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後妻業

3.6 3.6 (レビュー2件)
著者: 黒川 博行
定価: 1,998 円
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    「後妻業」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 3.0

      「色で老人を喰う」裏稼業を描く戦慄の犯罪小説

      妻に先立たれた後期高齢者の耕造は、六十九歳の小夜子と同居しはじめるが、夏の暑い日に脳梗塞で倒れ、一命を取り留めるも重体に陥る。
      だか、裏で小夜子は結婚相談所を経営する前科持ちの男、柏木と結託していた。
      病院へ駆けつけた、耕造の娘である尚子、朋美は、小夜子の本性を次第に知ることとなる。
      結婚相談所の男と、結婚したパートナーと、死別を繰り返す女につきまとう黒い疑惑。
      恐るべき“後妻業”の手口と実態。
      欲に首までつかった人々が奔走する。

      「別冊文藝春秋」誌へ2012年3月から2013年11月に亘って連載されたものを纏めたもの。

      参考文献として巻末に福岡四人組保険金殺人や、木嶋佳苗法廷証言などがあげられていることからも、昨今、高齢化・単身化が進む日本で実際に起きている事件をベースに書かれている小説だとわかります。

      黒川作品は、関西弁でリズミカルになって、ややソフトに化けたえげつないやりとりを楽しむことに醍醐味があります。

      色ボケしたジジイ。
      そいつを金を生む種とみた妙に男好きする中年女。
      そんな女たちを影でしきる結婚相談所社長。
      彼らの悪行をネタに強請りを計る探偵。
      どれをとっても魅力的な登場人物はおらず、ただただ圧倒的な現実感のみ。
      洒落にならず、日本の浮世はかくのごとしという警鐘小説でもあります。
      我が親をみて、その脚を餓鬼が掴んではいないかと。
      >> 続きを読む

      2016/03/28 by

      後妻業」のレビュー

    • これ、読もうと思っていたのですが、最近、様々にリアルですね。それで、この本は少々遠巻きに眺めていましたが、課長代理さんのレビューが出ましたので、また読んだ気になってます笑

      若い女性だって殺してバラバラにする時代です、怖いですね。
      >> 続きを読む

      2016/03/29 by 空耳よ

    • >空耳よさん
      いつも、コメントありがとうございます。
      毎日、毎日、殺人事件や監禁事件などの報道が続々と聞こえてくるのは、昔にくらべて情報網が発達したからなのでしょうか。
      それとも、単に理性に歯止めがきかなくなった人々が多くなったせいなのでしょうか。
      いずれにせよ、世界最高を誇る検挙率の日本警察の、その誇りが砂上の楼閣で、真の悪党は闇にまぎれています。
      常に身の危険を想像しておくことで、防げることは多そうですね。
      >> 続きを読む

      2016/03/29 by 課長代理

    • 評価: 5.0

      題名の字面どおり、後妻業。
      結婚相談所に入会した金持ちの男性を悪魔の婆と結婚相談所の所長がグルになって、金を巻き上げる完全なるクライムノベル。少し前に保険金を次々と巻き上げて、練炭自殺を装った結婚詐欺の事件があったが、それをヒントに書き上げたのだろう。圧倒的なリアリティーと絶妙なテンポで物語は進んでいく。極悪非道な金の巻き上げ方と死の偽装。そして、元大阪府警の探偵、ヤクザな竿師が金の匂いを嗅ぎつけて、物語は進んでいく。
      さすが直木賞受賞と唸らせる圧倒的な面白さだった。

      2014/11/09 by

      後妻業」のレビュー

    • エネルギッシュなワルの魅力に溢れていそうですね。

      読みたいです♪

      2014/11/10 by ice

    • 圧倒的なワルですw

      2014/11/12 by STALIN


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