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さゆり〈上〉

3.0 3.0 (レビュー1件)
著者: アーサー ゴールデン
定価: 1,646 円
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    「さゆり〈上〉」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 3.0

      とてつもない翻訳の妙技に、声を失う感さえする。

      本書と出逢ったとき、英米小説らしからぬ翻訳タイトル「さゆり」……なんていう和名だったので惹かれました。
      作者は合衆国のアーサー・ゴールデンで邦訳者は小川高義。なのに、ストーリーの前にある「訳者覚書」には「ヤーコプ・ハールホイス」とのオランダ人研究者とあって混乱しました。

      ???

      覚書によれば、
      ハールロイスさんが元芸妓であった日本人のニッタ・サユリの語る一代記をテープレコーダーで録音しながら聞き取りして書き上げた……

      という設定なんですが、これがそもそも全部フィクションらしい。(ネタバレ御免。そう知って読んでも、作品のすばらしさは損なわれない、すごい。)

      そうして書き上げた小説「Memoirs of a Geisha」の邦訳が『さゆり』なのです。

      架空の芸妓の、日本語の語りからオランダ人が聞き取りして綴った英文をもいちど日本語になおしているんですが、なんとも流麗なやまとことばで、ほんに芸妓はんらしい物言いになっているんです。

      単にことばだけじゃない。
      芸妓らしいしぐさや心憎い機知がふんだんにあって、とてもアメリカ小説とは思えないし、日本人が日本語で書いた以上に「芸妓の世界」が拡がってくるとさえ感じてしまいます。

      樸にとつて残念なのは、
      図書館で借りて読んだのに、またまた上巻しかゲットできていないこと!
      はやく下巻が読みたい!
      (これまたレビューの続編はいつになることやら。)



      (映画にもなったそうですが、知らなかった。でも、きっと小説は小説ならではの文章の妙味まちがいなし。)




      >> 続きを読む

      2016/01/17 by

      さゆり〈上〉」のレビュー

    • 映画版を見たことがありますが、原作がアメリカ小説とは知りませんでした!
      「架空の芸妓の、日本語の語りからオランダ人が聞き取りして綴った英文をもいちど日本語になおしている」って、すごいですね。下巻のレビュー、楽しみにお待ちしています。 >> 続きを読む

      2016/01/17 by ワルツ


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