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十五時間の核戦争 (上) (ハヤカワ文庫 NV (400))

3.0 3.0 (レビュー1件)
著者: ウィリアム・プロクノー
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    「十五時間の核戦争 (上) (ハヤカワ文庫 NV (400))」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 3.0


      このウィリアム・プロクノーの「十五時間の核戦争」(上・下巻)は、約800ページの核戦争シミュレーション小説だ。

      際限なき軍拡競争に一気に決着をつけるべく、全面核戦争を主張するソ連指導部内タカ派。

      書記長は、米ソ双方が相撃ちで終結する限定核戦争を、米大統領に通告する。既に核ミサイルは、アメリカに向け大気圏を飛んでいる。

      大統領も報復攻撃を指令。核爆弾搭載長距離爆撃機B52"ポーラー・ペア1"も出撃する。

      カザクリス機長、女性副操縦士モローら乗員5名は、戦争が実か虚か判断しかねるまま命令を待っているが、大統領の生死も不明、核爆発による電波通信網の全面的壊滅で指揮系統はズタズタだ。

      戦争継続か停止か、国家としての意志の表明も不可能な状況だ。そして、双方の攻撃はエスカレートし、ポーラー・ペア1も国境を越えてソ連を爆撃する-------。

      全く何もわからぬまま、大空を浮遊するポーラー・ペア1乗員と、支配の機構も機能もズタボロになりながら、なお戦争の終結か継続かの決定権を持って米上空を移動する国家権力と、この二つを交錯させながら進行する十五時間は、圧倒的なリアリティを漂わせて、震撼せしめるものがある。

      新聞記者出身の著者が、綿密な取材と資料の分析によって書いたこの小説は、「核の冬」を描いた大友克洋の「AKIRA」を想起させるものがありましたね。


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      2018/02/02 by

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