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きんぎょの夢

3.0 3.0 (レビュー1件)
カテゴリー: 小説、物語
定価: 440 円

おでん屋を経営する砂子には、結婚してもいいと思っている男がいる。ある日、店に見知らぬ女がやってきて―婚期を逸した女のはかない夢を描いた表題作の他、結婚をめぐっての親と子の心の行き違いをテーマにした「母の贈物」と、子のない老夫婦の哀歓を優しく見つめた「毛糸の指輪」の計三篇を収録。向田ドラマの小説化第4弾。

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    • 評価: 3.0

      向田さんといえば昭和。
      携帯電話もパソコンも出てこない
      ともするとたばこの香りが
      全体的に漂っているような短編小説3つ。

      「きんぎょの夢」は不倫の話が主体。
      夫の心はすでに妻から離れ女にある。
      その女はおでんやを営んでいるのだが
      そこへ妻が乗り込んで挑発する。
      その挑発に女も乗る。
      ドロドロになりそうなのだが
      いやいや向田さん、うまくまとめたなぁと。

      「母の贈り物」は
      結婚式を明日に控えたその日
      男を作って出て行った母親が現れた。
      娘が結婚すると知って勝手に婚礼家具を運んでくる。
      身勝手な母親の態度にいやなものを感じる。
      それをね、あることがきっかけで許していくわけだけど
      うーん、人はひとりでは生きていけないということだろうか。
      特にこの時代の女性は。

      「毛糸の指輪」はファンタジーかもね。
      本当の娘でもないのに
      ふとしたことから出会った若い女を
      娘のように可愛がり、結婚まで導き
      ちょっとした裏切りにはあうものの
      最後はうまくまとまるという。
      その時代の結婚に対する価値観がよく出ていると思う。

      ちょっとしたことをうまく広げて
      話の枝葉を広げていくところは
      向田さんならではだなぁと思います。
      今生きていたらどんな作品を生み出していたのだろう。
      読みたい気がします。
      >> 続きを読む

      2017/08/29 by

      きんぎょの夢」のレビュー


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