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もっと厭な物語

5.0 5.0 (レビュー1件)
カテゴリー: 叢書、全集、選集
定価: 683 円
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    「もっと厭な物語」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 5.0

      『夢十夜』 より『第三夜』
      『私の仕事の邪魔をする隣人たちに関する報告書』
      『乳母車』
      『黄色い壁紙』
      『深夜急行』
      『ロバート』
      『皮を剥ぐ』
      『恐怖の探究』
      『赤い蝋燭と人魚』
      『著者謹呈』の10篇収録

      前作が好評だったらしく今度は日本人作家も登場。
      夏目漱石の『夢十夜』 より『第三夜』
      これも嫌な話ですが、個人的には『第七話』のラストの“とりかえしのつかない”ラストも
      良い味を出していると思います。 教科書等で有名な『第六話』も好きです。

      個人的に印象に残ったシャーロット・パーキンズ・ギルマン『黄色い壁紙』
      解説を読んでみると著者の経験を知ると、登場人物の精神状態の描写の迫力もむべなるかな。

      有名な『ロバート』
      スタンリイ・エリン『特別料理』『九時から五時までの男』『最後の一瓶』『鏡よ、鏡』『闇に踊れ!』とか
      必死に集めていた頃を思い出します。
      本当に、話としては、「ああ、なるほど」という感じなのですが
      そこから、もう一個、山場があるのがポイントが高いです。

      『皮を剥ぐ』『恐怖の探究』
      なんか、作品集のスタンスがちょっと変わってきたような気もする作品二つ。
      グロテスクな描写があるので、読まれる方はご注意を。

      それにしても、夏目漱石とスタンリイ・エリンとクライヴ・バーカーが入った
      アンソロジー・・・ってすごいですね(笑)。

      そして、救いのないラストがトラウマになる方も多い
      『赤い蝋燭と人魚』!!
      絵本にもなっているのですが、有名ないわさきちひろ(画)の絵本も酒井駒子(画)の絵本も
      半端なく、怖いです(笑)

      酒井駒子さんって『よるくま』描いた人なのに・・・
      こういう絵柄も描けるんだと。
      そういった意味でも、驚かされる作品です。

      今回も末尾に相応しい『著者謹呈』
      このラストには思わず、口笛を吹いてしまいました。

      今回も読みごたえのある作品集でした。
      ちょっと『皮を剥ぐ』『恐怖の探究』の系統が増えるのは正直、苦手なので
      (次回があれば)もっと、心理的にくる作品を期待します。

      太宰治 『トカトントン』とか村上春樹『沈黙』とか。
      >> 続きを読む

      2014/02/19 by

      もっと厭な物語」のレビュー

    • 『赤い蝋燭と人魚』は小川未明のオリジナルを収録ですか?
      厭な話というよりはとても悲しい話だと思います。
      絵本は子どもの頃に読みましたが、あのせいでいわさきちひろに
      暗いイメージを持ってしまった気がします。
      けれど人間性、特にそのマイナス面を考えるきっかけになった作品かもしれません。
      >> 続きを読む

      2014/02/20 by 月うさぎ

    • 皆さん コメントありがとうございました。
      makotoさん
      >なんかドキドキして冷汗が・・・ 
      ラストはここに辿りつくかと。文字通り、イヤーな読後感がたまりません。

      chaoさん
      >インパクト大きかった話です!!
      ですよね!!結構、色んな事柄について語ってありながら
      あの終わり方なので、結構、きますよね。

      ただひこさん
      自分は小川未明=童話作家
      タイトルも『赤い蝋燭と人魚』って、綺麗なお話かな?と思って読んで
      ぶっ飛ばされた記憶があります。

      月うさぎさん
      >小川未明のオリジナルを収録ですか?

      オリジナルを収録されています。
      >厭な話というよりはとても悲しい話だと思います。

      そうですね。人魚の純粋さに余計に悲しみを感じます
      その分、人間の欲望が対比されるように配置されていて
      人間の愚かさが因果応報を受ける様がなんとも言えずやりきれません。
      どちらの絵本もあの終わり方をしっかり描いており
      そして、美しい赤い蝋燭はそのもの変わっていないのに
      意味合いが前半と後半で全く変わっているところに
      人間の愚かさや業が感じられて。
      最後の一行でトドメを刺されたように感じました。

      >> 続きを読む

      2014/02/20 by きみやす


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