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横道世之介

3.8 3.8 (レビュー8件)
カテゴリー: 小説、物語
定価: 750 円

大学進学のため長崎から上京した横道世之介18歳。愛すべき押しの弱さと隠された芯の強さで、様々な出会いと笑いを引き寄せる。友の結婚に出産、学園祭のサンバ行進、お嬢様との恋愛、カメラとの出会い...。誰の人生にも温かな光を灯す、青春小説の金字塔。第7回本屋大賞第3位に選ばれた、柴田錬三郎賞受賞作。

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    「横道世之介」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 3.0

      世之介を受け入れられるか否かが、評価のキモか。冗長なきらいはあれど、わりと好感持てました。関連して実際にあった韓国人と日本人カメラマンが亡くなった事故、思い出したわ。続編も映画もあると後から知ったので、また追っかけてみます。

      2019/12/17 by

      横道世之介」のレビュー

    • 評価: 3.0

      ずっとミステリばっかり読んでいたので淡々と視点を変えながら綴られる文体に謎の違和感が。
      愛すべき変わり者の世之介と、その周りに集まるまた変わり者たちの物語。智世の下りや世之介の将来はもうちょっとページ割かれるかと思ったけどあっさり。まあ教訓なんて込めたつもりはないんだろう。

      2018/09/18 by

      横道世之介」のレビュー

    • 評価: 4.0

      進学、上京、一人暮らし、サークル、アルバイト、交友、恋。大学一年生・世之介の東京生活4月〜3月まで1年間を描く全12章。

      バブル期の東京の空気感とともに、世之介は出会いと交友を広げていく。

      まだ自分が何者でもなかった青春時代に出会った人の多くは、一期一会であり、日々連んでいた仲間たちともやがて付き合いが減り、その記憶も劣化して行く。いつもそばにいた親友も恋人もしかり。

      たった1年の世之介の青春な中に、人生の普遍性を凝縮したような深い余韻が残る。いつの日か目の前を通り過ぎて行った人々になる登場人物の未来をインサートする映画のような場面転換が特に素晴らしい。

      もう二度と会わない人々も、今、どこかで、明日を向いて生きている。うわさ通りの青春小説の傑作。
      >> 続きを読む

      2018/09/09 by

      横道世之介」のレビュー

    • 評価: 評価なし

       横道世之介くん、平凡な青年。
      しかし、平凡という言葉をよく考えると漠然としています。
      この物語では横道世之介くんだけでなく、出てくる全ての人の容姿が書かれていません。

       1980年代後半、「市ヶ谷にキャンパスのある」大学に入学した世之介くん。
      九州から上京して、東久留米市にアパートを借りて一人暮らし。
      その大学1年生の4月から翌年3月まで、大学一年間の合間に、現在がはさまれます。

       目立った特徴もない容姿、勉強も出来る訳でなく、出来ない訳でなく、人づきあいもそこそこに、特に人を笑わせたり、リーダーになったりはしない。

       気の利いた言葉も出てこない。適度に真面目で、適度にいい加減。ひねくれた所もなく、すんなりガールフレンドもできるし、車の運転もちゃんと免許がとれる。留年することなく、進学する。

       吉田修一さんの描く大学生たちは、本当に身近な大学生たち。
      時代も1980年代、バブルの頃であり、まだまだ学生はバイトに、サークルに、遊びに熱中していても、どこかしら呑気さが漂います。

       考えてみたら、世之介くんは私と同世代な訳で、読んでいて特に目立った特徴はないにしても、いたなぁ、こういう呑気な男の子・・・と思わせるものがあります。

       世之介くんは、あえて言うなら欲がないのです。
      自分は特別な存在である、という自意識過剰な所がないのです。

       ちょっととんちんかんなバブルの成金お嬢様、祥子ちゃんとつきあう事になりますが、世之介くんはやさしい。やさしいけれど、ただそれだけ、という気もします。

       その後の登場人物たちからすると、世之介くんは、空気のような人だったのだ、ということがわかります。

       別れ別れになって、年月を経て、思い出される世之介くんは、いつも呑気で欲がなく、やさしい、ちょっと田舎者な所がいつまでも抜けなくて、ぎらぎらした所がない。

       夢もないかわりに、絶望もない、世之介くんのいいところはそんな所なのでしょう。
      読んでいて世之介くんに思い入れはしなけれど、かといって嫌悪感もわかないという不思議。

       吉田修一さんの描く世界は、あまり特殊な人は出てこない近所の話みたいなものがあるように思うのですが、そんな「特殊じゃない」を小説にして飽きさせる事のない、語りの上手さを感じます。

       文庫版の表紙の写真がとても好き。
      >> 続きを読む

      2018/06/18 by

      横道世之介」のレビュー

    • 評価: 5.0

      大学生になり田舎から東京へ上京してきた男の話です。

      話の内容は大学の1回生の話を月ごとにおっていく感じでいろんな話が詰め込まれています。

      バイト、恋愛、友人、サークル、学園祭、地元への帰省など普通の大学生の日常を面白おかしく書かれたものです。
      特に大きな出来事やドキドキハラハラするような出来事はありませんでしたが、なんだかずっと読んでいたくなるような小説でした。
      やはり、それが世之介という人物の素晴らしさなのでしょうか


      読んだ後には不思議な満足感があり感想をほかの人と共有したくなっちゃいますね笑

      気が向いたらまた世之介に会いに行きます^^
      >> 続きを読む

      2015/10/27 by

      横道世之介」のレビュー

    • 自分の大学進学のモチベーションは、高校時代のバイト先の大学生の生活に憧れを抱いたからです。

      案外、世のお受験ママの方々にもヒントになるかも。
      >> 続きを読む

      2015/10/28 by ice

    • 僕の場合、大学に入る前からこの本に出会っていれば大学へのモチベーションが上がりもっといい大学に入れていたかも知れません笑 >> 続きを読む

      2015/10/31 by iatt

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      毎日新聞社 (2009/09)

      著者: 吉田修一

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      • 評価: 4.0

        パレードを読んで何とも言えない読後感を味わい、しばらく避けておこうと思っていた吉田修一さん。知人との会話で映画 怒りが話題になり、その流れで横道世之介は面白かったという情報を得てさっそく読んでみました。

        大学1年生の世之介とその周囲の人々の日常、恋愛、ごたついた事件などがコミカルに描かれています。青春小説ということになるのだろうけど、それだけでまとめてしまうことが出来ない作品です。

        世之介はいつも周りに流されて生きている頼りない青年。
        学生時代、自分も世之介とは違う形で周りになんとなく流されていたな、と思い出しました。だけど流れに乗るかたちで経験したことが今になって大事な体験になっていたり、誰かがぽろっと口にした言葉が自分の将来の意思決定に繋がっていたり、考えてみるとゆるゆるの学生時代は意外に重要な転機がたくさんあったように思います。
        主人公の世之介は、ふわふわと生きていながら、周りの人々の人生の重要なパーツになっている。読者も含めて皆が彼のなんだかわからない魅力にじわじわとはまっていく感じです。

        パレードで吉田修一ワールドを諦めなくてよかったです。絶妙な人物描写を楽しめました。
        >> 続きを読む

        2016/10/16 by

        横道世之介」のレビュー

      • 映画の予告編だかを観ただけですが面白そうでした。
        吉田修一さんの作品だったのですね
        わたしも吉田修一さんは「パレード」以降ちょっと避けていましたが、pechacaさんが楽しまれたならいけそうです。積読本が増えているので、それを読んだら挑戦してみたいと思いました。
        >> 続きを読む

        2016/10/16 by jhm

      • jhmさん
        コメントありがとうございます。反応が遅くなり、すみません。
        パレードとは、なんとなく空気感が通づるところがあるかもしれません。でもこちらは最後まで気持ちよく読める作品だと感じました。こちらを読んでからパレード、という順でなくて良かった。
        ぜひ機会があったらお手にとってみてください。
        >> 続きを読む

        2016/11/22 by pechaca


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