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虹の家のアリス

4.0 4.0 (レビュー1件)
カテゴリー: 小説、物語
定価: 600 円
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    「虹の家のアリス」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 4.0


      加納朋子の「螺旋階段のアリス」に続く2作目の「虹の家のアリス」を読了。

      大企業のサラリーマンだった仁木順平は、「転身退職者支援制度」を利用し、念願の探偵事務所を開く。

      閑古鳥の鳴いている事務所に、押しかけ探偵助手として現われたのが、「不思議の国のアリス」から抜け出たような可憐な少女の市村安梨沙。

      彼女はおっとりしたお嬢様ながら、その鋭い洞察力で、仁木のもとに持ち込まれる相談事の解決の糸口を、鮮やかに示すのだった。

      育児サークルの嫌がらせや赤ん坊失踪事件、猫のABC殺人事件、花泥棒などの六つのご近所問題が、不思議の国のアリスの物語とだぶらせて、エレガントに推理されるのだ。

      事件は、アリスのモチーフと重ねられて語られるので、深刻性はオブラートに包まれているが、事件自体は原因となった「犯人」の悪気のなさという人間の心の怖さが描かれている。

      悪気のない犯人に翻弄される被害者は、事件を解決してもらうことで、事件の直接的な被害だけでなく、心のダメージからも解放される。

      日常生活の鬱屈がプラスに転換する解決の鮮やかさが、実に魅力的だ。
      また、幾つもの事件を解決に導いた安梨沙自身が成長する姿も、この作品の読みどころになっていると思いますね。

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      2018/10/07 by

      虹の家のアリス」のレビュー


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