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鍵のない夢を見る

3.9 3.9 (レビュー11件)
カテゴリー: 小説、物語
定価: 1,470 円
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第147回 直木三十五賞

望むことは、罪ですか?彼氏が欲しい、結婚したい、ママになりたい、普通に幸せになりたい。そんな願いが転落を呼び込む。ささやかな夢を叶える鍵を求めて5人の女は岐路に立たされる。待望の最新短篇集。

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    「鍵のない夢を見る」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 3.0

      一般的なクライムノベルとは趣が異なるのだが、得も言われぬ静かな恐怖と、ごく普通の生活の中で起こりうる犯罪の香りをひしひしと感じて、怖くなった。

      さまざまな夢と理想を胸に秘めた人格は、社会や対人関係の衝突や軋轢で、壊れてしまうことが多い。それでも人格はイメージ通りの自分を貫こうと夢を見て、希望を抱く。第三者から見れば「イタイ」キャラになってしまっていても気がつかないまま。

      ふとした事で現実が危うくなってゆく様を5人の女性像に例えた著者の皮膚感覚はかなり鋭い。特出すべきは5人の女性の心理描写。リアル過ぎる。

      日常に潜むサスペンスとミステリーをあぶり出した力作。鍵がないのに夢を開こうと、もがく人々が明日もまたどこかで新聞にも載らない小さな事件を引き起こす。
      >> 続きを読む

      2017/06/16 by

      鍵のない夢を見る」のレビュー

    • 評価: 4.0

      恋愛短編小説集だと思って借りてしまったのですが、
      だいぶ違いました(笑)

      女性から見て「こんな男のどこがいいんだ」って思う
      男にひっかかる女性心理が描かれていて、
      他人事ではない女性人物が、
      読み手からすれば誰かしらいるようになっています。

      狂っているほどイタイタしい女もいれば、
      普段、友人や同僚にいそうなタイプ(あるいは自分?)の女も
      いるので、ぐいぐい感情移入します。

      つまり、ダメな男にはダメな女が寄り、ダメ男に寄る
      ダメ女もいるということを辻村さんは伝えたかったのでしょうか…?
      鋭くも勉強になる本だな~と思いました。

      >> 続きを読む

      2017/06/06 by

      鍵のない夢を見る」のレビュー

    • 評価: 3.0

      近所の図書館の課題図書ということで、初辻村さん作品

      内容は5人の女性の短編集のようなもの。
      今までに感じたことのないようなもやもやを抱きつつ、
      一気に読めてしまった。

      心理描写が上手いからなのか。
      短いながら満足感もある。

      ただ、読後の後味はあまりよくなかった。
      それは、すべてハッピーエンドと言えるものではないからかもしれない。

      特に第5話目に関しては、今後の自分とその周囲の環境が
      似ているからなのか、自分を投影してしまい、深く考え気持ちが沈んでしまった。

      >> 続きを読む

      2017/05/02 by

      鍵のない夢を見る」のレビュー

    • 評価: 4.0

      いつもの辻村作品とは違う趣向の話しが中心でどこかあと気味悪さが残り、でもその後気味悪さもよく感じてしまう。そんな作品であった。

      やはり女性の心理描写を書かせて、辻村深月さんの右に出る者はいない

      どの話も自分には無縁なものであったがどこか共感できてしまいどんどん読み進めてしまう

      芦葉大学の夢と殺人では辻村作品のどこかで見たことある感じの男が。
      どうしてこんな男と別れないとか正直私には全然わからなく、最後の行動も理解できない所があり、この話が一番共感が出来なかった。でも、共感できないのにも関わらずどんどん読み進めてしまい読む手が止まらなく、この話が一番面白かった。これも辻村深月さんの筆力なのだろう

      君元家の誘拐では赤ちゃんが生まれたばかりの女性の心情についてこと細かく書かれていた。私は男なので出産後の女性の心情など全く関係の無いものであるが、自分がもしも女で出産したらこんな風に感じるのだろうか?いや、きっとそう感じるんでしょうね、そのくらいホントにありそうで全ての母親が感じるような話であった
      自分が父親になった時に自分も物語に出てくる父親と同じことをしてしまいそうだと容易に想像出来てしまいちょっと反省です…


      >> 続きを読む

      2016/12/03 by

      鍵のない夢を見る」のレビュー

    • >芦葉大学の夢と殺人では辻村作品のどこかで見たことある感じの男が。
      凍りのくじら、盲目的な恋と友情にも出ていますね~
      男のほうは似たようなものですが、女の方は三者三様の結末を迎えているのがおもしろいです。
      どうしてこんな男と別れられないのか、私はちょっと気持ちわかります(^^;)
      >> 続きを読む

      2016/12/04 by あすか

    • >あすかさん
      登場人物の心情が分かるとより楽しめていいですね^^

      2016/12/05 by iatt

    • 評価: 5.0

      評価の高い作家さんで、読んでおかなければ、と思っていました。
      好評な作品が多いので迷いましたが、図書館の直木賞受賞作コーナーでこちらに決定。
      短編5編の収録で、読むのに時間はかかりませんがどれも満足感の高い作品でした。
      主人公にあたる5人の女性と、その周囲の人々それぞれの心理描写が巧い。その人物に共感できるか、あるいは感情移入して読めるかとは別に「こんな人、いるなあ」「わかるわかる」と何度もうなずきながら読みました。

      ついでにオムニバスドラマ化されたものも観ました。豪華絢爛な俳優陣ですが、原作の最大の魅力であるリアルな描写が再現できておらず、どこか奇異な人々と事件を描いた作品になってしまっていて残念でした。良作の映像化は難しいものですね。 >> 続きを読む

      2015/08/09 by

      鍵のない夢を見る」のレビュー

    • 辻村さんの本領発揮、凝縮された作品で実力を感じました。
      ドラマを見逃して d(‥〃)o残念!!です。

      林遣都さんという俳優さんは不思議な雰囲気がありますね。
      >> 続きを読む

      2015/08/13 by 空耳よ

    • 空耳よ さん
      コメントありがとうございます。
      ドラマは、DVDレンタルしました。前後編の2枚です。よろしければ。

      林遣都さんですが、良い人の役を演じているのを観たことがないので悪役や裏のある役が上手い役者さんと勝手に思ってます。
      >> 続きを読む

      2015/08/13 by pechaca

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