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高杉晋作

わが風雲の詩
4.0 4.0 (レビュー1件)
著者:
カテゴリー: 小説、物語
定価: 816 円
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    「高杉晋作」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 4.0

      豪傑・すさまじい決断力・破天荒・奇才。
      そういったイメージから高杉晋作に憧れる人は多い。

      でもこの小説での高杉晋作は・・

      武士ではなく詩人になりたくて、
      孤高ではなく孤独を感じていて、
      豪快な行動とは裏腹にとても繊細で
      決断した後の迷いと常に戦っている人だった。

      手の届かない英雄である高杉晋作の
      普通の青年と変わらない悩みを知れば知るほど、
      なおさら彼の残した功績は凄みを増した。

      「おもしろき こともなき世を おもしろく」

      あまりにも有名な高杉晋作の辞世の句だが、
      「おもしろくないこの世をおもしろくしてやる!」と
      英雄豪傑であるイメージだと、そういう意味に受け取れる。

      しかし、本来の読んだ句は「を」が「に」に変わり、
      「おもしろき こともなき世に おもしろく」という説があるらしい。

      すると「おもしろくもない世の中をおもしろく生きるには
       どうすればいいのだ…?」という疑問形になってしまう。

      そうなれば、野村望東尼の付け加えた下の句
      「すみなすものは 心なりけり」も意味合いが変わる。

      「心の持ち方次第でおもしろくもつまらなくもなるものだ」から
      「自分の気持ちや考え方次第で、
       人生はおもしろくもつまらなくもなってしまうのよ」と
       諭すような意味になるという。(※本書以外の資料から引用)

      この小説を読んだ後では後者の意味の方が高杉晋作らしい。

      人より先を行き過ぎて突飛な行動を周りに理解してもらえず、
      葛藤・焦り・病に負けないよう奮い立っては気落ちする。
      そんな不器用な彼の素直な想いだったのかもしれない。

      幕末の風雲児・高杉晋作をさらに好きになった小説だった。
      >> 続きを読む

      2019/01/28 by

      高杉晋作」のレビュー


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