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オリエント急行の殺人

クリスティー文庫)
4.5 4.5 (レビュー7件)
カテゴリー: 小説、物語
定価: 861 円

厳寒の季節に似合わず国際列車オリエント急行は世界各国からの乗客でいつになく混んでいた。一癖も二癖もある乗客たちが作る異様な雰囲気のなか、雪で立往生した車内で、老富豪が何者かに刺殺された。名探偵ポアロが腰を上げたが、乗客のすべてには堅牢なアリバイがあった...大胆なトリックに注目の著者の代表作。

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    「オリエント急行の殺人」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 5.0

      初見でこの作品の犯人を当てることが出来れば、相当捻くれた人だろうな(笑)
      そのくらい有名な原作なので、オチはもう知れ渡っている。

      ただそれでも楽しめるのは間違いなく、映画版ではカットされている乗客の設定などが細部まで描かれている。
      それらの過去を踏まえたうえで、オリエント急行で起きる事件。
      しかし犯人の誤算は同じ列車にエルキュール・ポアロが同乗していたこと。

      ラストのポアロの選択など、原作としては忘れていることが結構あったので、最後まで楽しく読めた。
      これを機にアガサ・クリスティの他の作品も読んでみたい。
      >> 続きを読む

      2018/03/08 by

      オリエント急行の殺人」のレビュー

    • 評価: 4.0

      --ムッシュー、私の経験から申しますと、敵を持つ立場にある人間は、たいてい、敵が一人では済まないものです--

      映画を以前に見ていたので驚きは無く読んだのですが、伏線の張り巡らし方や回収の仕方、登場人物の演技のさせ方等々、やはり巧いなあ、、、と感嘆でした。

      京極の塗仏も似たような設定で、全く無関係と思われた10数人の登場人物が、実はとある小村落の生き残り住民で、共通の一つの事件があってと。

      アガサクリスティは幼少期文盲だったせいなのか分からないのですが、話の構成は巧いのだけれど文章力が今ひとつです。ので、Who done it?の観点を抜いたら読む気が起きないのが残念な点で、この点、京極は文章力や話力が素晴らしいですから、純粋に読んでいて面白いのです。

      ただ一方で、さすがアガサクリスティは作品の構成力は別格だなあと、京極比較でも思わせるものでして、塗仏では、共通項のあった10数人の行動は全てある人物にマインドコントールされて操り人形のように動かされていたから、という、若干詰まらない設定でしたし、共通の事件というのも単に悲惨な1事件でしかなく、落ちも哀しいだけの結末。

      その点オリエント急行では、登場人物はみな意思をもって複数犯を演じましたし、それを行うにたる経緯や正義の説明がしっかりなされている点は凄いと思います。
      落ちも爽やかで清々しく、読後感は非常にすっきりします。

      推理モノって、トリックと犯人の意外性だけにポイントがあるように思われがちですが、同等に大事なのが、ストーリー背景や結末における明るさや正義感だと思うんですよね。

      アガサクリスティの作品にはそれがあるので、本当に好きです。
      >> 続きを読む

      2017/08/19 by

      オリエント急行の殺人」のレビュー

    • 評価: 5.0

      読み終わって、思わず膝を打ってしまう。

      本棚に眠っていた超有名作を気怠い暑さの中読み始める。外国作品にありがちだが最初の50ページは結構辛い。しかしそこを過ぎると手が止まらなくなってしまう。ラスト20ページ、本当に風呂敷を畳めるのか?と不安になるが名作に心配は不要だ。作品が書かれた背景を説明してくれる解説もすばらしい。

      あまりミステリーは好みではないのだが、『そして誰もいなくなった』以来のスッキリした読後感だ。1934年にこれを書いた作者は凄すぎる。私の手元にあるのは1978年版だが、改訳版も少し時を置いて読んでみたいと思わせる。

      月うさぎさんを始め他の方も再三おっしゃられていることだが、今の時代「読むべき」ではなく「さっさと読まなければならない」本だ。ネタバレ一切なしで読めた私は幸せなのだろう。
      >> 続きを読む

      2016/08/21 by

      オリエント急行の殺人」のレビュー

    • 『ABC殺人事件』は翻訳がかなり残念なのですが、原作は超超おすすめです。
      (旧訳の田村訳には誤訳があり、新訳は直訳すぎて日本語として意味不明な部分がそのまま放置になっています。ニュアンスがくみ取れていないダメ翻訳です)
      映像化作品も観たのですが、それは丁寧で悪くないできだったのですが、そして翻訳も悪くないのですが、
      やはりあれは叙述ミステリーなんだわね。と思いました。
      本で読んだ方が驚きが増します。緊張感も半端ないです。
      他、『ナイル殺人事件』はクリスティ・テイストの醍醐味があります。
      映画化もされた作品なので、そういう意味でも主要作品に数えられています。
      『5匹の子豚』も登場人物が印象的なことっていったらありません。
      『杉の柩』は文学的で癒されます。
      クリスティの心の優しさを感じます。
      でも『カーテン』だけは最後に読んでください。
      ポアロの作品を全部読み終えてからにしましょう。
      なので私もまだそこまで読んでいません。
      >> 続きを読む

      2016/08/22 by 月うさぎ

    • ありがとうございます。これを切っ掛けに、本棚には何冊かミステリーを常備しておこうと思います。 >> 続きを読む

      2016/08/22 by 飛車香落ち

    • 評価: 5.0

      クリスティの超有名作。推理はあまり読みませんが、一度はということで読みました。
      いい意味で裏切られた気分です(笑)自分が当たり前のように思い込んでいた常識が覆されました。作中で繰り広げられる会話はそれぞれの性格や感情に裏付けされた、そしてこの人の本性はどこにあるんだろう、と思わせる見事なものでした。まるで自分がそこにいるかのようなオリエント急行が楽しめますよ。

      2016/04/27 by

      オリエント急行の殺人」のレビュー

    • 「オリエント急行」は映画もお勧めできます。ぜひ見てみてください!
      アルバート・フィニーが主役のポワロを演じ、
      アンソニー・パーキンス、ショーン・コネリー、ローレン・バコール、イングリッド・バーグマン、ジャクリーン・ビセット…
      そうそうたる当時のスターの共演が今観てもゴージャスで圧倒されます。

      想像だけでは描き切れないオリエント急行の客車内のエレガントな装飾や貴族の優雅さなど映画で観るとイメージが押し寄せてくる感じでいいですよ~。
      記憶に残っているうちにぜひどうぞ!

      フィニーは見かけはかなりポアロに似せて作りこんでいるのですが、
      エキセントリックなポワロを強調したかったのか、原作のポアロのユーモラスな部分がほとんど表現されず、神経質で大声でどなっているシーンが多々あったりして、そこが残念なのです。
      テレビシリーズでデヴィッド・スーシェが演じている「名探偵ポワロ・シリーズ」でも「オリエント急行殺人事件」は映像化されています。
      スーシェのポワロは本当に原作のイメージ通りで誰もが絶賛しています。
      作品としてはより原作に雰囲気が近いのですが、原作に忠実に暗く重くモノトーンな印象。
      エンタメ作品としてのパワーが映画にはあったのだなあと改めて思いました。

      http://www.lalique-museum.com/letrain/
      箱根ラリック美術館では、映画のロケに使用されたオリエント急行の車両(サロンカー)に入ってお茶とケーキが食べられます。(予約制、人数限定)
      すごいムード満点なんですよ。こっちもお勧め。

      そしてぜひクリスティにはまってください。一緒に読みましょう!!
      >> 続きを読む

      2016/04/28 by 月うさぎ

    • 詳細をありがとうございます!

      2016/04/28 by dora

    • 評価: 5.0

      【ネタバレ注意です】
      小学校の時読んで、もう一回読み直した。犯人も展開も忘れてたので楽しめた。
      最後の最後まで犯人が分からないところが、やっぱり最高。すごい結末で、思いもつかないしそれを書き上げるのはアガサのすごいところ。
      ポアロのいいところは勧善懲悪じゃないところ。復讐が動機だったけど、犯人を何も言わずに見逃したところがすごく良かったし、胸に残った。

      2014/10/31 by

      オリエント急行の殺人」のレビュー

    • えま子さん、ごめんね~。
      読書ログのお仲間は真面目に本を読んでる方が多いんですよ。
      クリスティの作品は有名すぎるのが難点でまっさらで接することができることが難しいんですよね。
      アガサが自ら作品内で犯人の名前を羅列するという暴挙もしてますしね~(^_^;)
      >> 続きを読む

      2014/11/01 by 月うさぎ

    • 月うさぎさん
      こちらこそ、配慮が足りず、すいません。
      確かに、有名である話ほど、なんとなく知っちゃいますもんね。月うさぎさんがおっしゃる通り、読んでたら「この名前って、あれに出てきたよね?」って感じの描写が結構あります(笑) >> 続きを読む

      2014/11/02 by えま子

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      著者: アガサ・クリスティ , 山本やよい

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      • 評価: 3.0

        近日映画公開という事なので、また読んでみました。過去三回ほど読んでますが何度読んでも面白い。結末が分ってますがそれでも関係無い。ただ残念なのは、近場に映画館が無くなった事で、ツタヤにDVDが出るまで待つしかないです。また何時か読もうかな。

        2017/12/03 by

        オリエント急行の殺人」のレビュー

      • 自分の家の周りにも映画館が一つだけしか無いですしそれこそTSUTAYAは皆無です。余り映画は観ないのですが無いとやはりちょっと寂しいですね。

        因みに唯一ある映画館もメジャーな作品は上映しますがアニメや少しマイナーな作品は上映しないのでそちらも寂しいです。

        あと、ここまで映画観ない観ないと言っていますが実は最近映画観たい熱が高まっている今日この頃です( ‐ω‐)b
        >> 続きを読む

        2017/12/03 by 澄美空

      • 澄美空さん 映画館は田舎では減って来てますが、都市では一つの建物に5、6個映画館が入り賑わっていますよね。私もたまに観たくなりますよ。マイナー作こそレンタル頼みですね。 >> 続きを読む

        2017/12/03 by rock-man

      東京創元社 (2003/11)

      著者: アガサ・クリスティ , 長沼弘毅

      • 評価: 3.0

        初アガサクリスティ。
        いつか萬齋さんのポワロのドラマを見たのもあって
        結末がわかってのミステリー小説でした。
        深く考えないで読んでいたのもありますが
        とても読みやすい。言いかえれば
        ポワロのみが事件を考えていて読者は全く見えないまま
        ポワロや乗客の声を聞いているだけの感覚。
        そこから鮮やかな推理が掲示されるのは、華麗という言葉がぴったりな気がします。
        >> 続きを読む

        2016/01/28 by

        オリエント急行の殺人」のレビュー

      •  クリスティの代表的な作品は一応読んでいるつもりですが、ぼくが読んだものの中では、これがベストですね。
         クリスティが創始したトリックは様々な小説やドラマで利用されていて、原典で始めて接することの方が珍しいかもしれません。ぼくがこの小説を読んだのは中学3年生の頃のことでしたが、既にこのトリックは知っていました。しかし、それでも、原典のインパクトは相当なものがありました。そういう意味で、「そして誰もいなくなった」、「ABC殺人事件」、「アクロイド殺し」あたりとは、ちょっとレベルが違うのですよね、僕にとっては。

         最近、この小説を戦前の日本を舞台としてリメイクしたドラマが放映されましたが、ちょっとがっかりしました。三谷幸喜は、なぜこの事件が起こらなければならなかったのかというところに焦点をあてて脚本を書いたようですが、そのような人間ドラマはこの小説の美点とは全く無縁のものだと思います。
        >> 続きを読む

        2016/01/29 by 弁護士K


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