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本命

5.0 5.0 (レビュー1件)
著者: ディック・フランシス
カテゴリー: 小説、物語
定価: 798 円
いいね! Tsukiusagi Tukiwami

    「本命」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 5.0

      「ディック・フランシスの話題が出れば、乱入してくる女がいると聞いたけど、それって月うさぎのこと?」
      「その通りです。彼にハマっていた時は当時出ていた文庫は全部読んだし、文庫化されない単行本を買って、終いには翻訳が待てなくて原書まで読んだのよ」
      「すごいね」
      「でもね、読むのに半年以上かかって、半分も理解できないうえに、その内に翻訳が出ちゃった…。
      しかも菊池さんの訳が完璧だということが理解できて。敗北も経験ね。無謀だったっていうことね…(遠い目)」
      「ところで、この「本命」なんだけど…。」
      「そうなの!もうショックで(>人<;)…なんでこんな名作が絶版なんだか?!
      ハヤカワさん、それはないよ!なんとかして下さい!」

      元騎手だったディック・フランシスの処女作にして競馬ミステリーの第1作目。
      若干の固さ、構成の未熟さはあるものの、フランシスらしさが完璧に味わえるという点でも、イギリスの障害競馬の基礎知識を得るためにも、フランシスをお薦めするなら外せない作品です。

      人気作の「本命」と好対照な作品でもあるので、セットで読んで欲しいです。

      「興奮」が主に競馬の厩務員の世界を描いているのに対し、こちらは「騎手」側の世界を描いているからです。

      主人公の設定も対照的。
      方や若くして弟妹の親代りを引き受けて牧場主として働きづめの苦労人のダニエル・ローク(27歳)
      「本命」のアラン・ヨークはローデシアの富商の一人息子(24歳)。
      ロンドンのオフィスで父の仕事を引き継ぎながら、障害競馬のアマチュア騎手としてレースに出場しています。
      恋愛に対する態度も全く異なります。
      共に青春小説ではあるのですが「興奮」が自己再生、「本命」は友情がテーマな作品ですね。

      「冒険は人間性を見失わないために必要である」
      と、フランシスは言います。
      しかし、それがなぜ競馬なのか?といえば、結局は馬と走るのが好きだからでしょう。

      レースのシーンの美しさ、落馬の危険、騎手同士の競り合いなど、平地ではなくて障害競馬だからこそのシーンが本作の醍醐味です。

      また、本作に登場するアドミラルはフランシス作品の名馬の中でも最高に存在感のある美しく賢く可愛い馬なんですよ!!

      『アドミラルは完璧なタイミングで跳んだ。飛べるのは鳥だけではない、と言わんばかりに宙に浮いた。
      次の瞬間、落ちた』

      親友のビルが目の前で落馬事故を起こし死亡するという悲劇で物語は幕を開ける。
      アランは確信した。
      絶対的本命のアドミラルが跳躍でミスをするはずがない。と。
      仕組まれた事故の裏には組織的な暴力が待ち受けていた。
      >> 続きを読む

      2019/04/03 by

      本命」のレビュー

    • 競馬・・・
      今までの私には正直全く興味のないキーワードなんですが、月うさぎさんがそんなにハマったと聞くと読みたくなっちゃう不思議><!

      翻訳待ちきれず原作を読んじゃうほどの面白さってスゴイですね!!
      >> 続きを読む

      2019/04/09 by chao

    • chaoさん
      フランシスの小説はどの作品も主人公が素晴らしくかっこいいのです。
      ミステリーというジャンルではなく、ハードボイルド小説だと私は思っています。
      さらにいうなら英国のジェントルマン的ヒーロー小説。

      著者のディック・フランシスは障害競馬の騎手だったという経歴の方で
      作中に何らかの形で競馬が絡んできますが、物語が競馬を中心にしているとは限りません。
      特に中期以降は職業物のニュアンスの方が強く、主人公はいろいろな職業、経歴の人物の設定になっています。物知りになれますよ。
      主人公の性格設定の誠実でストイックで魅力的なこと、悪役のサディスティックなこと、必ず主人公が怪我すること。最後には困難に打ち勝って読者もすっきり。
      このパターンが鉄板です。
      文章の魅力もあって、フランシスは癖になります。
      読み始めると、続けて読みたくなってしまうので、しばらく遠ざけていたのですが
      この度、dreamerさんのせいで読み始めてしまった。
      フランシスは、つい数年前までは全作品が文庫化されており、書店の本棚にずらりと並んでいたのです。アガサ・クリスティに並んで人気の高い作家だったのです。
      なのに、先日本屋にいったら、1冊もない。絶版も多数。
      dreamerさんと一緒にフランシス推進の広報活動をしようと思ってね。
      徐々にレビューしますのでお楽しみに。興味を持っていただけると嬉しいです♪
      >> 続きを読む

      2019/04/10 by 月うさぎ


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