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ソロモンの歌

カテゴリー: 小説、物語
定価: 1,155 円

赤ん坊でなくなっても母の乳を飲んでいた黒人の少年は、ミルクマンと渾名された。鳥のように空を飛ぶことは叶わぬと知っては絶望し、家族とさえ馴染めない内気な少年だった。だが、親友ギターの導きで、叔母で密造酒の売人パイロットの家を訪れたとき、彼は自らの家族をめぐる奇怪な物語を知り、そのルーツに興味を持つようになる―オバマ大統領が人生最高の書に挙げる、ノーベル賞作家の出世作。全米批評家協会賞受賞。

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    「ソロモンの歌」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 3.0

      アフリカン・アメリカンを代表するノーベル賞作家、トニ・モリスンの1977年の作品です。

      ミルクマンと呼ばれる黒人の少年が、様々な人間とかかわり合いながら、自分のルーツを探して見つけていく物語です。

      トニ・モリスンのデビュー作である「青い目が欲しい」では、虐げられ、その人種のしがらみから逃れられずに崩壊していく黒人の少女が描かれていましたが、「ソロモンの歌」では、同じように黒人という人種に運命づけられた閉塞した状況から抜け出て、一個の人間としてのアイデンティティを確立していく黒人の青年の成長していく姿が描かれています。 

      同時にこの作品では、ミルクマンは自分のルーツを知ることが出来ましたが、しかしその"血"から逃れ得ないのだということも提示されるのです。
       曾祖父であるソロモンは妻であるライナを置いて飛んで去ってしまい、ライナは発狂しました。その曾孫であるミルクマンも元恋人であるヘイガーを捨ててしまい、ヘイガーは狂い、死んでしまうのです。

      そして、最後にはミルクマンの一番の精神的支えであったろうパイロットも撃たれて?!最後を遂げます。
      ミルクマンが、自分の命を狙っている大親友のギターに近づいていくシーンで終わりますが、おそらくその後ミルクマンはギターに殺される事はないでしょう。
      ヘイガーやパイロットなど死んだ者の思いを、そして母や父や従姉妹のリーガたちを背負う宿命を果たすために生き延びるのです。
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      2018/01/13 by

      ソロモンの歌」のレビュー


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