楯

評価：

元夫、郷ひろみ氏との離婚前後の関係を描く。

2人の子供抱え、離婚という選択をした郷/二谷元夫妻。その真の原因と教訓。

二谷氏の作品に接するのは初めてだが、タイトルの決め方といい、非常に文才の有る方だという印象を持った。

離婚という公共の場で詳細を語りたく無いようなテーマを中心に据えているにも関わらず、気づくと、親と子の様々な有り方を考えさせられ、読後には爽快感さえ感じた。

著者自身の生みの親と育ての親。芸能人の子供で有ったこと。
それぞれのエピソードも涙を誘うが、祖母とのやりとりの部分にとくに胸を突かれた。

郷氏の作品を読んでいないため公平では無いが、本書の記載事項が全て本当なら、付き合いたくない男で有ることは間違い無い。

著者は封印したいということだが、ベストセラー「愛される理由」も読みたくなった。 >> 続きを読む

2011/03/12 by ice

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