そして誰もいなくなった

その孤島に招き寄せられたのは、たがいに面識もない、職業や年齢もさまざまな十人の男女だった。だが、招待主の姿は島にはなく、やがて夕食の席上、彼らの過去の犯罪を暴き立てる謎の声が響く...そして無気味な童謡の歌詞通りに、彼らが一人ずつ殺されてゆく!強烈なサスペンスに彩られた最高傑作。新訳決定版。
「そして誰もいなくなった」 の読書レビュー (最新順)
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評価:
あまりにも有名な作品ですが、読んだのは初めて(内容も知らなかった)。久々にミステリーを堪能しました。
嵐で外部との連絡手段を断たれた孤島、姿を見せない屋敷の主、招待された互いに見知らぬ十人の男女・・・いまやミステリーの王道とも言える要素がてんこ盛りで、思わずテンションが上がりました。
各自の部屋に飾られた童謡の歌詞、その歌詞の通りに一人ずつ殺されていく招待客。そして一人死ぬごとになくなっていく陶器の人形。否が応でも不安がかき立てられていく設定に、怖くてページをめくる手が止められない(矛盾?)。トリッ >> 続きを読む2019/06/22 by asaki
「そして誰もいなくなった」のレビュー
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評価:
何十年かぶりの再読。
ミステリの女王クリスティの代表作。
絶海の孤島物の走りで、この後似たような作品が日本でも次々と発表されたのでトリックを見抜ける人もいるかもしれない。
ただ今回読んで感心したのはトリック面より文章面で翻訳物の中では、やはりクリスティが圧倒的に読みやすい。
クイーンもカーもブランドも本格ミステリとしては最上級なのだが、文章は正直読みやすいとは言えない。
普段日本の本格ミステリばかり読んでいる人に翻訳物を勧めるとしたら、クリスティ一択である。2019/03/06 by tygkun
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