こんにちはゲストさん(ログインはこちら) | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト →会員登録(無料)

日の名残り

4.5 4.5 (レビュー14件)
カテゴリー: 小説、物語
定価: 798 円

品格ある執事の道を追求し続けてきたスティーブンスは、短い旅に出た。美しい田園風景の道すがら様々な思い出がよぎる。長年仕えたダーリントン卿への敬慕、執事の鑑だった亡父、女中頭への淡い想い、二つの大戦の間に邸内で催された重要な外交会議の数々―過ぎ去りし思い出は、輝きを増して胸のなかで生き続ける。失われつつある伝統的な英国を描いて世界中で大きな感動を呼んだ英国最高の文学賞、ブッカー賞受賞作。

いいね!

    「日の名残り」 の読書レビュー (最新順)

    最新のレビュー順 | 人気のレビュー順
    すべてのレビューとコメントを開く
    • 評価: 5.0

      「私にはダーリントン卿がすべてでございました。もてる力をふりしぼって卿にお仕えして、そして、いまは……」
      時は1956年7月
      語り手のスティーブンスは、執事の中の執事。

      執事が旅行するという設定は新鮮ですね。
      お屋敷を離れ初めてのドライブ旅行に出かけたスティーブンスの胸中に去来する様々な記憶や思い。
      初老の男の回想録、もしくはロードムービーのような旅小説、と思えますが、実はそれだけではありません。
      読者は言葉の裏にある意味、事件の背景、敢えて語られないことに注目して読み進めなくてはなりません。
      まるで、謎ときゲームのように。
      すると全く別のストーリーが浮かび上がってくるのです。

      小説のテクニックという点でいえば、「日の名残り」がカズオ・イシグロの最高傑作であるという意見も当然ですね。
      テーマも複層的で深いです。
      何通りものアプローチが可能な、文学としてとても楽しい作品だと思います。
      翻訳も申し分なく、まるで初めから日本語で書かれていたかのようです。

      スティーブンスの分析によれば「品格」とは「公衆の面前で衣服を脱ぎ捨てないこと」。
      つまり克個心を持ち高潔で裏表のない態度を常に保てる意識の高さとでも言えましょうか。
      偉大な執事を目指して奮闘努力のあまりに、身も心も執事になり切ろうと、個人的感情や意見や欲望をすべて抑圧してきた彼。
      それが、お屋敷を離れ初めて「自分」と向き合います。

      私は学生時代、日記を書いていたことがあります。
      思いのたけを誰に向けてでもなく、でも読者を想定して書くのが日記。
      この場合、読者とは後日の自分自身。
      真相を知る当事者であり、かつ第三者の目を獲得した読者。
      この作業において、自分のありのままの本音を書くのがどれだけ難しいかに直面せざるを得ませんでした。
      自分に正直になり善きも悪しきも受け止め赤裸々に告白することはフィクションを書くよりも難しい…。
      誰しも自分に嘘をつき、ごまかしながら生きています。
      都合の悪いことには目をつぶり、良心の声に耳をふさぐこともあります。

      スティーブンスの場合は執事の職に邁進することで自己から逃避していたといえるでしょう。
      日々忙しく、これぞ充実人生と考えている人は、多かれ少なかれ同じ過ちをしているはずです。
      人間性というものを追及したり自分を見つめるなんて、ヒマ人にしかできないのですから。


      彼の回想は第1次大戦以後、第2次大戦をまたいで語られていきます。
      ヨーロッパの動乱期という背景の中、彼のお屋敷、ダーリントン・ホールでは多くの秘密会議が開かれ、重要人物たちが出入りします。
      それを身近に眺め、その一員になったかのような自己満足を得る彼。
      それでいながら彼は何の批判も感想も意見も持ちません。
      「それは私のお役に立てる事柄ではないようでございます」
      そうやって日常にのみかかずらわって毎日を送り、他者を思いやることを怠っていました。
      それでいい訳がない!と読者は思いますが、果たしてそれを責める資格が自分にあるでしょうか?
      大きな問題は自分に責任はないと?

      ダーリントン卿という敬愛するご主人を持てた幸せを想いつつ
      彼の心には別の感情が常に重低音のように鳴り響いています。
      それはダーリントン卿が社会からはナチの協力者として非難されている現実によるものでした。

      スティーブンスが口を閉ざしている事実はいつも他者の口から語られます。
      カーライル医師やレジナルド・カージナルズ、ミス・ケントンらによって語られる物事の別の側面、一つの真実を知らされるとき、突如、スティーブンスの語る物語の「嘘」が暴かれ、世界が崩壊するのです。

      カズオ・イシグロは、失われてしまった人生に対し、決して厳しく弾劾するようなことはしません。
      物語はどこへも行きません。
      スティーブンスも哀れに残照に涙を流すのみです。
      彼は新しいアメリカ人のご主人のため、執事道を再び歩みゆくでしょう。
      生き方を変えることも、自己再生もなし、です。

      部分的には誇張された「執事キャラ」に、あり得ない!と笑わされながら、ラストに味わうこの苦い思いは何?
      旅行記スタイルなのに「肝心」の「五日目」の章が「書かれていない」衝撃!
      多くの想いが沸き起こることでしょう。
      そしてきっと個々人の胸の中にスティーブンスに対する共感が。

      う~~ん。うまいな~~!!
      小説として、カズオ・イシグロのすごいなと思うのは特にこういう部分ですね。

      スティーブンスの独りよがりがここで一気に人間の普遍のテーマへと昇華します。

      盛り上がりには欠ける小説ですが、味わいは天下一品
      そんなおすすめの小説だと思います。


      ところで、翻訳者の土屋さんに指摘されるまで無知でしたが、1956年7月といえば「スエズ動乱」
      英仏にとって戦後最大の大事件であり直接かかわった大きな戦争で、かつ失敗した戦争です。
      英国人にとっては何も示されなくともその年だとピントくるはずで、言及されないことの作為に気づかない人はいないでしょう。
      自然「日の名残り」とは、大英帝国の栄光が、没落していく最後の残照であると読み取れることでしょう。
      これは英国の古き良き時代の終焉の物語でもあるのです。
      2つの大戦の戦勝国である英仏が新興勢力の米ソに歴史の表舞台を乗っ取られる皮肉な運命
      そういう時代の流れを考えれば、ダーリントン・ホールの新しいご主人様がアメリカ人なのも、当然なのです。


      まるで多面体やだまし絵のように、注目ポイントを変えるだけでいろいろなフォルムが浮かび上がってくるこの小説。
      もちろん恋愛小説として読むのもよし、です。

      あなたにはどんな絵が見えてくるでしょうか?
      >> 続きを読む

      2018/08/08 by

      日の名残り」のレビュー

    • 読書ログをしばらくあんまり見れずにいたのですが、その間に月うさぎさんのレビューがたくさん♡「日の名残り」のレビューも見落とすところでした、危ない!!!

      とーってもよかったと思ったこの小説を「盛り上がりには欠ける小説ですが、味わいは天下一品」と月うさぎさんがレビューされていてなんだか嬉しい気分です♪(感想が違うときもそれはそれで勉強になるのですが♪)

      ただ私、なんと

      >旅行記スタイルなのに「肝心」の「五日目」の章が「書かれていない」衝撃!

      この事実に今まで気が付いていませんでした!他の方のレビューって本当に多くのことに気づかされます。
      >> 続きを読む

      2018/08/21 by chao

    • chaoさん コメントお久しぶり。どうもありがとうございます。
      お勧めいただいた本書、ようやく読みました。この小説もよかったです♪
      小説らしい小説を読んだ満足感がありますね。

      そうなんですよ、ミス・ケントンにあった当日のことが書かれていないのです。
      「書けなかった」のです。書くためには1日間の虚脱期間が必要だったという事で、胸がつぶれる程の感情の動揺があったと推測することができるのですね。

      この「旅行記」の中身は実はスティーブンスの言い訳に過ぎないのです。
      その言い訳もできないほど完膚なきまでに叩きのめされたのでしょう。

      ミス・ケントンはダーリントン・ホールには「戻りません」よね。
      すべては「遅すぎた」のです。
      残照は美しいですが、陽が輝きを取り戻すことはなく、沈むのみです。
      この後悔の念を書かないで表現する。渋いな~~と私は嬉しかったです。

      カズオ・イシグロ作品はどうやら、書かれていることは嘘で、書かれていないことを発見するというのがお約束みたいですよ。
      だからその解釈には読者の数だけ、バラエティがあるのです。面白いわ。
      >> 続きを読む

      2018/08/21 by 月うさぎ

    • 評価: 3.0

       最初はイギリス人のイギリス人によるイギリス人のための小説かと思った。

       古き良き時代のイギリスの紳士達の思想や立ち居振る舞いを描き、ひいては世界にも紹介する、そうした性格のものかとも思った。
      ある種 新渡戸稲造が外国人に日本人の道徳的価値観を説明しようとした武士道のように。

       だが終盤に向かうにつれ、物語がにじませる雰囲気が徐々に様変わりする。
      それは回想がすすむに連れて微妙にトーンが変わってくる主人公の心の動きに連動しているように見て取れる。

       物語の終幕、主人公にむかって とある老人がむける言葉
      「いつも後ろを振り向いていちゃいかんのだ。後ろばかり向いているから、気が滅入るんだよ。何だって?昔ほどうまく仕事ができない?みんな同じさ。いつかは休むときが来るんだよ。わしを見てごらん。隠退してから、楽しくて仕方がない。そりゃ、あんたもわしも、必ずしももう若いとは言えんが、それでも前を向きつづけなくちゃいかん」
      「人生、楽しまなくっちゃ。(中略)みんなにも尋ねてごらんよ。夕方が一日でいちばんいい時間だって言うよ」

      ・・・あらゆる民族、世代をこえて染み渡るメッセージ。

       さらに、古き良きイギリスの回顧という意味も、人生に向けられた普遍的なこのメッセージも、すべてをみごとに凝縮した「日の名残り」という名づけは秀逸だと思う。

       本書全体を通じて感じたことは、イギリス紳士っていうのは随分と不自由なものの考え方をしていたんだなぁということ。
      どういう立場をとるか、どのように振舞うか、そのひとつひとつすら品格を傷つけないように、主義に反しないようにしようとしていたんだなぁ、堅苦しくて大変そうな生き方だなぁ、と。
      まぁ、この点については主人公が突出しているだけなのかもしれないが、きっと概ねそういう傾向があったんだろうと感じさせられた。

       「面白かった~!」と言うような類の本ではなかったが、楽しめました。
      ただ、非常に抑制のきいた文章でたんたんと物語がすすむため、好みは別れるでしょう。
      そんな訳で★3つです。
      >> 続きを読む

      2018/07/28 by

      日の名残り」のレビュー

    • 評価: 5.0


      ノーベル賞作家カズオ・イシグロの「日の名残り」を再読しました。

      この物語の語り手は、人生の大半をダーリントン卿の執事として送ったスティーブンス。

      召使いたちの長として、大邸宅の運営に務めてきた彼だったけれど、今は屋敷を買い取った新しい主人であるアメリカ人に、わずか四人のスタッフで伝統的なサービスを提供しようと苦労している。

      そんなスティーブンスに、小旅行の機会が訪れます。
      田園風景の中、車を走らせながら彼の胸に去来するのは、20年以上も前に結婚して屋敷を去ったミス・ケントンが、女中頭として働いていた頃のこと。

      そんなミス・ケントンとの再会に、淡い期待を抱くスティーブンスだったが-------。
      そんな話なんですね。

      この小説を読む前は、もの凄く格調高い小説じゃないかと、少し腰が引けていたのですが、読みながら思ったのは、けっこう笑えるダメ男小説だったんですね。

      このような視点で読み進めると、この小説は俄然、面白いんですね。
      この主人公の執事のスティーブンスは、車を借りたのはいいけど、まずラジエーターの水がなくなるまで気づかないわ、翌日はガス欠で立ち往生してしまうわと、とにかくこの男は、執事以外のことは何にもできないんですね。

      運転免許を持ってたことが驚きのダメキャラ。
      それなのに、自分のダメさ加減にまったく気づいていないという、愉快な男でもあるんですね。

      ダーリントン卿の外交や社交の仕事を陰で支えることで、民衆のために貢献してきた自分というものが、都合のいいセルフイメージなんですね。
      だから、必然的に「信用できない語り手」にならざるを得ない。

      このスティーブンスは、やはり執事だった父親から、品格のある偉大な執事になれと育てられてきたせいで、自分の感情や意志を押し殺すというのが習い性になっている人だと思う。

      自分もほんのり好きだったミス・ケントンの好意にも気づけなかったし、父親の臨終に際しても優しい言葉のひとつもかけられなかった。
      でも、そういう人生の悔いを認めたくない。
      つまり、スティーブンスが一番騙したがっているのは、実は自分自身なんですね。

      そんなわけで、常に彼の語りの背後には、語られなかったことが数多く隠されることになるのだと思う。
      その意味では、この小説は、我々読み手が想像力をもって読んで初めて完成する、インタラクティブな作りの作品なのだと思いますね。

      この隠された意味が読み取れなかったら、これは単なる老人の回想小説でしかなくなると思う。

      例えば、ラストのところで、スティーブンスは、夕日を見ながら涙を流して、アメリカ人の主人に合わせられるようジョークを勉強しようとしますね。

      あれは、一見、希望を語っているようにも読めますが、だけど、そうではなくて、ここで語られているのは、絶望なんだと思う。
      なぜなら、この人は、手袋は変えたかもしれないけれど、中身の手は何にも変われていませんからね。

      読み終えて、あらためて思うのは、この小説は、もう生き方を変えようのない老齢になって、"アイデンティティ・クライシス"を経験した人間を描いた、もの凄く、苦くて哀しい物語なんだと思う。

      最初は、この気取り屋で鈍感なキャラクターのダメさ加減を、笑いながら読んでいけるのですが、読後感はしみじみ切ない。

      ほんとに、この小説は凄い傑作だと思いますね。
      この小説を、35歳の時に書いたというんですから、カズオ・イシグロ恐るべし、ですね。

      >> 続きを読む

      2018/07/13 by

      日の名残り」のレビュー

    • 評価: 評価なし

       日本には「執事」という職業はないと思える物語。
      それだけ、この物語は執事という職業を語り尽くしていますし、英国独特の文化をきちんと描き、さらに過去から現在へと変わりゆく姿をも描いています。

       かつてダーリントン卿に使えた執事のスティーブンス。
      3年前にダーリントン卿が亡くなってから、屋敷を買ったのはアメリカ人のファラディ氏。

       決して悪い人ではないのですが、お金で「イギリスの伝統」は買えない、ということがわからない人なのです。

       ファラディ氏は、スティーブンスに休暇を与えます。
      そこで考えたのがドライブをして、20年前に辞めた女中頭、ミス・ケントンに会って人手不足の屋敷に戻ってきてもらうよう話してみよう、と言う事でした。

       ドライブの道中、去来する過去のダーリントン・ホールの栄光。
      戦争をはさみ、外交の場としてもダーリントン・ホールは存在しました。

       ミステリではないのですが、一人称の使い方がすばらしく上手く、自分の考えと冷静に執事として1歩下がって何事も見てきた観察力。

       ミス・ケントンへの淡い恋心が自分で理解できないちょっと不器用で堅苦しい人柄がよくわかる物語の流れというのが実にスムーズ。

       「品格の有無を決定するものは、みずからの職業的あり方を貫き、それに堪える能力だと言えるのではありますまいか。並の執事は、ほんの少し挑発されただけで職業的あり方を投げ捨て、個人的なあり方に逃げ込みます。(中略)偉大な執事が偉大であるゆえんは、みずからの職業的あり方に常住し、最後の最後までそこに踏みとどまることでしょう」
       
       最後に、「一日の内で一番美しいのは夕方だ」という言葉に重みが出てくるのは、後悔しないようにしてきた人生でも、悔いは残るし、誰でもそういうことを多かれ少なかれあるからだと思います。

       解説の丸谷才一さんは、「男がこんなに哀れ深く泣くイギリス小説を、ほかに読んだことがない」と書かれていますが、その通り。

       やはりスティーブンスは偉大なる執事だったのだ、ということがよくわかります。

      >> 続きを読む

      2018/06/27 by

      日の名残り」のレビュー

    • 評価: 4.0

      この本は、「古き良き時代」を懐古するという退屈な小説では決してなく、単純に泣けるとか笑えるとかいう類の作品でもありません。ただ静かに、しかしとても心の奥深いところに語りかけてくる作品です。特に終盤Mr.スティーブンスが人生を振り返るような部分にはジワッとくるものがあります。

      Mr.スティーブンスが語る過去のエピソードの中に見え隠れするのは、徹底したプロ意識とそれに対する自問自答であるような気がします。でもMr.スティーブンスはMr.スティーブンスであって、そのようにしか生きられない人なのだと思いますし、その中でこそ高貴なる品格を失わなずに生きることが彼の生き様だったのだろうなあと思います。

      誰しもきっとある程度の年齢になれば「あの時こうしていれば」とか「他に違う生き方があったかもしれない」とどこかで思うところがあるのではないでしょうか。

      Mr.スティーブンスも多分ちょっとだけそう思っていながらも、最後に「これで良かったんだ」と、そして「自分の生き方は間違っていなかった」と振り返ります。
      それは彼が彼自身である理由を見失わずに、ストイックに生きたからこそそう思えるのでしょう。

      きっとMr.スティーブンスのように、いつか見知らぬ海岸沿いでそんなことをつぶやけることが幸せなことなのかもしれません。

      設定が現在の日本から遠いのは確かです。例えばMr.スティーブンスのような「執事」はもう英国にさえいないのかもしれず、もしかしたら日本の侍のように、本当にその人達が過去にどんな精神性を持っていたのかは誰にもわからないような、もう消えた人種なのかもしれない。時代も国も違うし、少なくとも自分の周りに「〜ではありますまいか。」なんて言う人はいない。

      でも300ページ以上に亘るMr.スティーブンスの語りかけに耳を傾けていると、こんなことを思うのです。「自分はこうあらねばならない」と思って生きている人って、とても一生懸命で、真面目で真っ直ぐで、だからとても不器用で頑固で誤解されることもあったりして、人生損してるような感じですよね。で、大抵アメリカンな時代感覚からかけ離れていたりしますよね。良い悪いとか好き嫌いではなくて、いますよね、そういう人。

      自分はそこまでストイックに生きていないと思うのだけれど、少なくとも後悔はしないように、できるだけ自分にできることや自分が大切にすることを見失わないように、生きていたいと思うのです。

      そんなことを、執事というペルソナに当てはめて語らせるカズオ・イシグロさんはさすがです。

      他の方のレビューで翻訳が良いと書かれていたのですが、期待を裏切らないきれいな言葉ばかりでした。堅苦しくならずに品格を維持する語りは本当に凄いと思います。
      思わず、「〜ではありますまいか。」っていう言い回しが日常でも口をついて出てきそうなほどに、素敵な翻訳でした。(皮肉ではありません笑)
      >> 続きを読む

      2018/05/16 by

      日の名残り」のレビュー

    もっとみる

    最近この本を本棚に追加した会員

    32人が本棚に追加しています。

    この本に関連したオススメの本

    取得中です。しばらくお待ちください。

    ヒノナゴリ
    ひのなごり

    日の名残り | 読書ログ

    会員登録(無料)

    今月の課題図書
    読書ログってこんなサービス
    映画ログはこちら
    読書ログさんの本棚

    最近チェックした本