心残り
養生所見廻り同心神代新吾事件覚 (文春文庫)
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評価:
図書館本。シリーズ第三弾。
第四話の「残り火」は、新吾と手妻の浅吉の微妙なつながりを象徴するような話だった。どこからか現われて新吾を手伝う浅吉は新吾の手下ではないので、下手人をかくまったとしても新吾に話す義理はない。そのくせ、新吾も浅吉と同じ事をするだろうと半兵衛に見抜かれている。新吾は浅吉の家がどこなのかすら知らず、浅吉も言おうとしない。二人がまったく自由な意志でつながったり、離れたりするのがいい。二人が落ち合うのは居酒屋「布袋屋」で、亭主の伝六が二人に美味いものを作るようになった。2018/08/16 by Kira
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