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2001年宇宙の旅

決定版
4.3 4.3 (レビュー2件)
カテゴリー: 小説、物語
定価: 840 円
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    「2001年宇宙の旅」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 4.0

      何年か前、スタンリー・キューブリック監督の映画(DVD)を見たんですが、話がイマイチよく分からなかったのです。音楽と映像が美しかった、HALが反乱を起こしたくらいは覚えてるんですが。

      なので、原作を読んでみました。

      この全宇宙の時空を超えたとてつもないスケール!!
      物質を超えたまさに”解脱”の世界?

      地球なんてほんのちっぽけな存在で、人類もさらにちっぽけで進化してなくて・・・・

      戦争だ、テロだ、競争だ、経済が、地位が、権力が・・・と汲々と、いがみ合ってて、ほんとバカバカしくなる。

      人類・・・ はだかのおうさま・・・

      モノリスは、実は***だった。
      人類は進化したなんて幻想で、実は見えない宇宙の物質を超えたものによって、ちょちょいとコントロールされていて・・・

      何百万年だろうが、何億年だろうが、物質も時空も超えたものにとっては大したことではない。というか、いい加減進化したらどうなの、人類。

      人工知能を持ち人間に限りなく近くなったコンピュータは、人間のように”存在欲”をもってしまうと、また人間と同じように理性的でいられなくなってしまうわけね。文明というものは結局・・・。

      解脱と輪廻、仏教の宇宙観と合わさるところがあります。
      解脱したってこと?解脱までいってないか。じゃ輪廻したの?

      宇宙船の中や宇宙の様子は映画を観るのがいいかもしれない(想像を超える)。でも原作も読んだ方がいいと思います。HALの反乱だけの話じゃなかった。それでも、やっぱりまだ十分理解しきれてないと思います。
      (ワタシの理解力不足のせいで星4つ^^;)
      >> 続きを読む

      2016/03/29 by

      2001年宇宙の旅」のレビュー

    • 〉戦争だ、テロだ、競争だ、経済が、地位が、権力が・・・と汲々と、いがみ合ってて、ほんとバカバカしくなる。
      私はSFの本当にいい部分はその大いなる視野の獲得だと思うのです。
      地べたばかりを眺めていると頭も心も近眼になります。

      〉いい加減進化したらどうなの、人類。
      クラークの主張はそこに焦点があると思います。
      先月の課題図書の「幼年期の終り」もテーマはほぼ共通かと思われます。
      バカボンさんお読みになられましたか?
      本書よりも簡単なので、2001年を読んだ後ならとても楽に読めると思います。
      お話しとしても宇宙人は出てくるわ、超能力は出てくるわでエンタメしています。
      もしまだでしたら、ぜひ読んでみてください。ここの部分が2001年に続くのね。この程度の進化じゃダメだったのね。と両方の作品が理解できるでしょう。

      〉でも原作も読んだ方がいいと思います。
      映画だけだとラストのわからなさに悶絶しますよね。( ̄w ̄) 
      小説のほうはクラークの主張には合理的な説明がついていると感じました。
      映画にない宇宙のスケールも小説には描かれていてそれだけでも読む価値あり。
      エンディングあたりのストーリー展開はクラークとキューブリックの意見があわなかったりもしたそうなので、結果別作品になっております。
      オデッセイなので全てすっきりとわからなくて当然です。私も3回は読んでます。
      >> 続きを読む

      2016/03/29 by 月うさぎ

    • 評価: 5.0

      かの有名な「2001年宇宙の旅」は難解で美しい映画です。
      しかし小説を読んだことのある人はどの位いるでしょう?
      この小説は「映画原作本」でも「映画のノベライゼーション」でもありません。
      双方が同時進行的にフィードバックしながら制作されたといいます。
      原題は“2001:Space Odyssey”
      ホメロスの長大な叙事詩を思わせるこのタイトル通り、人類の叙事詩です。
      地球人の誕生から滅亡までの。と言い換えた方がいいかもしれませんね。

      もし映画「2001年」が難解すぎると感じたら、迷わず小説を読んでみましょう。
      (難解だと思わない人がいるとは思えませんが)
      アーサー・C・クラークはファンタジーのようにも受け取られるような「超人」の存在を理論的に考察し説明してくれています。
      人類に何が起こって、なぜボーマンが土星へ派遣され、なぜ最後に転生するのか。
      地球に戻ってきたスターチャイルドは何を最初になしたのか。
      全部書かれています。

      ああ。すっきり!!!

      とは行きません。

      この小説自体が難解な哲学に貫かれているからです。
      とはいっても、最も大きな哲学的要素とは、クラークの宗教観で、
      ヒンドゥーの流れをくむ仏陀の思想が最も近いので、日本人には理解しやすいはずです。

      人類は神に似せられて造られた完成形ではないし、ダーウィンの進化論のように、環境に適応する優勢な種が君臨するという発想とも異なります。
      超生命体は宇宙の意志でもありそれを神を呼ぶなら呼べ。という訳。

      映画と共通のテーマとストーリーを持ちながらも、ラストの描き方の方向が全く違ってしまったために、
      別作品に仕上がってしまいました。
      SF作家クラークと、映画作家キューブリックの思想の違いです。
      両巨匠だから、仕方ないね。と思いますけれど。

      何が映画で描かれず、何を小説で描いたのか。
      この点をじっくり見比べてみるととても面白いです。
      エピソード、会話、思想、ビジュアル、小物、音楽。

      例えばモノリスは最初は漆黒ではなく透明でした。
      HALの接続を切る決断をする経緯が小説ではもっと長く説明的にも自然です。
      (映画ではプライドから突如反乱を起こしたように思われますね)
      スターゲイトが開くのは木星ではなくて土星の衛星ヤペタスです。
      宇宙の完全なる孤独の中で聴く音楽も最終的にはバッハでしたが、映画ではモーツァルトもバッハも無視されました。
      ボーマンがたどり着いた「部屋」ですが、その道のりが映画では丸ごと省略され部屋のデザインも違います。
      ボーマンの心理も真逆のようです。時間の経緯も異なります。

      映画の映像的な限界というのもまた、小説を読むと見えてきます。

      アーサー・C・クラークの脳裏にはどんなに美しく壮大で厳しい宇宙が広がっていたことか。
      そのイメージのほんの一部に触れることができるだけでも、
      私たちの心は宇宙に飛び立つことができるのです。

      木星の巨大さ、土星の美しさ、スター・ゲートのスケールと奇抜さ、深遠なる宇宙そのもの。
      どんな人間でもこれを可視化することは不可能でしょう。
      キューブリックの手腕を以てしても、できないものはできないのだ。
      (あれだけできれば充分すぎるという見方ももちろんあります)
      少なくとも宇宙は人智を超えてスケールが大きい。
      それがきっとわかることでしょう。
      イメージできる力が読み手にあれば。という条件がなかなかに厳しいですが。

      「2001年」は映画、SF小説共に、そのジャンルの金字塔であるという稀有なコンビなのです。
      万人にお薦めとは本当は言えない作品だと思うのですが、この点に尊敬を込めて(込めざるを得ないですから)
      ☆5とさせていただきました。

      でも、この小説も映画も1度観たのでは意味不明過ぎだと思います。
      わかったふりもしにくい作品だと思います。
      この深さは、でも、再読、再鑑賞に堪えるものなので、既にご存知の方もぜひ再読、再鑑賞してみてください。
      交互に観たり読んだりすると面白いですよ~d(⌒ー⌒) グッ!!
      >> 続きを読む

      2014/11/22 by

      2001年宇宙の旅」のレビュー

    • 空耳よさん
      映像美と音楽との融合が映画の魅力の最大の要因ですよね。
      でも小説にもビジュアルの圧倒的な美しさが感じられ、それが、映画を凌ぐスケールであることも事実なんです。
      大昔に映画を見たときはHALの突然の謀反がショッキングで、怖~~い!と思い、そればかりが印象に残っていましたけれど、小説では人工知能の暴走の恐怖なんて大した問題には描いていないんですよ。
      むしろ宇宙の壮大さに力が注がれていて、HALが排除されたのもボーマンを孤立させるための手段に過ぎなかったことがわかります。
      スターゲートはモノリスの内部に開かれている異次元の世界であり大宇宙への入口なんです。
      人類の知り得なかった宇宙の真実(他の知的生命体の存在と文明の隆盛と滅亡の証拠)を目にするシーンが展開するのですが、
      キューブリック監督は全部すっ飛ばしてくれました。
      ボーマンがそこで何を感じどのような精神状態に至ったのかは逆の表現になっています。
      映画ではスターチャイルドがカッと目を見開くところで終わっていました。
      小説では別の結論がはっきりわかるの。たぶん愕然としますよ。読んでみて。
      >> 続きを読む

      2014/11/24 by 月うさぎ

    • chaoさん
      映画と小説は「ストーリー」は同じなんです。
      といっても筋ってあったっけ?って作品ですけどね~。
      映画を覚えていたほうが小説読んでて楽しいです。
      同じところ、違うところ。映像化のアイディアの凄さとかも実感できます。
      映画→小説→映画→小説→映画
      って経緯で観たり読んだりしました。初めて見たのはン10年前のお話ですが。
      >> 続きを読む

      2014/11/24 by 月うさぎ


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