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猫を棄てる 父親について語るとき

5.0 5.0 (レビュー3件)
著者: 村上 春樹
定価: 1,320 円
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    「猫を棄てる 父親について語るとき」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 5.0

      集合的無意識。

      最後の村上春樹のあとがきを読んでいて頭に浮かんだ。

      多分意味合いとしては、「経験をしていなくてもすでに知っている経験」って感じで自分は捉えている。

      その言葉を知ったのは、たしか澁澤龍彦の書物だったと思う。

      いきなり訳わからないレビュの書き方しましたが、

      村上春樹の父にまつわるエッセイ。

      なかなかかなり引き込まれた。

      自分の父親は戦争をしらないが、その父、まっ自分からしたらおじいちゃんはバリバリ戦争経験者だから、空気は分かる。

      おじいちゃんは、シベリアに抑留されて、日本に奇跡的に生還できた。私は「根性がある」と思っていたけど、「運」もあるだろう。

      当時、日本に帰れる時、早く日本に帰りたい人が、自分の順番をさしくって前の船に乗ったみたい。その船が後に沈没すると知らずに。。。

      なので、真面目に生きないと。という事をおじいちゃんは言っていたと記憶する。

      たまたま、靴紐がほどけて、しゃがんだら、弾が飛んできて、後ろの人に当たって助かったとか。。。

      ゴビ砂漠で仲間とはぐれて、一人ボッチになり、絶望してナイフで死のうとしたけど、手が滑って死ねなかった。のちに、上空のたまたま日本兵の飛行機が飛んでいて助かったと。。。

      多少の記憶の違いはあれど、そんなこんなで命を失わず、長生きした。

      そんなおじいちゃんの自分の記憶と並行しながら、この本を読んだ感じです。

      皆それぞれの歴史、思い出、記憶違いなどなどあって今を生きているわけで、それは、私であれ、世界的有名な村上春樹であれ皆同じ。

      ただ、ここにも書いてあるけど、戦争ですべてが変わるし悲惨な結果しかない。と誰もが思う事だけど、あらためてそう思う。

      しかし、

      昔頭のいいひとが言っていたけど、

      個々の遺伝子は確実に進化しているのに、「その何が良くて、何がいけなかった」という遺伝子が次の世代に引き継がれない・・・と。

      だから、同じ過ち犯すのかな・・・

      オリンピックでどんどん新記録が出るのはいいけども、

      戦争するとこんな悲惨な結果、、、って記憶が次の世代に遺伝子として引き継がれない。。。

      だから、、

      こそ、


      こういう本が日々、必要で訴え続ける必要があるのだろう。


      そこに来て、


      戦争ではないコロナという伝染病が。。。


      まさか。。。と思った。


      でもそれもまた歴史にあるわけで。。。


      とにかく、


      こういう本から、戦争でもコロナでも、自分の考えをしっかり持って考え、大事に今の命を思い生きていたい・・・


      おわり。
      >> 続きを読む

      2020/08/24 by

      猫を棄てる 父親について語るとき」のレビュー

    • こんにちはヽ(^0^)ノ
      毎日暑いですね☀️😖☀️
      体調など崩されていないですか?

      戦争は本当に悲惨です。
      何も産みません、産まれるのは悲しみだけだと思っています。
      自分の祖母が戦前戦中戦後を生き抜いたので、本当に辛かった、悲しかったという話は子供の頃よく聞きました。自分の祖母は小さい頃丁稚奉公にも出されていたので、そういう話も含め後世に語り継いでいかないと、と今この時に使命感に駆られています。

      確かに、芸能人だろうが作家さんだろうがみんなおんなじ人間なんですよね。
      そこに壁も隔たりも無くて優しくされたら嬉しいしいじめられたら悲しいし。
      そういう人として当たり前のことを、周りの方たちにやっていければいいなぁ、みんなが優しく想っていければ争いは無くなるよな、、と借り物の在り来りなことを言ってみました( ˊᵕˋ ;)💦

      戦争の話は次代の世代に必ず伝えて行かなければならないことだな、ともレビュー拝見させていただいて改めて思いました(^^)

      まだまだ暑い日が続くと思うのでお互い身体と心に気を付けてこのコロナ禍という苦境を打破して行きましょう( *˙ω˙*)و グッ!
      >> 続きを読む

      2020/08/24 by 澄美空

    • こんにちは!

      今年は昨年の反省もあるので、なんとか暑い日が続いてはいるのですが、体調は大丈夫です!極力、無理はせずに日々過ごしています。ありがとうございます!

      ほんとそうですよね。。。
      戦争を今していないだけでもかなり今、幸せですものね!
      自分も日々、そんな今の生活に感謝です。。。

      自分も極力、自分自身に対してもだし、周りの人たちとも日々楽しく過ごしたいので、気持ちはいつも笑顔で頑張っています!

      澄美空さんの影響もありで、とても自分が日々楽しく、たのしんで過ごせる姿勢で充実しております。

      ホント、コロナに心まで振り回されないように、今まで通りたのしく行きたいと思います!^^v
      >> 続きを読む

      2020/08/24 by ジュディス

    • 評価: 評価なし

      村上氏が父について語る長めのエッセイです。

      エルサレム受賞のスピーチで語られた、毎朝戦死したひとびとのために祈る父親の姿が印象に残っていたことと、これまで両親のことについてはほぼ触れられていなかったため、興味を持って手にとりました。

      長短を問わず初期から最近の小説、エッセイも含めて村上春樹の作品は興味深く読み続けていますが、今回は氏の作品のなかで過去にない特殊な部類に入るものだと思います。かなり個人的な家庭の事情を具体的な名前も挙げつつ語られているのですが、内容としては心を惹かれたとは言えず、散漫な印象が残りました。これを回想記としてではなくフィクションや私小説として提示されていればと残念に思っています。

      とくに村上春樹に馴染みがない読者に対しては、より訴えるところは少ないのではないでしょうか。
      >> 続きを読む

      2020/07/22 by

      猫を棄てる 父親について語るとき」のレビュー

    • 評価: 5.0

       父親と猫を棄てに行くエピソードから、父親の人生における、棄てられる意味について展開するところが絶妙だと思いました。大切な人を亡くした時に、哀しむだけでは思い出しか残りませんが、その方の人生について深く知ることは、存在が永遠になるようで素敵だと感じました。

      2020/05/09 by

      猫を棄てる 父親について語るとき」のレビュー


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