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隻眼の少女

3.9 3.9 (レビュー6件)
カテゴリー: 小説、物語
定価: 740 円
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    「隻眼の少女」 の読書レビュー (最新順)

    最新のレビュー順 | 人気のレビュー順
    すべてのレビューとコメントを開く
    • 評価: 4.0

      栖苅村を訪れた静馬は、首を刈られ殺された犯人と間違われる。
      そこへ左目が義眼の少女みかげと出会い、静馬への疑いを晴らす。
      一人前の探偵となるため、みかげは事件解決に尽力する。

      随分とオーソドックスな探偵ものに見た目は写る。
      しかし作者は麻耶さんなので油断は禁物。
      この事件の解決にある先、再び18年後に同じ惨劇の幕が上がるという二段構成。

      なぜ同じ事件が起こるのかや、真犯人の強烈な自我による動機。
      そしてアリバイや、なぜ一族の人間が殺されていったかの理由付けも論理的に組み立てられている。

      多分麻耶さんとしては異色な方面になるのだろうが、謎解きとしてはオーソドックスな推理が非常に楽しめた。
      >> 続きを読む

      2019/07/09 by

      隻眼の少女」のレビュー

    • 評価: 5.0

      本格ミステリ大賞を受賞した麻耶の代表作である。
      女性は必ず名前に「菜」がついている琴折家をめぐる殺人事件。
      とにかくロジックの密度が尋常でない。
      にもかかわらず、麻耶の初期作品と比べると明らかに物語としてわかりやすくリーダビリティが高い。
      麻耶の作品を初めて読むという人には、この作品をお勧めする。
      知る人ぞ知る作家だった麻耶が本書と映像化された「貴族探偵」で人気を博したことはファンとして喜ばしい。

      2019/01/05 by

      隻眼の少女」のレビュー

    • 評価: 3.0

       注 あらすじはありませんが、よく読むとネタばれになります。気をつけてください。

       今週の月曜日、つまるところ一昨日、碌でもない仕事を終えた私はまさに帰り仕度の途中、ちらりと目に入ったテレビのリモコン、思わずポチっと入れてみる。するとBSプレミアム、はじまったのはセーラームーン(無印)。帰り仕度の手をとめて、食い入るように画面をみる。幸い他には誰もいない。片手で小さくガッツポーズ。久しぶりにみるセーラームーン、やっぱりおもしろいなあ~。

       いや~、なんかすみません。たしかぼくが高校生のときに最初のアニメがはじまって、サッカーの遠征とか以外の日はみてました。スーパーくらいまでは大体みたけど、スーパーズからみてないですね。アールがおもしろかったです。キャラクターでは水野亜美ですね。いや、それは過去のこと。いまは火野レイですよ、だって家が神社ですもの。愛は屋上の鳥に及ぶ。

       よしゃよしゃ、そろそろ本の紹介いきますか。今日は『隻眼の少女』。表紙の女の子が巫女っぽいから買っちゃいました、騙された(トリックにも)。でも麻耶さんのミステリーはおもしろいですよ。彼は京大サークルの一人で、法月さんや綾辻さんと同じ推理研出身。「メルカトル鮎」シリーズがものすごくオススメ。『メルカトルかく語りき』という短編集がすこぶるよかった。

       この『隻眼の少女』はすこしアニメっぽい感じで、「美少女探偵御陵みかげ」なんか完ぺきにアニメのキャラクターですね。がしかし、残念ながらぼく好みではないです。それでもレヴューするには訳があって、ノックスの十戒をうまく逆手に取っているんですね。ノックスの十戒を知らない人はググってください。
       あ、ぼくが苦手な御陵みかげは二代目で、三代目はわりと好きですよ。えっ、意味が分からないって、じつはいまの言葉が事件の核心なのよ。

      追記
       セーラームーンはEDに名曲が多いですね。「乙女のポリシー」と「タキシード・ミラージュ」が好きでした。
      >> 続きを読む

      2015/06/24 by

      隻眼の少女」のレビュー

    • 澄さ~ん
      >因みに今ちょっと色々あってプラス体調もすこぶる良くなくて中々趣味や色々な事がができていないのがちと悔しいです(´Д⊂グスン

       大丈夫っすか? くそっ、こんなときにあやねるがいれば……、あやねるがいれば……。まあ、暑いくせに雨も降るし、体調を崩しやすい気候ではあります。心の調子がわるいのかもしれないけど、それは時間という薬しか処方箋はないからね (/_<) ナケルネェ

      >来期は今期より観るのは少なめなので少数精鋭で良いかもです。

       春と秋は豊作が多いから時に困りますね。それと、厄介なアニメ疲れもあるからお気を付けて!!(アニメを見続けるのも楽ではないね 笑)。
      >> 続きを読む

      2015/06/25 by 素頓狂

    • ご心配、お気遣いありがとうございます!
      そうですね・・あやねる成分が枯渇していますからね笑)
      そうですね。今はできる事だけを忠実にこなしています。

      そうですよね。確かにアニメ見続けると疲れますね。あれってアニメ疲れなんですね!またひとつ賢くなりました!!
      はい!ありがとうございます!因みに今「Fate」の最終話の1個前を観てます。
      随分と観ていないものが増えたのでゆっくり観ながら息抜きしていきます(^O^)/
      >> 続きを読む

      2015/06/25 by 澄美空

    • 評価: 3.0

      ミステリー大賞と日本推理作家協会賞を受賞

      最後まで乗り切れず休みながら考えるので、一気読みすることにしているミステリにしては時間がかかった。

      辺境の小さな町で、奇妙な伝承にしたがって暮らしている一族と人々がいる。というだけにプロットは、当然現代から、タイムスリップしたような展開になる。
      土俗的というか、ミステリサークルで隔絶されたような環境が舞台。
      第一の殺人現場で出会うのは、水干姿をした隻眼の美少女探偵と自殺志願の青年。

      ストーリーはその土地に古くからある伝承が元になっている。
      災難を避けるという言い伝えを守って信じて、人神を決めそれを御社において仕え崇めている
      そういうしきたりの中で代々一族がその町の産業経済を率いている。
      その一族の中で連続殺人が起きる。探偵を依頼された少女(御陵すがる)が青年(種田数馬)を助手にして犯人探しをする。

      話はパズルの迷路を歩くように複雑で、事件の動機も鮮明でない。関わりがある人たちを調べても決め手がない。

      ただ次々に陰惨な事件がおこり、少女の探偵は手ががりを探して歩く。
      やがて探偵の謎解きで推理通りに犯人は逮捕されたが。

      こういう伝承や古文書の関わる話はそれを信じている作中の人物たちは題材としていてもいいし、そいう環境設定も面白い。
      だが読者は、伝統を受け継いでいるという一族の、似た名前の羅列や関係に迷わされる。そこに、伏線らしい話があり、いかにも人でも殺しそうな状況があり、事件は絡み合って思考は各駅停車のようにしか進まない。
      やっと第一部の犯人は想像できた。動機もそれらしく感じた。
      だがそうは問屋がおろさなくてまだ終わらない、
      そして次は18年後。またしても過去の関係者がこの町に集まり同じような殺人が起きる。

      一部で起きた事件の、”真犯人”はまだ捕まっていないらしい。
      ここからが作品の流れは余り関係のなさそうな人物まで混じって話は混迷し、ついていくのに苦労する。

      今度は、かっての隻眼の美少女探偵の娘が探偵業をついで、母の遣り残した仕事を仕上げるために、真犯人を追うのだが。

      探偵と犯人の知恵比べということなら、作者が並べた証拠はもちろん決め手になる。パズルを解くように、少女は捜して、それを決め手に犯罪の謎を解き明かすのだが、イマイチその決め手といわれるものに、裏があるように思え、読者は苦労して確実な証拠にやっと思い当たる。

      ミステリは謎解きの段階で、最後にはひとつに収斂しなくてはならない。その点、ピースがカチッと嵌った快感がない。

      18年後という、二部はなぜあるのだろう
      かつての少女探偵「御陵みかげ」の娘が今回の探偵という話になるので、また同じケースの事件が起きたのか、母親の解決が間違いであったのかと初めて読者は知る。
      もう「なーーんだ」という心境。
      だがプロは「な~~んだとはナンダ」というだろうか。

      プロットのパズルを解くのに疲れた、組み立てる方は並々の才能ではないだろう、稀に見る珍しいミステリで、これが本格というのかもしれない。
      しかし、こういう最後はあってもいいのだろうか。少々不愉快で、終章は、それを慰めるつもりだったのなら、この部分だけやけに現実感があるだけに、作為を感じる。

      理系の頭脳で、こまごましたプロットを組み立てて複雑な筋道をつけるのが好きな人はいい、一気に読めもして面白いだろう。

      文章には少し詩的な叙情を求め、人生で切羽詰って起こしたというような生活観のある事件の動機や、社会的な原因の犯罪が動機ならいいというような読み方では、これにはどうも馴染めなかった。
      >> 続きを読む

      2015/01/15 by

      隻眼の少女」のレビュー

    • 紅蓮美空さん

      人里はなれた部落で、伝承に縛られていたり、不思議なお祭りがあったりという、古い歴史が見えるような話は、都会生活から離れたところに怖さがありますが、そんなところがミステリの舞台として面白いですね。

      でもその入り組んだ生活の様子などが少し読みにくかったです。分かり始めると面白いのですが、進まなくて(^∇^;)

      >> 続きを読む

      2015/01/24 by 空耳よ

    • 空耳よさん。

      そうですか~。
      ミステリは好きなので機会があれば読んでみます♪

      たまに読み難いのもそれはそれで良いんですよね♪
      >> 続きを読む

      2015/01/24 by 澄美空

    • 評価: 3.0

      良い意味でも悪い意味でも、推理しながら読んでたことを悔いるようなラストでした。
      これをアリにしてしまうのならば何でもアリになってしまう…(笑)というのが読み終えてすぐに思った正直な感想です。
      全員を疑ってかかる姿勢やミスリードの嵐はとても面白かったです。
      しかし、ここまで練り込まれた内容の割に動機がありきたりというか。そのミスマッチ具合がまた不気味なのかもしれませんが、私は尻つぼみだなあと感じてしまいました。

      2014/09/08 by

      隻眼の少女」のレビュー

    • ▼CocaColaさん
      オチにいくまでの内容はとても面白くて読むペースが止まりませんでした!
      機会があればぜひ。
      >> 続きを読む

      2014/09/09 by K8cay

    • ▼nekkokoさん
      1~2日で読み終えた記憶があります。
      日や年をまたいでもどんどん事件が起きるので読む手は止まりませんでした! >> 続きを読む

      2014/09/09 by K8cay

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