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貧困のない世界を創る

ソーシャル・ビジネスと新しい資本主義
4.0 4.0 (レビュー2件)
カテゴリー: 企業、経営
定価: 2,205 円

人の思いやりと自由市場の力学を融合させ、社会問題を解決する新しい企業、「ソーシャル・ビジネス」とは?その壮大な構想と巧みな実践を情熱豊かに綴る。2006年度ノーベル平和賞受賞後初の著作。

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    「貧困のない世界を創る」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 4.0

      確かに新しい資本主義の誕生だと思う。
      貧困層に無担保でお金を貸してもしっかり返済があるのには、それなりの理由がありそうだ。5人のグループを作り助け合うようルールを決めていることで、被融資者は他のメンバーに迷惑をかけられないという意識を持つようになっていることや、子供を養うことを優先して考えるのは女性で、その女性に融資する方が信頼性があると見ている点です。ソーシャルビジネスがもっと拡大することを願ってるし、この格差社会に歯止めをかける1つのベストな手段となり得る。貧困に苦しむ人々を目の当たりにし、実際に行動を起こした素晴らしい人だった。 >> 続きを読む

      2015/08/16 by

      貧困のない世界を創る」のレビュー

    • > 5人のグループを作り助け合うようルールを決めていることで、

      江戸時代の「五人組」を思い出しました。 >> 続きを読む

      2015/08/16 by ice

    • 評価: 4.0

       2006年度にノーベル平和賞を受賞した銀行家と言えば覚えている人もいるかもしれない。

       ムハマド・ユヌス氏の著作が本書、『貧困のない世界を創る』である。

       彼の故郷バングラディッシュでは、かつて多くの貧困に苦しむ人たちがいた。いや、今もいる。貧困と言っても、日本や欧米の基準で考えてはいけない。一日を1ドルか2ドル程度のコストで生活せざるをえない人々である。当然、彼らの生活の中で衛生状態は最悪である。子どもの死亡率はゆうに5割を超える。栄養状態も悪い。

       そんな彼らを救ったのは、国際機関や先進国の援助ではなく、わずか数十ドルの「融資」であった。

       マイクロクレジットと呼ばれる少額の融資が、貧困を抜け出すための火種となる。まったく嘘のような話だが、実際にバングラディッシュの貧困率は改善された。そして、そのきっかけを作ったユヌス氏はノーベル平和賞を受賞することになる。

       ソーシャルビジネスという形態をいち早く世界に広めた彼の功績は大きいだろう。従来、貧困の解消と救済は援助や寄付で行われるものだといわれてた。それをビジネスという形で解決したことは、我々に多くの勇気とヒントを与えてくれる。

       考えてみれば、産業革命にしても、安価で高品質な製品が市場にあふれたことで、多くの人たちを救った面がある。もちろん、公害や搾取的労働という問題もあったけれど、そもそもビジネスとは特定の人だけでなく、多くの人を幸せにするものではないだろうか。

       近江商人が言うように「自分よし、相手よし、世間よし」で、社会をよくすることも企業の勤めである。社会に利益をもたらすからこそ、会社にも利益が入ってくる。

       ウォール街の強欲な資本主義を見慣れてしまうと、本来のビジネスの形を見失ってしまうかもしれない。絶対的な貧困に苦しむ人たちに手を差し伸べるビジネス。日本で貧困ビジネスと言えば、生活保護の不正受給などあまり良い印象ではないけれど、本来は違うと思う。

       我が国でも、若者や母子家庭などが相対的な貧困状態に陥っているという報道がなされている。バングラディッシュやアフリカ諸国の貧困に比べればマシな状況かもしれないけれど、貧困は人々の心を荒ませ、テロや犯罪に走らせるきっかけともなる。

       人を利用する、という利己的なビジネスではなく、多くの人々を救うというソーシャルビジネスの展開は、今後の世界において、もちろん少子高齢化や人口減社会を迎える我が国にとっても、大きな道しるべになることだろう。
      >> 続きを読む

      2015/01/20 by

      貧困のない世界を創る」のレビュー

    • 困っている人を助けることができるビジネスって応援したくなりますよねー♪

      2015/01/20 by makoto

    •  バングラデシュの少額融資については、英語の記事で読んだ記憶が残っています。海外の貧困も決して僕たちとは無縁ではありません。むしろ、その貧困に「加担」しているかもしれない。また、国内にも相対的貧困の問題があります。
       人に優しい資本主義が、これからの時代には求められています。単なる「競争」や「狂騒」ではない、「協奏」の世界を少しずつ作っていきたいものですね。
      >> 続きを読む

      2015/01/20 by ゆうぁ


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