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心霊電流 上

3.0 3.0 (レビュー3件)
著者: スティーヴン・キング
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    「心霊電流 上」 の読書レビュー (最新順)

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    すべてのレビューとコメントを開く
    • 評価: 3.0

      【これはキングお得意のモダン・ホラーではないのか? いや、でも……】
       6歳のジェイミーは、町に新たにやって来た若い牧師のチャールズ・ジェイコブズと親しくなります。
       チャールズは、気さくにジェイミーに語りかけ、また、趣味の電気工作で作った仕掛けを見せてくれたりしたのです。

       ある時、ジェイミーの兄のコンが事故で声が出なくなる怪我を負ってしまいました。
       医師は2週間もすれば声が出るようになると言うのですが、いつまで経ってもコンの声は出ないのです。
       コンを大きな病院に連れて行くべきだと主張する母と、金が無いという父の間に険悪な空気が漂い始めます。
       両親の諍いを見て、泣きながら家を飛び出したジェイミーを迎えてくれたのはチャールズでした。
       チャールズは、自分ならコンを治せるかもしれないと言い、コンを連れてくるようにジェイミーに言ったのです。

       チャールズは、コンの首に電気が通った帯を巻きつけ、電源を入れたところ、コンの声が出るようになったのです。
       なんということでしょう!

       チャールズは、大体において町の住民たちに受け入れられていました。
       あの事があるまでは。
       ある日、チャールズの妻とまだ幼い子供が自動車事故に遭い、二人とも亡くなってしまったのです。
       打ちひしがれるチャールズです。
       しばらく後、チャールズは教会の説教壇に戻りました。
       しかし、その時の説教は神を否定する内容だったのです。
       衝撃を受けた町の人々は、チャールズを解任してしまい、チャールズは一人で町を去って行きました。

       それから長い年月が流れます。
       ジェイミーには音楽の才能がそこそこあったことから、ギターを弾くようになり、色々なバンドを渡り歩く生活を送っていました。
       そして、ミュージシャンにつきものなのか、麻薬に溺れるようになってしまったのです。
       ジェイミーは、今やヘロインを静脈注射しなければもたないところまで耽溺しており、ついにぶっ倒れてしまったのです。

       ジェイミーの意識が戻ると、そこにはチャールズがいました。
       チャールズは、再び電気の仕掛けを使い、ジェイミーの頭から麻薬の事をすっかり追い払うことに成功したのです。

       さて、この作品の上巻はこんな話になっていくのですが、ここまではあまりホラー色はなく、むしろ『スタンド・バイ・ミー』のような物語なのだろうかと思う位です。
       しかし……。
       確かにチャールズが操る電気仕掛けには胡散臭いものがあります。
       また、タイトルがタイトルですよねぇ。
       ジェイミーの頭の中から麻薬を追い払った件だって、その後、ジェイミーはおかしな夢を頻繁に見たり、夢遊病のような状態になり、フォークなどで自分の身体を傷つけたりするようなことが起きたのです。

       ヘロイン中毒から立ち直ったジェイミーは、チャールズの紹介で音楽スタジオで働くようになるのですが、そこでチャールズが新しい活動を始めたことを知ります。
       それは『癒し』だと言うのです。
       一度は宗教を捨てたはずのチャールズなのに、再び『師』を名乗り、身体に障害がある者などを宗教の力で治癒できると大々的に宣伝し、金を集める活動を始めていたのです。

       これはあの電気仕掛けと関係があるに違いない。
       あれはもしかしたらおかしな副作用を伴う危ない方法かもしれない。
       自分の場合は比較的軽い副作用で済んだだけではないのか?
       チャールズは一体何をしているのか?
       そんな疑念がジェイミーの胸の中に渦巻き始めます。

       物語のコアな部分は下巻に入ってから展開していくようです。
       上巻はまだその下準備という感じでしょうか。
       下巻を読了したらまたレビューしますね。


      読了時間メーター
      □□□     普通(1~2日あれば読める)
      >> 続きを読む

      2021/03/07 by

      心霊電流 上」のレビュー

    • 評価: 3.0

      6歳の僕が出会った牧師のジェイコブス。
      これまでと違う神を呪う説教。
      そして時は経ち、ジェイコブスは伝道師に鞍替えして僕の前に再び現れる。

      キングお得意の超常現象を扱う類いだが、それが現象なのか魔術なのか、またはフェイクなのか。
      次第に年齢を重ねていくという構成は、時代の変遷が音楽と重なっていくのを可能に。

      上巻なのでジェイコブスの正体は謎のままだが、怪我を直すという行為はどう考えても怪しい宗教へと傾倒していくに他ならないのだが。
      >> 続きを読む

      2020/12/30 by

      心霊電流 上」のレビュー

    • 評価: 3.0

      キングの上巻は我慢して読むのがお約束とはいえ、今回は何も無さすぎ。下巻に期待。

      2019/04/06 by

      心霊電流 上」のレビュー


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