない家庭をを持ち、アパートの屋上で電気羊を飼っている。彼の職業は賞金稼ぎ。それだけが彼の輪郭を際立たせる。

      人間とアンドロイドの違いとは、なんだろう。機械猫と「本物の」猫の見分けもつかないピンボケの男にさえわかった、何か。とびきりの知性と、高い自尊心と、短い一生の中で、アンドロイドには得られない何か。

      かわいそうなアンディ。悲しきエンパシー。人間とは。
      >> 続きを読む

      2017/12/12 by

      アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」のレビュー

    • ディックの作品はウーン・・って考えさせられる事が多いですよね。

      2017/12/12 by Reo-1971

    • Reo-1971さん
      コメントありがとうございます!
      久しぶりに自分の足元が揺らぐような読書体験ができました。
      殺伐とした話であるのに、登場人物がどこかいじらしく、可愛くて、リックではないけれど感情移入してしまいます。
      >> 続きを読む

      2017/12/13 by あやこ

    • 評価: 5.0

      『BladeRunner 』集中月間です。10/22に『ファイナル・カット』観て、10/23から「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」読み始めて、10/27公開初日に『2049』観た。自分の中に、映画「ブレードランナー」の世界感がどんどん広がって行く感じ。
      この本は久々に夢中で読んだ。1970年代に書かれたSFとは思えない。凄いね。映画「2049」を観た後だけに、荒野のシーンがオレンジの砂漠と重なった。
      2本の映画と小説が混り合う世界に、暫く浸っていたい。

      2017/11/03 by

      アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」のレビュー

    • 評価: 5.0

       フィリップ・K・ディックの代表作にして、世界で最も有名なSF小説の一つである。SF小説に限らず、後世の創作に与えた影響は非常に大きく(事実、AはBの夢を見るか?というパロディタイトルの作品は日本国内だけでも大量に存在する。)、また内容の批評性も伴って名作とされている。
       文庫版の訳者あとがきにも書かれているが、ディック曰く、この作品の最も重要な点は、「人間とアンドロイドの違いは『親切』か否かである」という点である。この作品の登場人物は皆、非常に魅力的で、特に対比すべきはフィル・レッシュとルーバ・ラフトである。物語のターニングポイントでの二人のやりとりは、読者にミスリードをもたらす役目があると同時に、一つの疑問を浮かばせる。「人間とアンドロイドは何が異なるのか?」
       訳者あとがきでディックはこの疑問に対する一応の回答は示しているが、恐らくこれは必ずしも完全な解ではない。作者にケチをつけるわけではなく、ディックは作品を通して、読者にこの疑問の答えを考えさせるという意図もあるように思える。
       この非常に倫理学的な疑問に対しては、私は未だに革新的な自らの答えは出せずにいるが、今後また別のディック作品やSF小説、また様々な小説や思想書を読んで思案したいと思った。
      >> 続きを読む

      2017/11/03 by

      アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」のレビュー

    • 評価: 4.0

      人工的に造られたモノは「モノ」であり、それが人間以上の「機能」を備え、意識や感情を持ち生きたいと願い「人間」の脅威となると、容赦なく処分される。
      感情移入や共感の可否が違い?なんて恐ろしい判断基準だろう。

      最終戦争後の死の灰が降り積もる地球に残る人々は、僅かに生き残った生物を入手し、感情移入することで自分の「人間性」を確認し安堵する。
      アンドロイドを処分するバウンティハンターのリックの葛藤こそがこの世界で最も人間くさい。

      レイチェルの「本物の山羊」殺しは、天然であることで享受出来る愛情への嫉妬に思え遣る瀬無い。 >> 続きを読む

      2017/10/28 by

      アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」のレビュー

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