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マジック・キングダムで落ちぶれて

4.0 4.0 (レビュー1件)
カテゴリー: 小説、物語
定価: 693 円

未来の地球で人類は不老不死を達成した。すでに一世紀以上生きてきたジュールズは、ディズニー・ワールドのマジック・キングダムに住んで、スタッフとして働くという長年の夢をついに実現した。ともに働くガールフレンドのリルは、彼の15パーセントの歳で、ふたりは幸せな日々を送っている。だが、彼を思いもよらぬ事件が待ちうけていた...ディズニー・ワールドで働く不老不死のジュールズの冒険を描く、ユーモアSF。

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    • 評価: 4.0


      今回読了した、カナダの作家コリイ・ドクトロウのユーモアSF小説「マジック・キングダムで落ちぶれて」は、超技術で変革された社会と変わらない人間の本質をユーモアあふれる世界観の中で、鋭く描いた傑作だと思う。

      人々が不老不死を達成した未来社会。終わりなき余暇を与えられた世界で、男が望んだのはディズニー・ワールドで働くことだけだった。

      超技術で変革された社会を舞台に、変わらぬ人々を描くこの作品は、自分に対する世間の評判が、そのまま通貨になるという経済システムなど、エネルギーも、物質も、死すらも自由になる世界を前提に組み上げられた社会の設定が、実に興味深く、面白い。

      どんな壮大で複雑な物語でも作れそうな素材なのに、それを敢えてホーンテッド・マンションの存続をめぐる派閥抗争などという、せせこましい物語に使ったのは、いくら世界が変わろうと人のやることは変わらないんだよという、ある種の諦観かもしれません。

      どんなにひどい目に遭おうとも、ディズニー・ワールドを愛し続ける主人公の姿が、可笑しくも哀しい。


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      2018/04/04 by

      マジック・キングダムで落ちぶれて」のレビュー


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