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打ちのめされるようなすごい本

4.2 4.2 (レビュー5件)
カテゴリー: 評論、エッセイ、随筆
定価: 820 円

「ああ、私が10人いれば、すべての療法を試してみるのに」。2006年に逝った著者が最期の力をふり絞って執筆した壮絶ながん闘病気を収録する「私の読書日記」(「週刊文春」連載)と、1995年から2005年まで10年間の全書評。ロシア語会議通訳・エッセイスト・作家として活躍した著者の、最初で最後の書評集。

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    「打ちのめされるようなすごい本」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 評価なし

       米原万里さんは、ただの本好きではなく「読書力」が人並みはずれて発達した人で、これは「私の読書日記」という本を中心とした日頃の事が前半、色々な所に書いた書評が後半となっています。

       時代がアメリカが湾岸戦争、イラン・イラク戦争を始めた頃と重なっていて、米原さんの反米感情は並々ならぬものがあります。

       そしてアメリカに追従する日本の政策にも怒りを感じています。
      政治に関する固い本、娯楽とは言えないハードな世界にも興味、関心を持って接しています。

       米原さんはロシア語通訳が本業。それ故、ロシア、ソビエト関連の書籍が多くなっていますが、自分の仕事に誇りを持って、本から知識を得なければ成り立たない、範囲が広い、政治から文化、色々な産業まで知識がなけば(言葉を知らなければ)通用しない世界に対して実に貪欲に読書をしています。

       病気になるとその関連図書を読みあさり、色々な医者や治療法を変え、医者に対して疑問と反論をして医者から嫌われてしまう、という経験もします。

       本に対して、どう向き合うか、米原さんのような「強い読書力」は無理としても、この本を読んで、良かった本に対してどれだけねじりこんでいくか・・・を考えてしまいました。

       本を読む気分、体調ではない時もある。本ばかり読んでいて机上の空論ばかりの地に足がついていない生活になっていないか?

       米原さんの読んだ本を追いかけて読みたいよりも、本(ひいては好きな物)への対峙の姿勢を見せつけられたような気がします。

       米原さんの興味、嗜好はわたしとは同じではない。しかし、読んでみたい、という気持にさせて引き金のような役目を果たすにはこれだけの強引さがないとダメであることを実感します。

       ネットに情報はあふれているけれど、映画や本について他の人が書いたものを読んで(いわば要約)読んだ気分になり自分のものにしたような錯覚には警鐘を鳴らしてもいます。
      >> 続きを読む

      2018/06/18 by

      打ちのめされるようなすごい本」のレビュー

    • 評価: 5.0

      最近マンネリだなーと思ったら開く本。
      私の読書の幅を豊かに拡げてくれた。

      2016/12/14 by

      打ちのめされるようなすごい本」のレビュー

    • タイトルがどストレートで書店で見つけたら思わず手に取ってしまいそうですね。
      最近マンネリ感があるので打ちのめされなきゃ笑 >> 続きを読む

      2016/12/14 by pan

    • > 打ちのめされるようなすごい本

      随分ハードル上げるなぁ(笑)

      2016/12/15 by ice

    • 評価: 4.0

      この本がまさに、打ちのめされるようなすごい本。

      2016/08/05 by

      打ちのめされるようなすごい本」のレビュー

    • 評価: 4.0

      タイトルの通り、書評のレベルが半端ではない。

      本書を読んで発見したことが2点ある。

      その1。
      ぼくなんぞが陳腐な読書感想文を、いとも安易に垂れ流しているのは犯罪に近いのではないかと思えてくる。

      その2。
      どれもこれも本当に打ちのめされるが如き本ばかり。(と思えるてくるのは書評力による。)

      たとえば
       恩田陸著『ドミノ』(角川書店/角川文庫)

       書評は、こんな言葉から始まる。
       「な、な、何なんだ、これは!!」
       書評タイトルもまた「新しいジャンルを切り開くパイオニア」との一級の讃辞が。


       立木鷹志著『接吻の博物誌』(青弓社)
       
       本文から際立つエピソードを拾い上げて、「著者の博覧強記のおかげ」と称えた上に、締めくくりに「西欧人の過剰な接吻志向について」の著者の見解に対し「……という考察には膝を打った。」と結んでいる。
       評者自身もまた、とびきりの博覧強記なればこその智者の達観かな。
      (考察そのものは、本書を読んで下され。)

       書評とは、紹介された本を読む為の案内役だとばかり思っていたが、書評そのものが既に勝れた作品になっているのだ。

      こういう本本本に出会うのは、尋常でない数の読書量に違いないし、きっと本を選ぶ眼もまた尋常ならざる人間に違いない。(故人の霊位に敬意合掌。)
      >> 続きを読む

      2015/03/19 by

      打ちのめされるようなすごい本」のレビュー

    • 結構いろんなジャンルの本を紹介してるのですかね?
      書評タイプの本は難しい本ばかり載っていて、紹介されても読めません〜、となることが多いのですが、本書は面白そうです!
      >> 続きを読む

      2015/03/20 by あさ・くら

    • あさ・くら さん
       書評を加えている本をすべて列挙するのは大変なので、さわりだけですが...
      <1995>『東欧怪談集』
      <1996>『ほらふきヤーコブ』(ドイツ?小説)、『男を虜にする愛の法則』(フランス、自叙伝)、『手話の世界へ』(著者は聾者オリバー・サックス)、『謝謝(シェシェ)!チャイニーズ』(日本)、『独裁者たちへ!!』(ロシア、小説)、……
      こんな感じで多国籍本が満載。無論邦訳。

      日本人がモノした本だけ1,2挙げると、
      『沈みゆく大国』(ロシア研究者袴田茂樹のエッセイ)、
      『ミミズのいる地球』(生態学者中村久子の新書)、
      『犬の現代史』(肩書き不明?今川勲)、
      『受難』(姫野カオルコの小説)、
      『現代・河原乞食考』(山城新伍のエッセー?)

      ああ限りなく紹介したいくらいです。




      >> 続きを読む

      2015/03/20 by junyo

    • 評価: 4.0

      600頁弱を一気に読み切った。書評読んで書かれている本を読んだ気になってしまう残念な自分がいたりもするが、書いてる人の賢さや格好良さに惹かれてしまう。もっと本読まねば。

      2013/06/15 by

      打ちのめされるようなすごい本」のレビュー

    • 書き手によってよくも悪くもなってしまうのが本ってものですよね…

      2013/07/02 by さかな


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