こんにちはゲストさん(ログインはこちら) | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト →会員登録(無料)

ソウル・コレクター

4.0 4.0 (レビュー1件)
カテゴリー: 小説、物語
定価: 800 円
いいね!

    「ソウル・コレクター」 の読書レビュー (最新順)

    最新のレビュー順 | 人気のレビュー順
    すべてのレビューとコメントを開く
    • 評価: 4.0

      【やっかいな敵】
       お馴染み、リンカーン・ライム・シリーズです。上巻を読了したのでその範囲でレビューを。
       ライム・シリーズに出てくる犯罪者は、みんなかなり狡猾で抜け目がなく、犯行現場に捜査陣を誤導するような偽の証拠を残したり、あるいは極めて綿密に証拠を消し去ったりしてきましたが、今回の敵はそれとも違う非常にやっかいなタイプです。
       彼の常套手段は、偽の犯人を指し示す証拠を仕掛けて、誤った犯人を逮捕させてしまうというもの。
       その誤りに気付かない限り、捜査陣としては犯人も逮捕されたし、証拠も完璧に揃っているし、一件落着と考えてしまうわけですね。
       非常にやっかいな敵です。

       そんなこと可能なのか?と思いますが、そのために、今回の敵は、偽の犯人に仕立て上げる人物(被害者もそうですが)のありとあらゆるデータを集めまくっています。
       それらのデータを駆使して、例えば犯人に仕立て上げようとしている人物が持っている靴、使っているペン、インクなどなど、事細かに調べ上げ、それらを使って偽の証拠をでっちあげるというわけです。
       そのために利用するのが、「データ・マイニング」というもの。
       これは、様々な顧客データを収集し、それを結合、分析することによって、ビジネスに利用できるようなデータに加工して提供するというサービス(それ自体がビジネス)です。
       膨大なデータを、もの凄いコンピュータシステムにより集積、分析しているわけです。
       そのデータが入手できるならば、誰が、いつ、どんな品物を購入し、どこへ行ったか等々のデータが手に入るというわけです。
       ところが、そんなビジネスをしているところはセキュリティが無茶苦茶厳重です。国家機関以上に厳重。だって、データ自体が財産ですから、容易にハッキングなんてできないようになっています。
       じゃあ、犯人はどうやってそんなデータを入手できたのか?

       こういうシナリオですので、いつものライム・シリーズよりもコンピュータ絡みのシチュエーションが多くなっています。
       また、後に理由が分かりますが、犯人は、何故か人間のことを「シックスティーン」と呼んでいます。どうして?

       ライム。シリーズは非常に読みやすいと感じます。
       それは、訳が上手いのか、原作が次々と読ませるように上手に書かれているからなのか。
       いずれにしても、翻訳物ではあっても、さくさく読めるという印象を持っています。
       ですから、本作もどんどんページが進んでいきます。

       ライムは、例によって犯人の企みを暴き出すことには成功するのですが、じゃあ、当の犯人が誰かという点については今のところはかばかしい進展はないようです。
       これまでに得られた情報から、どうやって犯人を絞り込んで行くのか?
       本作も相当に面白いと評価できます。
       続きは下巻読了後のレビューで。
      >> 続きを読む

      2020/03/20 by

      ソウル・コレクター」のレビュー


    最近この本を本棚に追加した会員

    この本に関連したオススメの本

    取得中です。しばらくお待ちください。

    ソウルコレクター
    そうるこれくたー

    ソウル・コレクター | 読書ログ

    会員登録(無料)

    今月の課題図書
    読書ログってこんなサービス
    映画ログはこちら
    読書ログさんの本棚

    レビューのある本

    最近チェックした本