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対岸の彼女

3.6 3.6 (レビュー9件)
カテゴリー: 小説、物語
定価: 570 円
いいね! KEMURINO

    「対岸の彼女」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 3.0

      男同士の友情というのはよくあるテーマだが、女性の友情ものは中々ない。

      葵の学生時代とそこから20年後の葵。
      これらが交互に描かれるのだが、中盤くらいまでこの葵が同一人物とは思えないほどキャラが一致しない。

      この違和感が歯切れの悪い中身の気がするが、小夜子の掃除をして働き始める過程。

      これが最後に伏線となって葵との友情に掛かってくる。

      でも女同士のドロドロした関係の方が見れてしまうのはしょうがないか。
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      2019/08/21 by

      対岸の彼女」のレビュー

    • 評価: 4.0

      私たちはなんのために歳を重ねるんだろう。
      この物語に登場する主人公の女たちは、幼い子供を育てる専業主婦と独身でベンチャー企業の社長である。同い年で同じ大学の出身であることが分かり意気投合する2人であるが、それぞれの境遇の違いから分かり合えない部分ですれ違いが起きてしまう。
      2人ともグループの仲間外れにならないように振る舞う高校時代を送り、いろんな仲間と出会う大学時代を終え、それぞれ希望する進路を歩んで歳を重ねてきただけなのに、その間に身についてしまった考え方や感じ方、そして現在の置かれた状況が、今の自分たちを分かり合うには隔たりがあるものになってしまっていることに気付かされる。
      相手を理解しようとすると同時に、理解しえないと葛藤する2人の心情がよく描かれている。
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      2018/11/11 by

      対岸の彼女」のレビュー

    • 評価: 3.0

      運転中のラジオで薦められた本だけど想像してたのとかなり違ってた。人間関係で悩みようやく作れた信頼関係も崩れる。思春期の葵と現在の葵は一見全く別人だけど根っこでは一緒。葵は今でもナナコのような存在を求めてるのよね。でも求めても求めても自分の手から逃げていく。最後は小夜子が葵を一緒に仕事をする決心をした。「人と出会えば出会うだけ自分は穴だらけになっていく」真剣に人と向き合う人は確かにそうかも。私には難しい本だった。

      2018/05/28 by

      対岸の彼女」のレビュー

    • 評価: 4.0

      女性ならではの感情が丁寧に表現されている。
      コピーには「結婚する女、しない女、子供を持つ女、持たない女」とあるが、そういう線引きではなく群れの中と外を描いた作品ではないか。
      私も群れの外にいることが多いから、「そうか、表現するとこういう感じになるのか」と思ったが、ギリギリ群れの中に属することができている人は気づかないかもしれない感情、、、かも。

      2018/01/29 by

      対岸の彼女」のレビュー

    • 評価: 3.0

      初めて読んだ角田光代さん。
      本屋で裏のあらすじを見て興味をもち購入したもの。異なる立場の女性たちを描いた作品という印象を受け、女同士の対立を想像していたら思っていた感じと全く違っていた。

      冒頭から語られるのは専業主婦の小夜子の生活。しかし読み進めていくとその後小夜子が雇われる女社長の葵の物語が軸となり、過去と現在を行き戻りしつつ女たちの複雑な心の内が描き出される。

      葵とナナコの高校生時代のパートはなかなか面白かった。が、現代の小夜子と葵の物語はあまり共感できる人物がおらず、首をかしげているうちに何となく結末にたどり着いてしまった。

      どうしても小夜子と葵の性格が好きになれなかった。加えてメイン以外の登場人物たちはとことん「こういう嫌な人いますよね」スタンスで書かれているだけで現実味が無い。小夜子の夫や姑は世の中の主婦の愚痴を形にしただけの様な荒削りな人物設定だし、葵の下で働いているスタッフ達の態度の変化についていけない。サイドストーリーにも力を入れて、とは言わないけれど、脇役の設定が何だかぺらぺらな気がした。

      こんなことを書いていますが、先が気になって最後まで一気に読んでしまう作品でした。テーマが合えばきっと好きになる作家さんだと思います。ただ、私が出逢うべき角田作品はこれではなかったのだと思います。他の作品もチャレンジしたいです。
      >> 続きを読む

      2016/07/24 by

      対岸の彼女」のレビュー

    • わたしは一時、角田光代さんをよく読んでいました。
      読みやすく、登場人物の心象に入り込みやすい誘導の上手い作家さんなので、好きな作家さんのひとりです。
      最近ようやく抵抗なく海外作品を楽しめるようになったので海外作品が多いですが、感想を読んでまた読んでみたいと思いました。
      >> 続きを読む

      2016/07/31 by jhm

    • jhmさん
      コメントありがとうございます。
      専業主婦と女社長、どちらも私の知らない世界だったのでメインの登場人物に寄り添えなかったみたいです。でも、本当に読みやすい作家さんですね。近いうちに他のものも読んでみようと思います。 >> 続きを読む

      2016/08/07 by pechaca

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      著者: 角田光代

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      • 評価: 3.0

        第132回直木賞受賞作。一児の主婦で就職先を探していた小夜子と偶然出身大学が同じだった女社長葵のダブルキャスト。小夜子は葵の会社に新事業として立ち上げるお掃除代行のスタッフとして入社する。小夜子は人見知りの娘を保育園に預けながら必死に仕事に打ち込む。一方、葵には高校時代友人関係に悩み、親友ナナコとの駆け落ち?をした過去があった。2人がどのような関係になっていくのかが気になって読み進むことができた。それにしても女性同士の関係は何故こうも陰湿感を感じさせるのだろうか。

        2017/11/24 by

        対岸の彼女」のレビュー


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