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日本人へ

4.0 4.0 (レビュー1件)
カテゴリー: 評論、エッセイ、随筆
定価: 893 円
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    「日本人へ」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 4.0

      「亡国の悲劇とは、
      人材が欠乏するから起こるのではなく、
      人材はいてもそれを使いこなすメカニズムが
      機能しなくなるから起こるのだ」


      塩野七海の書く徒然なるままにな本。

      年の初めという事で少々真面目な本を・・・。

      内容的には主に日本の世情に対する批判といいますか、エッセイのような内容なのですが、まぁ、それはそれ、批判だけでは読みにくいのでウィットが若干含まれます。例えば、映画監督コッポラの農園で作るワインには歴史的名称が付く傾向があるとか(レパント、ルビコン等)。例えば、クレオパトラ、美女であったかどうかは定かではないが、魅力的かと言われれば魅力的とか。

      世界史履修の話も興味深いです。歴史というと、数字を覚える授業というイメージですが、やはり、何故そうしたのか、そうなったのかという塩野七生風の視点から見つめることで先達たちの生き方に学ぶ処が深いとか。

      硫黄島からの手紙という映画についても、クリント・イーストウッドだからこそ描けた中立性と、滑落点から歴史認識の立場からくる違いと、現実に対応するために必要な冷静さとか。

      なかなかに内角を抉ってくるようなストレート球のようなアイロニーがスポーティな作品です。

      なかなかに切って捨ててくれるような内容が描かれており、歴史ベースと納得性も持ち合わせています。
      そのとおり、と直視する事もできましょうし、何ゆうてるん?と否定する事もできますでしょうが、このような作品は斜めに見るのが一番な作品なのでしょうね。瀟洒な部分だけは心の奥底に仕舞い込んで・・・。

      為になる本かと思います。ウィットに富んだ雑学から、思想や歴史まで、参考になる部分は大いにあります。

      凛としたい気分の時にお勧めの本です。
      >> 続きを読む

      2014/01/03 by

      日本人へ」のレビュー

    • ボクも誰かに上手く使って貰えるといいんですけどねー

      2014/01/04 by makoto

    • >chaoさん

      塩野七生お勧めですよ。以外と読みやすいですし。

      >iceさん

      名前だけ見るとどちらとも取れますけれど、コンスタンティノープルの陥落等読んでいると視点が女性なのがわかりますよ。

      >makotoさん

      でも、多分これは立身出世的視点ではなくて、コミュニティーの最大幸福量に関する視点なのだと思います。
      人材が欠乏しているように見える時ってコミュニティーの最大幸福量を確実に低いですよね。
      そう考えるとmakotoさんは十分に自身を上手く使っていらっしゃるのではありません?
      >> 続きを読む

      2014/01/07 by Shimada


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