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螺旋階段のアリス

4.0 4.0 (レビュー1件)
カテゴリー: 小説、物語
定価: 1,600 円
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    「螺旋階段のアリス」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 4.0

      日常の謎派の作家のひとり、加納朋子の「螺旋階段のアリス」を読了しました。

      会社の退職制度を利用して探偵になった仁木は、開業早々に探偵助手を希望する少女・安梨沙の訪問を受ける。

      毛足の長い白猫を連れて、愛らしい服を着た彼女は、不思議の国のアリスのように、どこか異世界に紛れ込んだようなたたずまいがあった。

      探偵助手なんてと、追い帰す間もなくやって来たご婦人の依頼を、難なく解決に導く安梨沙は、なかなか優秀な助手だった。

      この作品は、そんな仁木と安梨沙のコンビによる、不思議の国のアリスをモチーフにした7つの連作短篇集なんですね。

      亡夫が隠した貸金庫のありかの探索を依頼する、家のことなら何でも知っているスーパー主婦。

      とうに死んでしまった愛犬の捜索を頼む老婦人。

      長く献身的だった妻が、頻繁に取るに足りないお使いを頼む真意に疑問を持つ夫。

      産婦人科医なのに、赤ん坊の世話を頼む医師-------。

      本来のあるべき姿からずれた状態に置かれた人々が、仁木と安梨沙の元を訪れるんですね。
      この謎の設定が、とても興味深くて面白いと思う。

      依頼者自身が抱えている謎と、それを引き受けた仁木と安梨沙が、依頼者に感じた謎と二重の謎が一気に解かれることによって、短篇ながら爽快なカタルシスが得られる作品集になっていると思う。
      >> 続きを読む

      2018/08/30 by

      螺旋階段のアリス」のレビュー


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