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電氣ホテル

3.5 3.5 (レビュー2件)
著者: 吉田 篤弘
定価: 1,890 円
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    「電氣ホテル」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 3.0

      【ナニガナニヤラ】
       「電氣ホテル」……それは、昭和5年、東京・下谷区に建てられた、当時としてはモダンな造りの、総電気仕掛けのホテルだというのです。
       そんな古めかしいホテルはもうないのだろうって?
       いえ、まだ健在なのだそうです。
       この世界の「二階」にあり、今なお漂い、移動を続けているということです。
       そして、このホテルは肥大の一途を辿っており、巨大になったホテルに電力を供給するため、時折この世界では大停電が発生するのだというのです。

       ……って、何だかよく分からない話なのですが、実際よく分からないのです。
       この本のレビューを書くのは相当に困難です。
       次から次へとケッタイな登場人物が現れ、脈絡無く、散漫に、緩~く物語は漂ってしまうのですから。

       例えば……
       オルドバ: 猿の中也と一緒に停電調査をしている詩人。
       シュビ: 下谷図書館の職員で、「長い長い物語を読む係」。
       ビワブキ: 下谷図書館の司書で銭湯画家。
       富岡: ベースボール審判員。
       中田: 探偵。後に探偵犬「終列車」と共に事件の解決に乗り出す。
       その他たくさん。

       吉田篤弘さんらしい作品と言えば、誠にらしいのですが、これは好き嫌いが分かれるかもしれませんね。
       言葉に非常にこだわりがあり、例によってそのこだわりを満載しています。
       とりとめのない作風もいつものとおり。
       ですから、まっとうなストーリーなど期待すると肩すかしを喰うことになるでしょう。

       ところで、吉田さんの文体、これまでとは少し変わってきているように感じました。
       ざく、ざく、ざくと短めに切り、体言止めなども多用して、ちょっと違った文体で書かれています。
       これはこれで、また味なのだろうと思うのですが。

       とにかく、上手いことご紹介するのは大変難しい作品なので、「あ。こういうの好きかも。」と思えた方は、是非ご自身でご一読ください。
      >> 続きを読む

      2019/08/29 by

      電氣ホテル」のレビュー

    • 評価: 4.0

      何とも摩訶不思議な空間がここにある。
      言葉遊びの連続なのか、連想ゲームの連続なのか、文章というよりもイメージされる空間と映像を頭の中で創造する楽しさと言えばいいのかもしれない。
      慣れるまで、とてもなじみにくい文体ではあったが、途中からそれなりのリズム感を感じ取れた。
      劇中劇というのはよくあるが、劇中劇中遊びだ。
      一体、どれだけの人物やものが登場しているのだろうか?
      しかも、いろんな名前をいくつも持ちながら。

      2015/01/19 by

      電氣ホテル」のレビュー


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