こんにちはゲストさん(ログインはこちら) | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト →会員登録(無料)

盗まれた街 (ハヤカワ文庫SF フ 2-2)

3.0 3.0 (レビュー2件)
著者: ジャック・フィニイ
定価: 720 円
いいね!

    「盗まれた街 (ハヤカワ文庫SF フ 2-2)」 の読書レビュー (最新順)

    最新のレビュー順 | 人気のレビュー順
    すべてのレビューとコメントを開く
    • 評価: 評価なし

       このSF小説の古典は、映画で『ボディ・スナッチャー』として何度も映画化されていたので
      知っていましたが、原作を読んでみました。

       この小説が書かれたのは、1955年。
      この小説が、その後の作家や小説に影響大だった、という意味ではアイザック・アシモフの『われはロボット』に近いものがあるかもしれません。

       のどかなアメリカの小さな街、サンタ・マイラ。
      そこで開業医をしている医者、マイルズが主人公ですが、街のお医者さんということで、「どんな患者も診る」医者です。

       だからこそ、この物語の発端となる患者が「家族が家族でなくなった。同じなのに別人だ!」という訴えが続々来るのを不思議に思う。
      カウンセラーの役割も果たしている訳ですが、だんだん、その「同じ人なのに違う人」というのがあまりにも多いのに、ひとりの妄想や思いこみではない・・・と気がつきます。

       ベッキィという女性も、そんな患者のひとりでしたが、マイルズが若い頃から好感を持っていた
      女性でした。

       マイルズとベッキィは「変わってしまったひとたち」から逃げ回ることになります。
      あくまでも闘ったりするのではなく、女性を守り、攻撃的にはならない、誠実な男という描き方と美しくて賢くて、思慮深い女性という、今の時代ではなつかしいと思う、のどかさが感じられます。

       男は女を守り、女は家を守る・・・そんな関係がずっと保たれていますが、マイルズもベッキィもお互い離婚したばかり、ということですぐに逃亡の最中に熱烈な愛!が生まれはしません。

       スティーブン・キングがこの『盗まれた街』の大、大、大ファンだそうで、スティーブン・キングへの影響も大きいのでしょうが、無機的な世界のSFというよりファンタジック・ホラーというべき世界です。

       この小説の「形をぬすんだところで、心はぬすめない」というテーマが見えるような気がします。

       のどかな田舎に近い、つまり人間関係が狭い、街の人はほとんど知っているという狭さが、怖さにつながっていきます。
      図書館に行けば子どもの頃からの司書の女性が「本を読む気になった?」と声をかけてくるような世界。それが、見た目は同じでも変わってしまったら?

       マイルズの心理は、疑問から恐怖へと変わりますが、やはり、守る者がいる、という志が一本貫かれていて、その部分はいつの時代になっても変わらない「動機」かもしれません。
      >> 続きを読む

      2018/06/18 by

      盗まれた街 (ハヤカワ文庫SF フ 2-2)」のレビュー

    • 評価: 3.0

      「盗まれた街」町の人々が突然見知らぬ人に変わる?!身体を乗っ取られる系SFです。

      レビューの続きはこちらへ↓

      http://youyou-bookmovie.blog.so-net.ne.jp/2015-11-20

      2015/12/22 by

      盗まれた街 (ハヤカワ文庫SF フ 2-2)」のレビュー


    最近この本を本棚に追加した会員

    この本に関連したオススメの本

    取得中です。しばらくお待ちください。

    盗まれた街 (ハヤカワ文庫SF フ 2-2) | 読書ログ

    会員登録(無料)

    今月の課題図書
    読書ログってこんなサービス
    映画ログはこちら
    読書ログさんの本棚

    レビューのある本