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マルタの鷹

3.8 3.8 (レビュー5件)
カテゴリー: 小説、物語
定価: 777 円
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    「マルタの鷹」 の読書レビュー (最新順)

    最新のレビュー順 | 人気のレビュー順
    すべてのレビューとコメントを開く
    • 評価: 2.0

      前も読んで途中で挫折したので、また読んでみましたが、どうも私には良さが解からない。何故これが不朽の名作なのか解からない。まあこれがハードボイルドなのかもしれません。私にはトリックや謎解きのほうが好きなのだと解かりました。

      2019/10/14 by

      マルタの鷹」のレビュー

    • 評価: 3.0

      【最後の最後で評価が上がった!】

       ハード・ボイルドの古典的名作です。有名な作品でもありますし、一度は読んでおきたいなということで手にとりました。

       著者は、序文で本書の主人公である、探偵サム・スペードについて、
      「シャーロック・ホームズ風の謎々を博識ぶって解こうとはしたがらない。彼は、いかなる状況も身をもってくぐりぬけ、犯罪者であろうと罪のない傍観者であろうと、はたまた依頼人であろうと、かかわりをもった相手に打ち勝つことのできるハードな策士であろうと望んでいる男なのである。」
      と書いています。

       そう、サム・スペードは、ハード・ボイルドの典型的な私立探偵と言って良いでしょう。
       同じくハード・ボイルド物で有名な探偵である、リュウ・アーチャーなどに比べると格段にハード・ボイルドしてます。
       このキャラクターが好きかどうかが、この作品の好悪を大きく左右するでしょう。

       サム・スペードは暴力的です。すぐにぶん殴ります。
       また、あちこちで女性に手を出します。はっきり言って女にだらしない!パートナーの女房を寝取るわ、秘書の女性といちゃつくわ、依頼人と寝るわ……
       切れ者ではあるようですが、著者の言うとおりシャーロック・ホームズのような謎解きはしません。
       押しの強さや駆け引き、はったりやカマかけでぐいぐいと押していきます。

       短気なのでしょうか、すぐに怒鳴り散らします。
       まぁ、演技の部分も多分にあるのでしょうけれど、警察官に理不尽に一発殴られた時は、後に悔しさの余りわめき散らす場面も描かれていますから、地も相当なものだと感じます。
       はっきり言って私としては、このキャラはあまり好きになれずに読み進んでいました。
       だって、こんな奴、仮に今の社会にいたとしたなら相当にアブナイ奴ですし、馬鹿なんじゃないか?とすら思ってしまうでしょう(あぁ、でもそこはその時の社会が作品やキャラを『規定』する面もあって、一概にサムに厳しい評価をすることはできないのですけれどね)。

       ストーリーは、マルタの鷹と呼ばれる彫像の行方をめぐるサスペンスというところなんですが、それほど突出して素晴らしいというストーリーにも感じませんでした。
       あぁ、こんな感じなのね……と思いながらラストにさしかかったところ。
       おぉっ!

       なるほど!これが「マルタの鷹」の魅力かと思いました。
       相変わらずサム・スペードのキャラは好きではありませんし、どうかと思いますが、それでもラストはなかなかに素晴らしかった。
       このラストだけで評価が上がりました。

       ハード・ボイルド物自体、一時の人気は衰えているようです。
       確かに、今の時代にこのようなキャラが受けるかというと、やや疑問ではあります。
       ですが、一時代、このような作風、このようなキャラクターが人気を博したことは事実であり、作品としても一つのスタイルを確立していたわけで、そういう物を読んでみるのも悪くないと思うのでした。
      >> 続きを読む

      2019/03/30 by

      マルタの鷹」のレビュー

    • 評価: 4.0

      2回目読了。ハードボイルドはレイモンドチャンドラーが有名であるがそれを語るならハメットをと知人から進められて初めて読んだ作品(飛躍すれば自分の中ではヘミングウェイもハードボイルド)。ハードボイルドが好きかシャーロックホームズやポアロといったジャンルが好きかは個人の趣味かも。「ガラスの鍵」も名著ですがそれよりはこちらの方が「一気に読み切る」という意味では読みやすいかもです。アメリカならではの作品。日本が舞台だと難しい・・。

      2019/01/13 by

      マルタの鷹」のレビュー

    • 評価: 5.0


      私立探偵のサム・スペードは、事務所を訪ねてきたワンダリーと名乗る美女から、妹の駆け落ち相手を尾行して、妹の居所を突き止めて欲しいと依頼された。

      彼女の謎めいた美しさと、法外ともいえる報酬につられて、その仕事をかってでたスペードの相棒アーチャーは何者かに射殺され、その直後、駆け落ちの相手の男も同様に射殺されてしまった。

      殺人の嫌疑をかけられたスペードに、依頼人のワンダリーは、訳も言わずただ助けて欲しいと哀願するばかりだった-------。

      今回再読したダシール・ハメットの「マルタの鷹」は、十六世紀の黄金の鷹像をめぐる金と欲の争いに巻き込まれた、我らが私立探偵サム・スペードの非情な行動を、主観を排した簡潔な文体で描いたハードボイルド小説の傑作だと思う。

      この「マルタの鷹」と主人公のサム・スペードは、現在もなお、さまざまな点でハードボイルド小説の生きたモデルになっていると思う。その設定、情景描写、人物像-----すべてここに原型があるといっても過言ではないと思う。

      個人営業の私立探偵のもとに美女の依頼人が現われる。そして、冷酷な殺人が起き、警察の圧力があり、したたかな悪人、悪女が取引きをもちかける。

      私立探偵は、おのれのモラルをかたくなに守ることで、事件のかたをつけなければならない。言うなれば"鷹"が、夢の詰まった宝であるように、この物語にはハードボイルド小説の"夢のエッセンス"が詰め込まれているのだと思う。

      そのため、ここでなぜダシール・ハメットが一冊きりのスペード物の長篇を三人称で書いたかという謎が解けるのです。それは、多少とも著者のダシール・ハメットを投影した一人称のコンチネンタル・オプ物と違って、サム・スペードは著者が意図的に造型した"夢の中のヒーロー"だったからだと思う。


      >> 続きを読む

      2018/02/12 by

      マルタの鷹」のレビュー

    • 評価: 5.0

      この小説がハードボイルド史に残る名作と言われる理由はなにか?
      探偵サム・スペードのもとに現れた女性は、バッグに大量の紙幣を詰め込んで簡単な依頼をする。スペードの相棒であるアーチャーが代わりに依頼を受け、そしてその夜に殺されてしまう。警察はスペードに嫌疑をかけスペードに詰め寄るが、彼は警察に臆せず対応する。
      その後、彼のもとに一癖も二癖もある依頼人が現れ、そして最初の女性が本当の依頼を話し出し、相棒の死の真実に迫るのである。

      ハードボイルド小説の私立探偵像を作り上げたのはほかでもないサム・スペードなのである。サム・スペードはタフガイだ。シャーロック・ホームズのような英知を持って事件の真相に迫るのではない。依頼人であれ、チンピラであれ、スペードは彼らとぶつかり合いながら事件と戦うのである。

      今でもアメリカの映画で使われる手法として、タフガイな主人公が一人で事件とぶつかり合い、女性に甘く、そして友情に熱い男が描かれる。それだけアメリカではみんなサム・スペードが好きで、彼のような男になりたいのである。

      ちなみに、マルタの鷹の映画では若き日のアーノルド・シュワルツネッガーが出演していたりするので興味があれば見てほしい。
      >> 続きを読む

      2015/04/21 by

      マルタの鷹」のレビュー

    • ちょっと前に読み返しました。やはりこれが王様ですね、ハードボイルド小説では。

      2015/04/21 by 素頓狂

    • 丸太の鷹ってことは木彫りですねーw

      2015/04/22 by makoto


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